医療分野に進出するクラウドコンピューティング

株式会社グローバル インフォメーションは、GBI Researchが発行した報告書「Healthcare IT Market to 2017 - Electronic Medical Records and Radiology Information Systems to Drive Future Growth (医療IT市場：EMRとRISが将来成長を牽引)」の販売を開始しました。

当報告書によれば、病院情報システム（HIS）の人気が高まり、医療IT市場において今後の収益を創出する見通しです。

クラウドコンピューティングは、医療ITにおける次なる大きな潮流です。医療 IT 認定委員会（Certification Commission for Healthcare IT：CCHIT）によれば、現在クラウドでEMR（電子医療記録）のフォームを提供しているベンダーの数は数百に上り、EMRベンダーは、病院のソフトウェアや技術インフラを管理しています。

しかし、主要なベンダーは先進国ではなく、インドや中国といった新興市場へ焦点を当てています。世界的な景気後退によって、先進国の医療資金は減少し、米国や欧州の政府財政は大きな打撃を受けました。さらに、医療産業における危険回避と経費削減策によって、景気後退後、医療IT産業の成長はかなり制限を受けています。

こうした理由から、アジア太平洋地域の韓国、台湾といった新興市場は、当産業において英国や米国などの先進国よりも魅力的な市場となっています。

クラウドコンピューティングには、コスト削減、アプリケーションの利用のしやすさ、データのオフサイト管理といった利点があり、データ管理の効率と安全性を高めています。

世界的に医師や医療機関に利用されている従来型のコンピューティングネットワークよりも安く、安全なネットワークとして、クラウドは現在評価されています。

医療ITの普及がさらに進み、データ保存等の費用が増大するにつれて、より多くの病院がクラウドコンピューティングを採用し、医療IT市場の成長が促進されると予想されます。

世界の医療IT市場は年平均9.3%（CAGR）で成長し、2017年には205億ドルに達する見通しです。

当報告書は医療IT市場について調査し、市場動向や競合情勢、さらに主要12ヶ国における予測などを提供しています。

市場調査レポート: 医療IT市場：EMRとRISが将来成長を牽引
Healthcare IT Market to 2017 - Electronic Medical Records and Radiology Information Systems to Drive Future Growth
http://www.gii.co.jp/report/gbi248230-healthcare-it-market-electronic-medical-records.html
出版日: 2012年03
発行: GBI Research

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