日本オラクルとF5ネットワークスジャパン、無停止型システムの構築に向けて協業

日本オラクル株式会社(以下 日本オラクル、代表取締役社長:新宅 正明)と、アプリケーショントラフィック管理製品のリーディングプロバイダであるF5ネットワークスジャパン株式会社(以下 F5ジャパン、代表取締役:ティム グッドウィン)は、本日、米国本社間での提携に基づき、可用性を最大限まで追求した、オラクルの無停止型システムのアーキテクチャ「Maximum Availability Architecture(MAA)」(以下、「MAA」)を協力して提供することを発表します。

 「MAA」は、「Oracle9i Real Application Clusters」「Oracle Data Guard」および「Oracle9i Application Server」を中心に構成した、可用性を最大限まで追求する無停止型システムの導入モデルです。F5は、米国では「Oracle PartnerNetwork」に参加し、オラクル・コーポレーションのパートナー企業として「MAA」を構築するソリューションを提供しています。BIG-IP®や3-DNS®などのF5が提供する高パフォーマンス製品は、オラクル・コーポレーションの「MAA」の開発研究所にて、すでに検証・導入が行われています。

日本では、F5ジャパンは日本オラクルの「On Oracle」パートナーシッププログラムに参加しており、両社は協力して高い信頼性と拡張性を実現する、企業向けアプリケーションおよびWebサービスを提供していきます。「MAA」の開発および提供において、F5ジャパンは日本オラクルに対し、F5のBIG-IP®や3-DNS®、iControl™などの有力なソリューションおよび、アプリケーショントラフィック管理の技術を提供します。日本オラクルは、高いパフォーマンス・可用性・拡張性を実現する「Oracle9i Database」および「Oracle9i Application Server」を提供します。

日本オラクルのマーケティング本部 9iビジネス推進グループ 担当シニアマネジャーの西脇資哲は次のように話しています。「日本オラクルでは、『Oracle9i Application Server (Oracle9iAS)』とBIG-IP®との連携によって、高いパフォーマンス・可用性・拡張性を同時に実現する、アプリケーションの稼働環境をすでに提供しています。今回のF5ネットワークスとの協業による、『Maximum Availability Architecture (MAA)』の提供により、データベース層においても、高いパフォーマンス・可用性・拡張性を実現するだけでなく、機能停止からの早急なリカバリーも可能にします。日本オラクルでは今後、オラクル技術者向けコミュニティサイト『Oracle Technology Network Japan』(http://otn.oracle.co.jp)から『MAA』 に関する情報を提供し、将来的には、『MAA』の日本市場での展開ならびに、F5ジャパンとのアライアンスの強化を行う予定です。」

F5ジャパンは本日、東京国際展示場にて開催される「Internet World Asia 2002」にて「F5 ウェブ ソリューション パビリオン」を主催し、セッション「Oracle9iASのパフォーマンスと拡張性を最大限に」において、今回の両社の協業を紹介する予定です。

本日基調講演も行うF5ネットワークスジャパン株式会社の代表取締役であるティム グッドウインは次のように話しています。「米国本社間では数年に亘り共同で検証や試験を行っており両社の関係は非常に強く、お互いによいパートナーとして位置付けています。日本でも特に『Oracle9i』との連携、統合性の高さを啓蒙してきました。すでに『Oracle9i』とBIG-IP®を導入されたお客様は、両製品のスムーズな連携に満足され、可用性の高いサイトを運用されています。F5のiControl™というアプリケーションからネットワーク(F5製品)へのコミュニケーションを可能にさせる技術を利用し、『Oracle9i』とF5の製品を組合せて利用していただくことで高可用性、柔軟性、セキュリティを提供し、さらにディザスタ・リカバリ対策も万全にしていただけます。今回オラクルの『MAA』に参画できたことは、F5ジャパンにとっても非常に意味のあることです。今後加速するウェブサービスで懸念されるセキュリティ等の問題を解決し、パフォーマンスを加速し、24時間365日止まらないサービスに不可欠な統合ソリューションを提供します。今回の『Internet World Asia 2002』はウェブサービスを始め様々な技術やソリューションが紹介されると聞いています。そこで日本オラクルと一緒に『MAA』という新しい取り組みを発表・紹介できることは大変光栄です。日本でも協力体制を強化していきたいと思っています。」

Maximum Availability Architectureについて
オラクルのMaximum Availability Architecture (MAA)は、高可用性を実現するオラクルの製品群で構成された完全なソリューションで、定評のあるオラクルのテクノロジーと、システムの可用性を最大化するベストプラクティスとを統合したものです。「MAA」に関する詳細およびブループリント(青写真)のダウンロードについては下記URLをご覧ください。
http://otn.oracle.com/deploy/availability/htdocs/maa.htm

Oracle9i Real Application Clustersについて
世界で圧倒的なシェアを誇るオラクルのデータベース管理ソフトの前バージョン「Oracle8i」から採用された「キャッシュフュージョン」アーキテクチャに基づく新しいデータベース・クラスタリング機能です。従来のデータベース・クラスタリング機能では、ノード数の増加に従ってノードあたりの性能に劣化が生じていましたが、この新機能によりノード数の増加に対して正比例した性能を確保することができます。「Oracle9i Real Application Clusters」によるノードの追加は単にシステム全体の性能向上をもたらすだけではなく、単一もしくは複数のノードの障害が発生しても、残りのノードで運用が継続できることで信頼性の向上をもたらします。

Oracle Data Guardについて
円滑なスイッチオーバー、スイッチバック機能により可用性が向上する「Oracle9i Data Guard」を組み込むことによって、事故や災害など計画外停止時における致命的な障害からの保護能力を強化しています。

Oracle9i Application Serverについて
インターネットシステムの中間層に必要とされる様々な機能を統合し、1つの製品として提供を行うソフトウェアです。「Oracle9i Application Server」は、J2EE完全準拠で軽量・高速な環境を提供する他、企業ポータル構築、高速システムを実現するキャッシュ・テクノロジー、ビジネス・インテリジェンス、アプリケーション統合、Webサービスなどが統合されています。「Oracle9i Application Server」の提供する軽量なJ2EEコンテナとキャッシング・テクノロジーによって、企業はインフラにかかる費用削減を可能にします。

Oracle PartnerNetworkについて
「Oracle PartnerNetwork」は、オラクルのソフトウェアを基盤とした企業向けのソフトウェア・ソリューションを開発する、グローバルなビジネスネットワークです。すでに参加している、世界12,000以上のパートナー企業に対して、オラクルの製品、教育、技術サービス、マーケティング、販売サポート等を提供しています。オラクルのパートナー企業は、世界最大の企業向けソフトウェア会社であるオラクルが支える、最先端のソリューションを顧客に提供することができます。

On Oracleについて
「On Oracle」は、日本オラクルが提供するソリューションの登録システムです。オラクル製品を基盤として開発されたソフトウェアやソリューションおよび、オラクル製品を基盤として開発・運用するためのツールを紹介しています。

F5ネットワークス ジャパン株式会社

代表取締役ティム グッドウィン
設立2000年1月
所在地東京都渋谷区東3-9-19 ポーラ恵比寿ビル4F
資本金1,000万円
事業内容F5 Networks, Inc.は、アプリケーショントラフィック管理の業界リーダで、企業やサービスプロバイダのミッションクリティカルなアプリケーションやWebサービスを最適化し、予測不可能な環境下においても安定したアプリケーションの配信を実現します。F5独自のオープンなiControl? APIにより、サードパーティアプリケーションやネットワークデバイスは、ネットワークトラフィックを方向付ける重要な役割を担い、お客様は正確な業務要件に基づいてトラフィックを振り分けられ、ネットワークを認識したアプリケーション配信が可能になります。F5のソリューションは、アベイラビリティ、セキュリティ、ミッションクリティカルなサーバとアプリケーションのスピード、さらにはエンタープライズアプリケーション、Webサービス、モバイルIPアプリケーション、Webパブリッシング、コンテンツ配信、eコマース、キャッシング、ファイアウォールを対象とし、それらを最適化します。また、F5のソリューションは広範囲に渡って導入でき、大企業、トップサービスを誇るプロバイダ、金融機関、政府機関、ヘルスケア、ポータルサイトなど規模や業種を問いません。F5は本社を米国ワシントン州シアトルに置き、北米、ヨーロッパ、日本、アジアパシフィックにオフィスを展開しています。
URLhttp://www.f5networks.co.jp/

日本オラクル株式会社

代表取締役社長新宅正明
設立1985年10月15日
所在地東京都千代田区紀尾井町4−1 ニューオータニガーデンコート
資本金221億3,100万円
事業内容国内を拠点としたEビジネス構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。
URLhttp://www.oracle.co.jp/

当リリースに関するお問い合わせ先:
F5ネットワークスジャパン株式会社
マーケティング 倉持
Tel: 03-5766-5517
e-mail: info@f5networks.co.jp

日本オラクル株式会社
マーケティング本部 コーポレート・コミュニケーションズグループ
広報担当:栃尾
TEL:03-5213-6927 E-mail:Miki.Tochio@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press

※Oracleは、Oracle Corporation及び関連会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。

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