日本HPとインテル、日本オラクルが「Itanium(TM)アーキテクチャ」の普及に向け3社が協力しISV/SIを支援するジョイント・プログラムを展開することで合意

日本ヒューレット・パッカード株式会社(本社:東京都杉並区高井戸東3丁目29番21号、社長:寺澤正雄)とインテル株式会社(東京本社:東京都千代田区丸の内 3-1-1、代表取締役社長 ジョン・アントン)、日本オラクル株式会社(本社:千代田区紀尾井町4-1、代表取締役社長:新宅正明)の3社は、「インテル(R) Itanium(TM)プロセッサ・ファミリ」と「hp-ux11i」、「Oracle9i」で構成されるプラットフォームをこれからの標準にすべく、3社が協力しISV/SIを支援するジョイント・プログラムを開始します。最初に、日本HPがすでに開設している支援施設であるPTAC(注)の活動を拡大し、ジョイント・テクノロジセンターを開設し本日より活動を開始します。ジョイント・テクノロジセンターでは、システム開発者やアプリケーション開発者に最適化に必要な技術情報の提供などの技術支援を行ないます。加えて9月には、インテルの「インテル(R) ソリューション・サービス」(注)による支援活動へと展開し、さらに日本HPと日本オラクルがすでに共同で設置している「MCCC(Mission Critical Certified Center)」の活動を拡張し、同様に支援活動を年内に開始する予定です。
 日本HPのPTACにおける支援活動は本日2001年6月21日から開始します。

次世代プラットフォームをめざす3社によるジョイント・プログラム

 「インテル(R) Itanium(TM)プロセッサ・ファミリ」と「hp-ux11i」、「Oracle9i」で構成されるプラットフォームは、これからのオープンシステムの標準プラットフォームとして要求される、将来にわたる更なる高い性能とスケーラビリティを満たしています。3社はこのプラットフォームを早期に普及させるために、技術情報の提供や既存アプリケーションなどの移行における技術支援を共同で行なう、ISV/SI向けのジョイント・プログラムを開始します。
これによりこのプラットフォームの普及を加速し、より優れたコンピューティング環境を早期にお客様に提供することを目的としています。
 最初に2000年6月に日本HPに設立された支援施設であるPTACの活動を拡大し、ジョイント・テクノロジセンターを開設します。ジョイント・テクノロジセンターには、2001年7月に日本HPが発表を予定している「Itanium(TM)プロセッサ」と「hp-ux11i」を搭載するサーバを設置し、日本オラクルから評価版の「Oracle8i」とその技術サポートの提供を受け、動作検証などに必要な環境を整えます。さらに日本HPが蓄積している「hp-ux11i」のプログラミングのノウハウと、インテルの「Itanium(TM)プロセッサ」への最適化のノウハウをISV/SIパートナに提供すると同時に、この環境のノウハウを持ったエンジニアを育成し、各社に展開します。

インテルは「インテル(R) ソリューション・サービス」に順次このノウハウを持ったエンジニアを育成し、同様に日本オラクルから評価版の「Oracle8i」とその技術サポートの提供を受け、今年の9月までにこの環境の検証を可能にし、日本HPと技術情報提供などの支援活動を協調して行ないます。
 日本オラクルは日本HPとインテルに提供した「Oracle8i」の評価版の技術サポートを行ない、さらに「Oracle9i」の評価版が利用可能になり次第「Oracle9i」へのアップデートも提供します。また、日本HPと共同で行なっている超ミッションクリティカルなシステムの検証を行なう「MCCC(Mission Critical Certified Center)」(注)の活動を拡大し、このプラットフォームにおける検証活動も年内に開始する予定です。

提供するプログラム

・技術情報提供プログラム CPUやOS、データベースのそれぞれの技術情報を独立して提供するのではなく、体系付けることで効果的な技術情報を提供します。

・動作検証環境の提供プログラム 最初に日本HP内のPTACにすでに設置されている2台の「Itanium(TM)プロセッサ」搭載システムに動作検証環境を構築します。次に「インテル(R) ソリューション・サービス」に展開します。

・最適化支援プログラム 蓄積されたノウハウを元にCPU、OS、データベースの各レベルでの最適化に必要な情報提供を行ないます。

(注)
「PTAC(Partner Technology Access Center)」:
HPが全世界で同時に展開する「Itanium(TM)プロセッサ」対応のアプリケーションを普及させるための技術センタです。全世界で5ヶ所設置され、日本には2000年7月に設置されました。日本HPのパートナに対して「Itanium(TM)プロセッサ」の技術情報の提供や、「Itanium(TM)プロセッサ」搭載システムを設置し実際の最適化などの作業を行うための設備を提供しています。すでに日本でも情報提供を行なうセミナ「Designing the Future」をすでに開催しています。

「インテル(R) ソリューション・サービス」:
2000年9月に設立された「インテル(R) ソリューション・サービス」は、インテル・アーキテクチャ上で稼動するシステム全体やアプリケーション単体の移植、性能解析、最適化、トレーニングを行なうプログラムを実施しています。「Itanium(TM)プロセッサ」に対応した検証センタを運営し、顧客サイトでの技術支援コンサルタントを行います。

「MCCC(Mission Critical Certified Center)」:
2001年2月14日に「hp 9000エンタープライズ・サーバ」と「ORACLE
RDBMS」を組み合わせた24時間365日稼動するシステム環境を実現するための検証施設「Mission Critical Certified Center (MCCC)」を日本HPと日本オラクル共同で開設いたしました。両社のエンジニアが日本HP市ヶ谷事業所で専用の機材を使用し検証テストを共同で実施しております。
MCCCは、真の24時間365日稼動 環境を構築するため必要な高可用性のための基盤を事前検証し、hp-ORACLEテスト・検証済み構成としてお客様が安心して導入可能なシステム構成・ノウハウを広くお客様にご提供いたします。また、「Oracle9i Real Application Clusters」(アプリケーションを変更せずに高可用性とスケーラビリティを実現するOracle9iの新機能)で使用される機器の検証を実施し、その結果をひろく世界に向けてテスト済み機器としての情報発信を行います。

文中記載の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。

報道関係者からのお問い合わせ先

日本ヒューレット・パッカード株式会社
広報室 齋藤 達哉

インテル株式会社
広報室 青木 哲一

日本オラクル株式会社
広報部 玉川 岳郎

お客様からのお問い合わせ先
日本ヒューレット・パッカード株式会社
カストマ・インフォメーションセンタ
電話:0120-081565
Itanium(TM)プロセッサ・ファミリのホームページ
http://www.jpn.hp.com/biz/products/technology/epic/01.html

インテル株式会社
http://www.intel.co.jp/

日本オラクル株式会社
http://www.oracle.co.jp/

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