創業75年の老舗が、 サステナブルベーカリー「日々ケルン」を初出店  不選別野菜や六甲山の間伐材を有効活用、循環型経営の拠点に

~フードロスに配慮したパンづくり、産学連携で社会課題解決の地域ハブに~

2021-08-17 15:00

パンで社会課題を解決する創業75年の老舗ベーカリー、株式会社ケルン(兵庫県神戸市、代表取締役:壷井 豪)は、当社として初のサステナブルベーカリー「日々ケルン」を、2021年9月4日(土)にJR摂津本山駅前(神戸市東灘区)にグランドオープンします。これにともない、2021年9月1日(水)~3日(金)に、マスコミ関係者に向けたプレオープンイベントを開催します。

経緯と想い お客様と一緒に、循環型社会の実現を目指す

社会全般でSDGsへの関心が高まるなか、ベーカリー業界においても長時間労働や廃棄ロスなど様々な課題解決が求められています。当社は1946年の創業以来、神戸市の地域社会と密接に繋がりながら地道な業務改善を積み重ね、パンに携わる人々が幸せになれる持続可能性の高いベーカリーを目指してきました。今後はお客様と共になって循環型社会の実現を目指すことを経営方針としています。そこでこのたび、お客様がベーカリーでお買い物を楽しむことで世の中に好循環を生み出すサステナブルベーカリー「日々ケルン」をオープンいたします。

「日々ケルン」メインイメージ

特長(1) 近隣県産小麦を使用し、入荷する野菜にあわせてレシピをアレンジ

「日々ケルン」では、フードマイレージの観点から兵庫県産や滋賀県産の小麦を使用します。さらに農家「アクアヴェルデ」(南あわじ市)が栽培した高糖度トマト「プチぷよ」や、「八百屋のタケシタ」(神戸市、詳細はリリース下部参照)の不選別野菜(※)を使うなど、味と見た目はもちろん、トレーサビリティにも配慮します。入荷する野菜にあわせて、熟練のパン職人がレシピをアレンジすることで、お客様に様々なパンを楽しんでいただきながらフードロスを解消します。
※不選別野菜:一般流通で決められている「形・見た目・大きさ」等の規格で選別していない、不揃い野菜。

特長(2) 社会課題に挑む農産物流通事業者や自家焙煎店とコラボ

「八百屋のタケシタ」や、自家焙煎店「LANDMADE」(神戸市、詳細はリリース下部参照)など社会課題解決に取り組む事業者と提携し、フードロスを解消する不選別野菜や、海外のコーヒー豆生産者を支援するテイクアウトコーヒーを販売します。パンとコーヒーの売上の一部は小児がん専門治療施設「チャイルド・ケモ・ハウス」(神戸市)の支援に活用します。
六甲山の間伐材を一部活用することで、自然の恵みを感じる店舗内装にしました。当社は全事業所に、CO2ゼロの実質自然エネルギー100%の「ハチドリ電力」(株式会社ボーダレス・ジャパン、東京都新宿区)を導入しており、日々ケルンでも活用します。オープン後は、周辺の大学などと連携して、大学生らがSDGsを学べるセミナーや地元農家の野菜でつくる料理教室など、日々の暮らしのなかで社会課題にふれられるイベントを定期的に開催します。
ケルンは今後、サステナブルベーカリー「日々ケルン」をさらに展開し、社会課題解決の地域ハブとなることで、循環型社会の実現に寄与してまいります。

店舗完成イメージ

日々ケルン 店舗概要

営業時間:8:00~20:00
定休日 :毎週月曜日、第2・4火曜日
所在地 :兵庫県神戸市東灘区田中町1丁目13-22-103
電話番号:078-413-1251

地図

日々ケルン プレオープンイベント概要

・日時:2021年9月1日(水)~3日(金) 11:00~16:00
・内容:店舗コンセプト説明、焼き立てパン及び、クラッシュアイス試食

※メディア取材は11:00~13:00 (13:00以降は一般のお客様に入っていただきます)
※2021年9月2日(木)・3日(金)11:00~13:00は、代表取締役 壷井、「八百屋のタケシタ」竹下 友里絵さん、「LANDMADE」上野 真人さんが常駐しております。

「日々ケルン」ロゴマーク

日々ケルンについて

3代目代表取締役の就任以降、昭和21年創業の伝統を守りながら、製造から販売まで従業員と一緒になって改善を積み重ね、ベーカリーとしてのあるべき姿を探究し続けてきました。社会の持続可能性が求められる中、「パンで社会を幸せにする」という想いで、今回のサステナブルベーカリーの出店に至りました。お客様の日々の生活を豊かにすることが明るい未来につながると信じて、店名を「日々ケルン」と名付けました。持続可能性の高いパンづくりに意欲的なスタッフをはじめ、社会課題解決に挑む事業パートナーとともに「日々ケルン」を育みます。今回の出店を機に、株式会社ケルンは新たなステージに進みます。(代表取締役 壷井 豪)

店舗内装に使用する間伐材は自ら伐採しました。(左から2人目 代表取締役 壷井)

日々ケルン 新作パンの一部ご紹介

・フォカッチャバリエーション
「八百屋のタケシタ」から仕入れた不選別野菜に新たな息吹を吹き込むフォカッチャのシリーズ。その時々に旬を迎える一番美味しい野菜を最大限に活かす5~6種が登場(*)します。アーモンドやくるみなどの砕いたナッツやライプオリーブを混ぜ込んだオリジナル生地は、外はさっくり、中はもっちり。口に入れるとふわっと溶けます。食事のメインとして季節の移り変わりをお楽しみいただけるバリエーションです。
*第1弾となる9~10月は茄子、レンコン、神戸市西区産じゃがいも、淡路島産玉ねぎなどを予定。

旬の野菜を使用したフォカッチャバリエーション

・揚げたてカレーパン
淡路島産玉ねぎの甘みと牛肉の旨味がしっかりと溶け込んだオリジナルカレーはお子さまから大人の方までお召し上がりいただけるマイルドな味わい。常に揚げたてアツアツをご用意します。

・最高級ブリオッシュ
バター、卵、砂糖をたっぷり使ったリッチな味わいのブリオッシュに、フランス・ヴァローナ社の最高級チョコレートとラズベリーやバナナ、瀬戸内レモンなどのフルーツを混ぜ合わせたガナッシュをサンドしたシリーズ。ガナッシュのトップにはパール・クラッカンを載せ、サクサクした食感を加えました。

パン以外の商品・サービス

・「八百屋のタケシタ」の不選別野菜
・スペシャルティコーヒー「LANDMADE」のテイクアウトコーヒー
・高糖度トマト「プチぷよ」を使ったクラッシュアイス
 ※「プチぷよ」を使ったクラッシュアイスの販売は2021年9月限定の予定

高糖度トマト「プチぷよ」を使ったクラッシュアイス

コラボレーションパートナー紹介

・八百屋のタケシタ(タベモノガタリ株式会社)
https://www.yaoyanotakeshita.com/
こだわり農家の農産物が評価され、有事の際には“応援消費”で農家を支えられるコミュニティ作りを目指しています。フードマイレージ(食品を輸送する距離)を最小限にすることによって輸送時に発生するCO2削減を目指しています。また、農産物の梱包は必要最低限にし、農薬・化学肥料の減量・不使用の農産物を積極的に取り扱っています。

八百屋のタケシタ(竹下 友里絵さん)

・スペシャルティコーヒー「LANDMADE」
https://www.landmade-kobe.com/
正当な対価を直接支払うスペシャルティコーヒーによって、海外のコーヒー豆生産者を支援する自家焙煎店です。小児がん専門治療施設「チャイルド・ケモ・ハウス」の支援や、コーヒー豆の仕入れ先でもあるラオスでコーヒー農園を運営し雇用を生み出す取り組みなども行っています。

LANDMADE(上野 真人さん)

■株式会社ケルンについて https://kobe-koln.jp/
昭和21年、神戸の御影にて創業。神戸エリアに直営店を展開する老舗ベーカリー。地元に根を張り、親子3代にわたり愛されるパン作りとサービスで今日の神戸を盛り上げる。人気商品に「チョコッペ」、「御影メロンパン」、「クロワッサンベーグル」などがある。

会社情報 (2021年7月現在)

社名  :株式会社ケルン
代表  :代表取締役 壷井 豪
所在地 :〒658-0054 神戸市東灘区御影中町1丁目8番1号
資本金 :1,000万円
従業員数:180名
業種  :パン・洋菓子の製造販売
沿革  :1946(昭和21)年11月 創業者・壷井 豊が現在地にて製パン業を開始。
     1959(昭和34)年5月  つぼや製パン株式会社を設立。
               壷井 豊が代表取締役に就任する。
     1976(昭和51)年3月  社名を株式会社ケルンとする。
     1976(昭和61)年4月  壷井 豊 取締役会長に就任。
               壷井 醇 代表取締役に就任。
     2012(平成24)年9月  壷井 醇 取締役会長に就任。
               壷井 豪 代表取締役に就任。

「八百屋のタケシタ」の不選別野菜と「日々ケルン」のパン
「八百屋のタケシタ」の不選別野菜と「日々ケルン」のパン その2
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