オラクルのRFIDミドルウェアとSOA技術で構築した村田機械大分工場の生産工程管理システムが本格稼動を開始
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新宅正明、以下日本オラクル)は、繊維機械・工作機械・物流システムなどの産業機械やデジタル複合機などの通信機器のメーカーである村田機械株式会社(本社:京都市伏見区、代表取締役社長:村田大介、以下村田機械)が同社大分工場(大分県豊後高田市)で構築した新工程管理システムにおいて、日本オラクルのRFIDミドルウェアとSOA技術が採用されたことを発表します。本システムは、10月下旬より本格稼動を開始しています。
村田機械大分工場では、デジタル複合機をはじめとした、ライフサイクルが2年程度と短い製品を、需要に合わせて短期間で生産することが必要とされていました。そこで日本オラクルのRFIDミドルウェア「Oracle Sensor Edge Server」とSOA基盤「Oracle BPEL Process Manager」を利用し、村田機械の既存の販売計画システムと連携した新たな工程管理システムを構築しました。これによりこれまで以上に販売管理と生産管理の連携が可能となり、注文から納品までのリードタイムを大幅に低減させ、生産過多による在庫やその不良化を防ぐことを可能としました。
新システムでは工場内に設置されたRFIDシステムに生産の各工程の仕掛の情報をすべて集約することで、正確に現在の状態を自動的に取得することができるようになりました。また、SOA技術を使って、その情報と販売計画システムとを密接に連携させてリードタイムの短縮および、在庫の圧縮を行っています。販売側のシステムのデータおよび製造工程のデータは全て村田機械本社の統合データベースシステムに集約されるため、すべての情報が一元的に管理されるだけでなく、さまざまな社内システムにおけるセキュリティの確保や、複数システム間の円滑な連携も行えます。さらに、村田機械は、統合データベースにオラクルのグリッド技術「Oracle Real Application Clusters」を活用することで、高性能・高可用性で一元的なデータベースシステムを構築しています。
● 日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、米国オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月 28日に東証一部上場。従業員数1,530 名(2006年5月現在)。
●村田機械について
村田機械株式会社 http://www.muratec.co.jp/
・本社:京都府京都市伏見区竹田向代町136
・代表者:代表取締役社長 村田 大介
・会社設立:昭和10年(1935)年7月
・従業員:単独 2,200名/連結 4,500名(平成18年4月)
・資本金:9億円(平成18年5月)
・売上高:単独 1,351億円/連結 1,698億円(平成18年5月期)
・主要事業:ロジスティクス・システム、FAシステム、クリーンルーム向け搬送システム、繊維機械、工作機械、シートメタル加工機、情報機器の製造販売
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報部 野見山
Tel: 03-6238-8395 Fax: 03-5213-6990 E-mail: Yuko.Nomiyama@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/
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