マジック:ザ・ギャザリング、静岡で日本初の2イベント同時開催 「グランプリ・静岡2018」イベントレポート
~合計3,389名のプレイヤーが参加!~
トレーディングカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング(以下、マジック)』の大型イベント「グランプリ・静岡2018」が、11月29日(木)~12月2日(日)に静岡のツインメッセ静岡にて開催されました。
日本初の2イベント(レガシーの部とスタンダードの部)同時開催にて行われ、レガシーの部では覚前輝也選手が、スタンダードの部では中島篤史選手が優勝し、優勝賞金10,000米ドルを獲得しました。
※グランプリ・静岡2018レガシーの部優勝 覚前輝也選手
「グランプリ・静岡2018レガシー」イベント特設ページ
https://mtg-jp.com/coverage/gpshz18legacy/
イベント名称: グランプリ・静岡2018レガシー
開催期間 : 2018年11月30日(金)~12月1日(土)
開催場所 : ツインメッセ静岡
参加者数 : 1,429名(メインイベント参加者のみの合計)
賞金総額 : 50,000米ドル
優勝賞金 : 10,000米ドル
※グランプリ・静岡2018スタンダードの部優勝 中島篤史選手
イベント名称:グランプリ・静岡2018スタンダード
開催期間:2018年12月1日(土)~12月2日(日)
開催場所:ツインメッセ静岡
参加者数:1,960名(メインイベント参加者のみの合計)
賞金総額:50,000米ドル
優勝賞金:10,000米ドル
グランプリ・静岡2018について
「グランプリ」とは、誰でも参加可能な最高レベルの競技イベントと、競うだけではなく楽しめるバラエティ豊かなサイドイベントを兼ね備えた「マジックのお祭り」です。1シーズンに40~50回開催されており、ほぼ毎週末に世界のどこかでグランプリは開催されています。上位に入賞することで賞金のみならず、 世界中のトッププレイヤーが集う世界大会「プロツアー」への招待を獲得することができます。
少し肌寒くなってきた中で開催された「グランプリ・静岡2018」は、日本で初開催となる2イベント同時開催、通称「ダブルグランプリ」にて行われました。
※グランプリ・静岡2018会場風景
11月30日(金)~12月1日(土)に開催されたレガシーの部は、一部のカードを除いて、マジックが生まれてから現在までの全てのカードを使用できる広大なフォーマットである「レガシー構築戦」で行われました。様々なデッキがあるなか、使用するデッキを選択する技術だけでなく、環境にどのようなデッキやカードが存在しているのか把握する知識量も試されます。
11月30日(金)には8回戦が行われ、6勝2敗以上の成績を残した253名の選手が土曜日の競技に進出。12月1日(土)には7回戦が行われ、優勝をかけて戦う参加者は8名に絞り込まれました。
※レガシーの部でトップ8に進出した選手
決勝戦まで進出したのは、著名なプロプレイヤーである大阪の覚前輝也選手と、長くマジックをプレイしている北海道の加賀浩之選手。
※左:覚前輝也選手 右:加賀浩之選手
覚前選手のデッキは巨大なクリーチャーを絶え間なく展開していく「エルドラージ・ストンピィ」、加賀選手のデッキは相手の展開を封じ込めるカードが多数投入された「赤単プリズン」。レガシー構築戦らしく1ターン目から激しい攻防が行われ、対策カードを無効化する展開ができた覚前輝也選手が優勝。自身三度目のグランプリ・チャンピオンというタイトルを手に入れるとともに、優勝賞金10,000米ドルを獲得しました。また、招待条件を満たした上位の選手には、来年4月にイギリスで開催される、プロツアー・ロンドン2019の参加権利が与えられました。
※決着の瞬間。チャンピオンを称えるべく、加賀浩之選手が手を差し出します。
12月1日(土)~12月2日(日)に開催されたもうひとつのメインイベントであるスタンダードの部は、直近約2年間に発売されたセットのカードのみが使用できる、マジックで最も一般的な構築方式で行われました。現在は、『イクサラン』『イクサランの相克』『ドミナリア』『基本セット2019』『ラヴニカのギルド』の合計5セットが使用できます。
12月1日(土)には8回戦が行われ、6勝2敗以上の成績を残した367名の選手が日曜日の競技に進出。12月2日(日)には7回戦が行われ、優勝をかけて戦う参加者は8名に絞り込まれました。
※スタンダードの部でトップ8に進出した選手
決勝ラウンドを勝ち抜き決勝戦まで進出したのは、古くからマジックをプレイしていて、関東のコミュニティでも親しまれている夏目拓哉選手と、グランプリに参加するのは2回目という若手の中島篤史選手。
※左:夏目拓哉選手 右:中島篤史選手
スタンダードを代表するデッキである「セレズニア・トークン」と「ゴルガリ・ミッドレンジ」の対戦となった決勝戦、お互いのデッキの持ち味を活かした展開で、フルセットの対戦のすえ、中島篤史選手が勝利をもぎ取り優勝。初のビッグタイトルとともに、賞金10,000米ドルを獲得しました。また、レガシーと同じく招待条件を満たした上位の選手には、来年4月のプロツアー・ロンドン2019の参加権利が与えられました。
※夏目拓哉選手が、若いチャンピオンを称えるべく笑顔で右手を差し出しました。
同会場ではメインイベント以外にもさまざまなイベントが開催され、初心者からベテランまで楽しむことができる3日間となりました。多くのサイドイベントやステージイベントで盛り上がり、クリスマスにちなんだイベントや、SNSと連動した企画も開催され、多くのプレイヤーがマジックのお祭りを楽しみました。
※約50名もの参加者が同時に対戦を行った大乱闘戦カオスドラフト。12月らしく、サンタクロースがイベントの進行を担当します。
※イベント期間を通じて開催されたTwitter連動キャンペーン「ギルドミッション」の様子。多くのプレイヤーが会場からの写真をツイートしました。
本大会の模様は「ニコニコ生放送」「Twitch」を通じて2日間生中継され、2日間の視聴者数は8万人を超えました。大会の結果、試合の模様を取材した記事など、詳しくはイベント特設ページ( https://mtg-jp.com/coverage/gpshz18legacy/)(https://mtg-jp.com/coverage/gpshz18standard/)をご覧ください。
※現地からニコニコ生放送とTwitchにて大会の模様を生中継
次回の生放送は、2018年12月14日(金)~16日(日)のワールド・マジック・カップ2018でもお届けする予定です。各国の代表チームが集い競うこの大会での、日本代表チームの活躍にご期待ください!
※12月14日(金)からのワールド・マジック・カップに出場する、日本代表チーム。左から難波選手、行弘選手、森山選手
日本公式ウェブサイト: http://mtg-jp.com/
◆マジック:ザ・ギャザリングとは?
世界初の戦略トレーディングカードゲーム
マジック:ザ・ギャザリングは1993年にアメリカで発売された、世界初のトレーディングカードゲームです。数学者のリチャード・ガーフィールドによって生み出され、現在では11の言語で翻訳、全世界で70以上の国と地域で2千万人を超えるファンとプレイヤーを魅了しています。各国の代表選手がチーム戦を繰り広げる「ワールド・マジック・カップ」をはじめ、世界規模の大会が数多く開催されているのも特徴です。マジック:ザ・ギャザリングでは入手したカードでデッキを構築し対戦相手と戦います。強大なクリーチャーを召喚したり、強力な呪文を唱えながら、対戦相手のライフを0点にするなどの勝利条件を満たすことを目指します。年間を通して発売される新しいカードセットにより、ゲームの環境は常に変化しています。
会社概要
商号 : Wizards of the Coast LLC
所在地 : 1600 LIND AVE SW SUITE 400 RENTON WA 98057(本社)
〒101-0041 東京都千代田区神田須田町2-8-2(東京オフィス)
代表者 : Chris Cocks
設立 : 1990年
事業内容: ゲーム出版、デジタルゲーム開発運営
URL : http://company.wizards.com/
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