世界全体の仮想発電所電力容量が2020年までに5倍近くに増大

株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社Pike Researchが発行した報告書「Virtual Power PlantsDemand Response, Supply-Side, Mixed Asset, andWholesale Auction Smart Grid Aggregation and Optimization Networks (仮想発電所(VPP):需要応答・供給側・混合資産・ホールセールオークションのスマートグリッドアグリゲーション・最適化ネットワーク)」の販売を開始しました。

仮想発電所(VPP)とは、ソフトウェアシステムを使用し、リモートで自動的に送電制御を行い、また発電量や需要側ならびに蓄電リソース配分の最適化を行うものです。VPPは送配電網インフラに並外れた価値と供給性能とをもたらすことができ、また電力供給に関わる数え切れないほどの関係者に対して収益源をもたらすものでもあります。VPPの概念自体は全く新しいものではありませんが、技術および市場環境設計が進歩して、このスマートグリッド基盤の考え方を試験し評価するための試験プロジェクトが続々と名を連ねるまでに至ったのはほんのここ10年ほどのことです。同レポートでは、世界全体を見たVPPの総電力容量は2013年時点の3800メガワット(MW)から、2020年には5倍近くの増加を見せ、15400 MWにまで拡大するものと予測しています。

VPP市場は、集約する電力資源の種別に応じて明確に4つの市場分野に分けることができます。それらは、デマンドレスポンス型VPP (米国では最大の商用分野となっています。)、供給サイドVPP、複合電力源VPP (分散した発電源、エネルギー貯蔵設備、デマンドレスポンス機能、またその他の分散したエネルギー源を統合するもの)、そしてこれは欧州独特のものですが、大規模電力オークション型VPPの4つです。電力会社や送配電事業者はスマートグリッド計画を展開する先導役となっていますので、こういった企業が将来のVPP事業展開の中で重要な役割を果たすことになるのは間違いありません。

同レポートはVPP市場の中の主要な4つの市場分野、すなわちデマンドレスポンス型VPP、供給サイドVPP、複合電力源VPP、大規模電力オークション型VPP について精査を行っています。レポートにはこれら4つの市場分野それぞれについて2020年までに至る電力容量および事業者収益双方の予測を、世界の地域市場別に分けて示しています。さらに、重要な市場成長促進要因と成長阻害要因とを特定しており、また電力会社や大きな専門技術ベンダー、ソフトウェア会社、デマンドレスポンス・アグリゲータ事業者、その他厳選した主要機器製造業者など、主立った企業の企業プロファイルを提供しています。当レポートではこれに加えて、スマートグリッド自動化、デマンドレスポンス、熱電併給システム、高度エネルギー貯蔵システム、スマートインバーター、ならびにプラグイン電気自動車など、基本的なVPP技術が立ち向かうことになる重要課題について詳述しています。

市場調査レポート: 仮想発電所(VPP):需要応答・供給側・混合資産・ホールセールオークションのスマートグリッドアグリゲーション・最適化ネットワーク
Virtual Power PlantsDemand Response, Supply-Side, Mixed Asset, andWholesale Auction Smart Grid Aggregation and Optimization Networks
http://www.gii.co.jp/report/pike223476-virtual-power-plants-smart-grid-platforms.html
出版日: 2013年03月04日
発行: Pike Research

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