寺岡システム、小売業向けクラウドサービスのデータベース基盤を「Oracle Exadata」で刷新

発表の概要
日本オラクル株式会社（本社：東京都港区北青山、代表執行役社長 兼 CEO：杉原 博茂）は本日、株式会社寺岡システム（本社：宮城県仙台市若林区、代表取締役社長：長沢 善光、以下 寺岡システム）が、小売業向けクラウドサービスのデータベース基盤としてオラクルの高速データベース・マシン「Oracle Exadata Database Machine (以下Oracle Exadata)」を導入し、このたび稼働開始したことを発表します。

発表内容
• 寺岡システムは、計量機器メーカー大手である株式会社寺岡精工のグループ会社として、同社製の計量機器やPOSシステム、物流システムなどの卸販売および保守・メンテナンスの事業を手がけています。また、2003年から自社開発のクラウド型POSシステム「netDoA（ネットドア）」を小売業向けに展開し、全国3,830店、約6,000端末（2013年末時点）にサービスを提供しています。
• 「netDoA」は、販売管理や仕入・棚卸管理、発注管理、顧客管理などの店舗向けシステムをSaaS形式で提供するクラウドサービスです。設備投資などの初期投資やメンテナンスにかかるコスト削減効果が評価され、サービス開始当初の予測を上回る勢いで顧客数が増加していました。寺岡システムでは現在、「netDoA」事業を最重点分野と位置づけ、販売体制の強化を図っています。
• 寺岡システムでは、「netDoA」の顧客数の伸びが想定を上回ったことで、既存の他社製データベース・サーバーでは処理能力が不足するという課題を抱えていました。さらに、2014年4月の消費税率改定にあたり、既存サーバーでは商品マスターの金額改定処理が間に合わないことが予測されたことから、データベース基盤を「Oracle Exadata」で刷新することを決定しました。
• 「Oracle Exadata」の採用にあたっては、今後の事業拡大にも耐えうる高い処理能力をはじめ、クラウドサービスに適したスモールスタート可能で柔軟な拡張性、高度なデータ圧縮を行う「Oracle Advanced Compression」オプションによるストレージ・コストの削減、統合運用管理ソリューション「Oracle Enterprise Manager」による運用の効率化など、高い投資効率を実現できる特長が評価されました。
• 本プロジェクトにおけるシステム構築は、寺岡システムの情報システム部門が主体となって実施し、オラクルのコンサルティング・サービスが提供する導入サービス「スタートアップ・パック」により円滑な移行と実装の最適化を支援しました。
• 「Oracle Exadata」を基盤とした新システムは、従来のシステムでは一晩かかっても終わらないと想定されていた消費税率改定に伴う商品マスターの変更処理を30分で完了しました。さらに、処理能力の改善により、 POSの日次実績集計処理では平均5分の1の時間短縮()が実現しました。CPU使用率も50パーセントから5パーセントに改善()されスループットも向上し、常時悩まされていたストレージ・ボトルネックも発生しなくなりました。
*寺岡システム調べ
• 寺岡システムのASP事業部 開発業務課 次長 服部和行氏は、次のように述べています。「Oracle Exadataの処理性能が高いことは耳にしていましたが、低料金かつ迅速、安全な販売・商品分析SaaSサービスであるnetDoAでも活用できるとは思ってもいませんでした。性能だけではなく信頼性の面でも満足しています」

日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。
「No.1クラウドカンパニー」を目指し、クラウド環境とお客様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計され、ビッグデータから情報価値を創出する製品群の提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。2000年に東証一部上場（証券コード：4716）。URL　http://www.oracle.com/jp

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オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。

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