千葉科学大学危機管理学部 全国でも珍しい演習授業「模擬記者会見」を開催/学生たちがメディア対応の素養磨く

実社会で求められる危機管理の素養を身に付けるため、千葉科学大学(千葉県銚子市潮見町)危機管理学部は2019年9月4日、大学マリーナキャンパスで、全国でも珍しいメディア・リテラシー・トレーニングの集中講義として、学生による模擬記者会見を開きました。

授業科目は「就業力育成特論」で、毎年秋学期前の9月に開講しています。授業では、実際に社会で生じる危機・リスクについての実務理解や、リスクを一瞬で見つけるリスク・ウオッチング等の座学、危機管理広報訓練をベースとした演習型講義が組み合わさっています。

このうち模擬記者会見は、ある事案発生により組織幹部が謝罪記者会見を行なう—という設定。実際に発生した事例をベースに、その対応に当たった危機管理実務の専門家が解説します((株)エス・ピー・ネッワークのリスク・コンサルタントによる協力)。これまで企業の大きな火災事故や情報漏えいによるスキャンダルなどの企業不祥事、薬局調剤過誤事件などを取りあげてきました。

今回はショッピング・モールでの大規模火災事案を想定題材に、プレス・リリースを短時間で作成したり、記者会見を行なう際の想定問答をグループで議論しました。会見を開く組織幹部役(代表取締役社長、危機管理室長、任意の取締役、司会進行を行なう広報部長)は、学生4人。本番さながらの記者会見会場を設営した上で、教職員や他の学生が記者に扮して厳しい質問や野次を浴びせましたが、学生たちは冷静に答え、危機管理の素養を磨きました。

記者会見を他人事と考えていた学生たちも、このメディア・リテラシー・トレーニング演習を体験することにより、「“我が事(当事者)”へと意識が変化した。また、実際に記者会見する側に立つことで、記者対応の大変さを実感した」「限られた時間での資料作成、緊張感の中での質疑応答も大変勉強になった」等の感想を述べていました。


【千葉科学大学について】
http://www.cis.ac.jp/
2004年4月設立。危機管理の素養を持ち、より幅広い分野で社会貢献できるスペシャリストの養成を目指す大学。建学理念は「ひとりひとりの若人が持つ能力を 最大限に引き出し 技術者として 社会人として 社会に貢献できる人材を養成する」です。

【本リリースに関するお問い合わせ先】
千葉科学大学 入試広報室 袁 安民(エン アンミン)
TEL:0479-30-4545
(9:00~17:00)
e-mail:koho@cis.ac.jp

模擬記者会見で、記者に扮して厳しい質問をする教職員や学生たち
模擬記者会見で、記者に扮して厳しい質問をする教職員や学生たち
模擬記者会見する幹部役の学生(中央3人)ら
模擬記者会見する幹部役の学生(中央3人)ら

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