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■「産業衛生ニュース」一部抜粋
＝＝＝＝＝産業保健コラム＝＝＝＝＝
－心の病で労災申請、２２％増（過去最高、１１３６人）、共同ニュースを参考－
過労が原因でうつ病などの精神疾患にかかり、２００９年度に労災申請した人が、前年度より２０９人増の１１３６人で過去最高だったことが厚生労働省のまとめで分かりました（6／14）。労災認定された人は３５人減って２３４人で過去３番目に多く、このうち未遂を含む自殺の認定は３人減の６３人でした。
認定件数に微減はあるものの、申請件数は右肩上がりで増加しており、一方で毎年3万人を超える自殺者が続いているという我が国の現状があります。これらをふまえ、同省は来年度からの職場の健康診断に精神疾患に関する項目を追加することを柱とする自殺防止対策を現在審議中です。順調に進めばこの秋に法律改正が予定され、来年度からは全国の全ての事業所にて健康管理の強化策（健康診断の実施）が徹底されていくことになります。
メンタルヘルス対策をここまで国策として掘り下げて、かつ受診義務を全労働者に強いる国は世界広しといえども日本しかありません。そういう意味では非常にユニークな国ということが出来ますが、・・・（続きは「産業衛生ニュース」にて配信します）
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