食べて学ぼう!食品ロス削減月間に取手市立の全小中学校へ SDGsをテーマとした学校給食を提供
~給食を通じて食品ロスやごみ減量を学ぶ~
毎年、国が食品ロス削減月間に定める10月。取手市では、食を通じて学びを深める取り組みとして、令和4年10月中にSDGsをテーマとした学校給食を取手市立の全小中学校(20校)で提供します。
さらに、事業趣旨に賛同した団体の協力により、SDGs給食のレシピ料理が市民にも提供(有料)されます。
10月は食品ロス削減月間 - 食品ロスをなくすために取り組みます
この事業は、コロナ禍により学習機会を大幅に制限されている市内の小中学生たちに、給食を通じて学びを深めてもらう取り組みです。「SDGs給食」は、10月中に市内の公立小中学校全校で提供されます(日程およびメニューは別添資料1)。
また、取手市立 永山小学校では、SDGs給食提供の同日、出張講話によるSDGsの関連授業(※)が行われるなど、SDGsの考え方の重要性への理解を促し、子どもたちの意識向上を図ります。こうした講話は各学校で順次実施される予定です。
※永山小学校 授業・出張講話内容
SDGs給食の提供日に、5年生を対象に取手市環境対策課の職員が出張講話を行います。
日時 :令和4年10月12日(水) 1・2時間目
講話内容:食品ロス、取手市の4R(リデュース・リユース・リサイクル・リフューズ)
推進や生ゴミの堆肥化の取り組み など
取手市の取り組み - SDGsのゴール達成を目指して
今回の取り組みに関連する、SDGsのゴール12「つくる責任 つかう責任」。
そのゴールのターゲットの一つ、12.5「2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する」を達成するため、令和4年10月から、市が提供する学校給食では、ニンジン・大根・レンコンの皮をむかずに提供する取り組みを開始します。
また、ご家庭でも取り組んでもらえるよう、給食提供後にSDGs給食のレシピを市ホームページにて公開します。
取手市教育長コメント
取手市教育長 伊藤 哲(いとう さとし)
学校給食は、成長期にある児童生徒の心身の健全な発育を図るなど、重要な役割を果たすものです。
平成20年6月、学校給食法が大幅に改正され、従来からの目標であった学校給食の普及充実に加えて、学校における食育の推進を図ることが新たに規定され、教育の一環として実施することがより明確になりました。市教育委員会でも、子どもたちが学校給食を通して、食への感謝のほか、共食や食事マナーの大切さ等の学びを深めることができるよう学校と連携を図っております。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で、市立小中学校に通う子どもたちは、国の方針に従った黙食の励行により、楽しく会話をしながら食事をすることが制限されているほか、給食指導による学びも限られている状況にあります。そのような中、和風・洋風・中華、世界や日本各地の料理などバラエティに富んだ献立のほか、旬な食材や調理法の充実によって、食を楽しむことができるよう工夫しているところです。今回さらに、学校給食を通して学びや食に対する理解の充実が図れないかということで、事業の企画をいたしました。
今回の横断的な学習を通して、子どもたちが、毎日食べる学校給食と身近なごみ減量化などのテーマをSDGsの観点から見つめ直すことで、探究的な見方・考え方を働かせ、自主的な課題解決の力が養えるよう願っております。
市民とともに取り組むために - 10月19日「食育の日」の取り組み
小中学生だけでなく、市民の皆さんにも食を通じてSDGsの考え方により親しみを持っていただけるよう、事業趣旨に賛同した団体が、10月19日食育の日に「SDGs給食」をもとにした料理を提供します。
【提供団体】(注意)提供数に限りがあります。
●「カフェそよかぜ」(NPO法人 らしん盤運営)
所在地 :取手市寺田6337
提供時間:午前11時30分から午後1時30分
●「カフェウェルカム」(取手市障害者福祉センターふじしろ運営)
所在地 :取手市藤代730-1(取手市役所 藤代庁舎敷地内)
提供時間:午前10時30分から午後2時(ラストオーダー午後1時30分)
●「福ふく亭」(NPO法人 がってん ふくろうの郷運営)
所在地 :取手市寺田5139(取手市役所 本庁舎敷地内)
提供時間:午前11時30分から午後1時