【名城大学】理工学部の松元さんが代表代行を務めるよさこいチームが「どまつり」連覇を目指す

大旗をダイナミックに振る松元さん

本学理工学部メカトロニクス工学科4年の松元大河さんが代表代行を務めるよさこいチーム「kagura(かぐら)」が、8月25日から真夏の名古屋を舞台に熱く繰り広げられる踊りの祭典「第25回にっぽんど真ん中祭り(どまつり)」で2年連続の「総合どまつり大賞(内閣総理大臣賞)」受賞を目指して、追い込みの練習に熱が入っています。チームを引っ張る松元さんは「昨年よりも衣装や小道具、演出をスケールアップした作品で、今年も総合どまつり大賞を狙います!」と意気込んでいます。

名古屋市が拠点のチーム「kagura」 本番間近で追い込みの練習に熱

小道具や衣装も考案

名古屋市を拠点とする「kagura」は2009年に結成され、現在、20、30代の学生や社会人約120人が所属しています。どまつりではこれまでファイナルステージに9回進出している強豪で、2018年に最優秀の「どまつり大賞」を初めて受賞。国内外の563チームが参加した2022年は会場で踊る市街地開催では「準どまつり大賞」でしたが、踊りを撮影した映像で競うオンライン開催の「テレどまつり」で最優秀の「テレどまつり大賞」、さらに両部門の合計点が最も高いチームが選ばれる「総合どまつり大賞」に輝きました。

踊ることが大好きで小学生の頃から地元のファミリーチームでよさこいに熱中してきた松元さんは、中学生の時に「kagura」に入り、熱心に練習に励む姿を見た代表から推されて高校3年では副代表に。さらに2022年には「若い世代でチームを引っ張っていこう」との狙いで代表に次ぐ「代表代行」に選ばれ、週2回の練習の仕切りをはじめ、作品の構成や使用道具の考案、年間を通しての出演イベント決定など、大所帯のチームの運営という大役を担っています。

「昨年よりスケールアップした作品で今年も総合どまつり大賞を」と松元さん

チームの運営を担う松元さん

どまつりの審査ではエンターテインメント性とどまつり(地域)性という二つの要素を盛り込むことが求められており、「kagura」は2017年から尾張藩七代藩主・徳川宗春公が礎を築いた「芸どころ名古屋」をテーマに毎年、華やかな衣装を身にまとい、太鼓や大旗、番傘などの小道具を駆使して絢爛豪華でど派手な舞を披露しています。「花伝(かでん)」と銘打った2022年の作品も、松元さんが大旗をダイナミックに振って旗パートのメンバーに投げ渡す見せ場があるなど、100人を超える大所帯が激しい踊りや動きを3分余りにわたって続ける作品で総合どまつり大賞に選ばれました。

2023年のどまつりは8月25日~27日に名古屋市中区の久屋大通公園などで市街地開催が行われ、オンラインとリアルのハイブリッド企画である「テレどまつり」は11月23日~26日に開催されます。今年の「kagura」の作品は、「名古屋に受け継がれてきた芸の華が、はるかその先でも咲き続ける」との思いを込めて「遥か園、咲(はるかそのさき)」とタイトルを名づけ、舞も動きもパワーアップして本番に臨みます。これまでのテレどまつり用の映像はイントロやナレーション、台本、カメラワークなどの工夫を重ね、名古屋城や徳川にゆかりのある岡崎城能楽堂など各地のロケも交えて制作しました。今年の作品の映像バージョンも11月末のテレどまつりで放送予定で、松元さんは「ぜひご覧ください」と呼び掛けています。

本番を間近に控え、「kagura」は練習日を週3日に増やして平日は3時間、土日は7時間にわたって舞や踊りの稽古を重ねています。メンバーをリードする松元さんは「代表代行になってからは仕切り役として練習やミーティングなどには欠かさず出なければならず、正直に言って学生生活との両立はなかなか難しい面もあります」と明かします。「でも、『kagura』での活動を通して年代を問わず幅広い人たちと仲良くなることができ、アドバイスももらっています。学生生活だけではなかなか味わえない貴重な経験ができるので頑張ることができています」と目を輝かせていました。

「総合どまつり大賞」に輝いた昨年の「kagura」
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