首都圏に実家がある「首都圏のワンルーム単身入居者」に聞く ~『親との距離感』アンケート~

5割強が“半年に1回以下”、首都圏内の“帰省”も意外と少ない  実家に戻りたい気持ち「0%」が46.0%、30代後半は56.0%に増大  ~“心の距離が近い親子”は「高橋英樹・真麻」親子~

 夏の帰省シーズンが到来しました。遠い故郷で暮らす家族との久々のふれあいを楽しみにされている人も多いのではないでしょうか。一方、実家に近い場所で一人暮らしをしている人の帰省に対する実態や意識は、どのようなものでしょうか。

 首都圏を中心に『ガーラマンションシリーズ』を展開している株式会社FJネクスト(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:肥田幸春)は、首都圏に実家がありながら首都圏のワンルームに単身入居している未婚の20代・30代の社会人を対象に、実家に帰る頻度など“親との距離感”をテーマにしたアンケートを実施しました。その結果、実家が首都圏にあっても通勤事情や独立心から、実家を離れて一人暮らしをするという現代の若者の意識と行動が浮かび上がりました。以下は、その集計・分析結果です。

調査対象者

調査概要

調査期間:2017年6月3日~6月5日

調査方法:インターネットによる調査

     (インターネット調査会社を通じてサンプリング・集計)

調査対象:400人(首都圏※のワンルーム単身入居者で、

        実家が首都圏にある社会人の未婚男女)

     ※1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)

調査対象(有効回答)者の内訳

調査対象者

要約

<質問1>あなたが一人暮らしをしている理由は何ですか。(フリーアンサー)

◆一人暮らしは、約半数が「通勤」時間短縮のため

<質問2>あなたが実家に帰る頻度はどの程度ですか。

◆5割強が“半年に1回以下”、首都圏内の“帰省”も意外と少ない

<質問3>実家に帰る一番の理由は何ですか。(複数回答)

◆帰る理由は、お互いの“顔見せ”が約6割 男性20代前半は「親の顔が見たい」44.1%で、“親離れ”できない?

<質問4>実家に帰らない理由は何ですか。

◆約4人に3人が「面倒」だから帰らない、「親とのコミュニケーションが面倒」は20代前半と30代後半で格差

<質問5>親御さんがあなたの住まいに来ることがありますか。

◆約6割が「この1年、一度も来ていない」、女性と20代前半は来訪頻度が上昇

<質問6>親御さんは、あなたの住まいの合鍵を持っていますか。

◆親の合鍵所持率は約3割、男性よりも女性の方が高い

<質問7>親御さんから金銭的援助を受けていますか。

◆金銭援助を受けている人は約1割、20代はやや多め

<質問7-SQ1>その金額は月当たりいくらですか。

◆援助額は「1万円」が主流も、最大21万円というケースも

<質問7-SQ2>援助について、あなたの感情に一番近い言葉は何ですか。

◆素直に「感謝」75.6%、ただし「複雑」と感じる人も

<質問8>親御さんのありがたみを感じるのは、どのようなときですか。(複数回答)

◆男性20代前半は“おふくろの味”がとても恋しい

<質問9>一人暮らしをやめて実家に戻りたい気持ちは何パーセントありますか。

◆実家に戻りたい気持ち「0%」が46.0%、30代後半は56.0%に増大 “50%未満”は合計83.5%と大半が実家に戻ることに消極的

<質問10>親御さんとの心の距離は、住まいと実家の距離より近い、遠い。

◆親との心の距離は“近い”34.8%、“遠い”22.5% 離れて住んでいても、心は離れていない

番外編

<質問11>心の距離が近い有名人親子は誰と誰ですか。

◆“心の距離”が近い有名人1位は「高橋英樹・真麻」親子 2位「関根勤・麻里」親子、3位「アニマル浜口・浜口京子」

<質問1>あなたが一人暮らしをしている理由は何ですか。(フリーアンサー)

質問1

◆一人暮らしは、約半数が「通勤」時間短縮のため首都圏に実家があっても、利便性を求めて会社の近くで生活

 一人暮らしの理由をキーワードでまとめた結果、全体のトップは「通勤」(46.8%)で、実家が「職場から遠い」または現在の住まいが「通いやすい」「会社に近い」など、実家が首都圏にある人でも長距離“痛勤”は切実であり、生活費が余分に掛かってでも利便性を重視して一人暮らしをする人が多いようです。

2位は「自立」(20.0%)でした。「独立したい」「自活したい」「親元を離れて暮らしたい」「親に迷惑を掛けたくない」などの理由が寄せられました。

3位は「自由」(11.5%)で、「自由に暮らしたい」「ひとりが好き」「気楽に過ごしたい」「リラックスできる」「ストレスが溜まらない」など、悠々自適な生活を求めています。

以下、少数派ですが家族や親との「不仲」(2.5%)や、一人暮らしへの「憧れ」(1.0%)などを挙げる人もいました。

 男女別では、共にトップの「通勤」の差は僅かでしたが、続く「自立」は女性25.0%に対して男性15.0%と、女性の方が“自立心が強い”ようです。

 年代別では、社会人になって日の浅い20代前半では約3人に2人(67.4%)が「通勤」を理由としているのに対して、30代後半は約3人に1人(31.0%)と減少傾向にあります。一方、「自立」「自由」は20代前半よりも30代後半の方が、割合が高い結果となりました。やはり、年代が高くなるにつれ、実家に“寄生”しづらいということでしょうか。

<質問2>あなたが実家に帰る頻度はどの程度ですか。

質問2

◆5割強が“半年に1回以下”、首都圏内の“帰省”も、意外と少ない結果に

 全体で最も多いのが「半年に1回」(24.0%)でした。次いで「月1回」(18.5%)、「2~3ヵ月に1回程度」(17.0%)という順位になりました。

 一方、「この1年、一度も帰っていない」は14.5%で、さらに、住まいと実家が近距離であるにも係わらず“半年に1回以下※”という人が5割を超え(53.3%)ました。「お盆(夏休み)」と「年末年始」の年2回が帰省の標準的なタイミングと考えると、遠距離の場合と比べて帰省頻度は一概に多いとは言えないことがうかがえます。近場に住んでいることから“いつでも会える”という意識が強い表れでしょうか。

 男女別では、その差はあまり見られませんでした。

 年代別では、“半年に1回以下※”の人は、20代前半では44.2%と半数以下と、比較的高い頻度で実家に帰っているようです。一方、30代後半は61.0%と6割を超えており、年齢が高くなるにつれて実家から足が遠退いている傾向がうかがえます。特に、30代後半は「この1年、一度も帰っていない」が最も多く4人に1人(24.0%)の割合でした。

※「半年に1回程度」「年1回程度」「この1年、1度も帰っていない」の合計値

<質問3>実家に帰る一番の理由は何ですか。(複数回答)(対象は、質問2で「この1年、一度も帰っていない」の回答者以外)

質問3

◆帰る理由は、お互いの“顔見せ”が約6割 男性20代前半は「親の顔が見たい」44.1%で、“親離れ”できない?

 実家に帰る理由は、全体では「親の顔が見たい」が36.0%でトップ、2位の「自分の顔を見せたい」24.3%と合わせて約6割(60.3%)を占めました。実家に帰るのはお互いの“顔見せ”が目的のようです。

「その他」では、「家事からの解放」(女性30代後半)、「食事と風呂」(男性30代後半)、「祖母に会うため」(男性20代後半)、「地元の親友と会うため」(男性20代前半)、「実家が落ち着く」(女性20代後半)、「うるさいので仕方なく」(男性30代後半)などがありました。

 男女別では、全体的に大差はみられないものの、「ペットに会いたい」が男性5.4%に対して女性11.5%と若干の差がみられました。

 年代別では、「親の顔が見たい」が20代前半は40.5%と4割超に対して、30代後半は34.2%と差がみられます。また、20代前半は「親との約束」(11.4%)、30代後半は「親孝行したい」(15.8%)の割合が比較的高くなっており、年代によって親との関係性が変化していく様子がわかります。

 さらに、「親の顔が見たい」を性別・年代別のクロスでみてみると、女性・20代前半が37.8%に対して男性・20代前半は44.1%と高い割合を占めています。質問1と同様に、女性の方が“自立心”が強く、男性はなかなか“親離れ”できない姿が垣間見られます。

<質問4>実家に帰らない理由は何ですか。(対象は、質問2で「この1年、一度も帰っていない」の回答者:58人)

質問4

◆約4人に3人が「面倒」だから帰らない、「親とのコミュニケーションが面倒」は20代前半と30代後半で格差

 「この1年、一度も帰っていない」人(58人)に理由を聞いてみました。最も多かったのは「帰るのが面倒」48.3%でした。次いで「親とのコミュニケーションが面倒」27.6%と合わせ、約4人に3人(75.9%)が実家に帰ることを“面倒”と考えているようです。

 「その他」(6.9%)は、「家族の仲が悪い」(女性・30代後半)、「両親と不仲のため」(男性・20代後半)、「親から逃げる為」(女性・20代前半)など、複雑な家族関係が挙げられています。

 男女別では、「帰るのが面倒」が男性で5割を超えている(56.3%)のが特徴的です。また、女性の11.5%が「親とは外で会う」(男性は0%)と回答しています。

 年代別では、トップの「帰るのが面倒」は20代後半と30代前半で6割を超える一方で、30代後半では約3割(33.3%)と大きな差がみられます。「親とのコミュニケーションが面倒」は、20代前半は0%なのに対し30代後半は41.7%と最も多く、年代で大きな差が出ました。30代後半の単身者は親からの“結婚へのプレッシャー”が強いのでしょうか。ここでも、年齢による親子の関係性が垣間見られます。

 また、20代前半は、「自分の時間を大切にしたい」(14.3%)、「親とは外で会う」(14.3%)が他の年代と比べて高く、一方、30代後半は「仕事が忙しい」(20.8%)が高くなっています。

<質問5>親御さんがあなたの住まいに来ることがありますか。

質問5

◆約6割が「この1年、一度も来ていない」、ただし女性と20代前半は来訪頻度が上昇

 6割近く(58.0%)が「この1年、一度も来ていない」と回答しています。来ることがあっても「年に1回程度」(19.0%)と頻度は低めでした。比較的子どもの方から帰る機会が多い(質問2参照)ことと、お互い首都圏に住んでいるので“いつでも会える”という意識からでしょうか。

 男女別では、「この1年、一度も来ていない」に差がみられます。女性は「2~3ヵ月に1回」「半年に1回」「年に1回」の割合も男性に比べて高く、親の来訪が多いことがわかります。親としては息子よりも娘の方が訪ねやすいのか、あるいは娘の一人暮らしが心配なのでしょうか。

 年代別では、20代前半が「この1年、一度も来ていない」33.7%、「2~3ヵ月に1回程度」17.4%と、30代後半とは大きな差が見られます。

<質問6>親御さんは、あなたの住まいの合鍵を持っていますか。

質問6

◆親の合鍵所持率は約3割、男性よりも女性の方が高い

 親が合鍵を「持っている」のは約3割(31.0%)にとどまりました。男女別では、親の来訪が多い(質問5参照)女性の方が高くなっています。

<質問7>親御さんから金銭的援助を受けていますか。

質問7

◆金銭援助を受けている人は約1割、20代はやや多め

 全体では、金銭的援助を受けている人は約1割(10.3%)でした。男女別では男性9.5%、女性11.0%と僅差です。年代別では、「受けている」は20代前半17.4%、20代後半14.0%と、30代に比べて高いようです。やはり、月々の収入とリンクしていると考えられます。

<質問7-SQ1>その金額は月当たりいくらですか。(SQ1、SQ2共に対象は、質問7で「金銭的援助を受けている」と回答した人:41人)

質問7-SQ1

◆援助額は「1万円」が主流も、最大21万円というケースも

 最小金額「1万円」が26人でトップ。なかには「20万円」1人、そして最大金額「21万円」1人(共に女性20代)も。

 全体の平均金額は3万2,700円で、男性平均は1万5,300円に対し、女性平均4万7,700円と女性の方が多くなっています。

<質問7-SQ2>金銭的援助について、あなたの感情に一番近い言葉は何ですか。

質問7-SQ2

◆素直に「感謝」75.6%、ただし「複雑」と感じる人も

 多くが親に「感謝」(75.6%)していますが、「複雑」(14.6%)と感じている人もいるようです。社会人なのに金銭の援助を受けていることに複雑な思いなのでしょうか。「当然」はやや女性に多いという結果でした。また、「迷惑」は男性(20代前半)のみで、親に「迷惑をかけている」のか、あるいは親が勝手に援助して「迷惑」なのか、いずれにしても複雑な心境です。

<質問8>親御さんのありがたみを感じるのは、どのようなときですか。(複数回答)

質問8

◆親のありがたみは「手料理の暖かさ」「家事の大変さ」で知る 男性20代前半は“おふくろの味”がとても恋しい

 全体の1位は「手料理の温かさを知ったとき」(43.5%)でした。単身生活者にとって、外食では味わうことのできない“おふくろの味”が恋しいようです。特に、男性の20代前半でこの傾向は顕著で、回答は6割(61.1%)に達しました。

 2位は「洗濯や掃除などの家事全般の大変さを知ったとき」(28.8%)でした。やはり、一人暮らしでは、洗濯、掃除といった日々の“家事”を負担と感じるようです。

 3位の「自分が病気になったとき」(22.0%)は、男性より女性の割合が高く、また年代が上がるにつれ高くなっているのが特徴的です。

 また、「お金を稼ぐことの大変さを知ったとき」は、働き始めて間もない20代前半は22.1%で、「自分が病気になったとき」(17.4%)を上回り3位となっています。

 「その他」には、「話し相手がいなくて暇なとき」(女性30代後半)、「最寄り駅まで車で迎えに来てもらえていた(のに今はない)こと」(女性20代前半)という人がいました。

<質問9>一人暮らしをやめて実家に戻りたい気持ちは何パーセントありますか。

質問9

◆実家に戻りたい気持ち「0%」が46.0%、30代後半は56.0%に増大 “50%未満”は合計83.5%と大半が実家に戻ることに消極的

 全体では「0%」46.0%が最も多く、次いで「10%」9.3%、「50%」7.8%の順でした。また、“50%未満”(「0%」~「45%」)は合計8割強(83.5%)を占めました。一方、50%以上(「50%」~「100%」)の合計は僅か16.5%で、多くの人が実家に戻ることに消極的のようです。

 「0%」に注目すると、20代前半は約3割(32.6%)であるのに対して、30代後半は5割超(56.0%)と、年代が上がるにつれて増える傾向にあります。

 それぞれの理由も聞いてみたところ、消極的な理由としては「自由な時間や空間がなくなる」「気ままだから」「一人が楽だから」「自分のペースで生活するには一人暮らしが良い」といった意見が多く、一人暮らしの“自由”を大切にしたい気持ちが伝わってきます。他には「戻っても仕事がない」、「家族の仲が悪い」、「通勤時間が長くなる」や、なかには「そんな弱音を吐くつもりはない」という人もいました。

 また、実家に戻りたい気持ちが非常に強いと考えられる「80%以上」(「80%」~「100%」の合計)と回答した人(21人/5.3%)の理由は、「実家の方が安心」、「居心地がいい」、「すごく気分が沈んだ時に慰められる」、「親ともっと一緒にいたい、親孝行したい」、「実家の方が貯金できる」などでした。なかには親ではなく「猫に会いたい」という理由もありました。

<質問10>親御さんとの心の距離は、現在の住まいと実家の距離より近いですか、遠いですか。

質問10

◆親との心の距離は“近い”34.8%、“遠い”22.5% 離れて住んでいても“心は離れていない”

 離れて住んでいると、心も離れてしまうのでしょうか。“心の距離感”を、現在の住まいと実家の距離を物差しに回答してもらいました。

 全体では「同じくらい」(42.8%)が最も多く、次いで「少し近い」(20.5%)、「非常に近い」(14.3%)という結果になりました。“近い”(「少し近い」「非常に近い」の合計)と感じる人(34.8%)が、“遠い”(「少し遠い」「非常に遠い」の合計)と感じる人(22.5%)より多い傾向にあります。

 男女別でも、“近い”が男性(27.0%)より女性(42.5%)の方が強く出ています。女性の方が離れて住んでいても“心は離れていない”ということのようです。

 一方、年代別では、「非常に遠い」を見ると20代前半は1割未満(9.3%)に対し、30代後半は2割(21.0%)に達しています。一人暮らしの期間が長い、あるいは年齢を重ねた結果でしょうか。

番外編

<質問11>心の距離が近い有名人親子は誰と誰ですか。

質問11

◆“心の距離”が近い有名人1位は「高橋英樹・真麻」親子 2位「関根勤・麻里」親子、3位「アニマル浜口・浜口京子」

 “心の距離が近い”と思う有名人親子の1位は「高橋英樹・真麻」親子(65票・16.3%)でした。「よくテレビ番組に一緒に出ているのをよく見かけるから」という理由が多く、テレビでの露出度そして好感度の高さが票を集めました。

 2位は「関根勤・麻里」親子(46票・11.5%)で、「別々にテレビに出演してもよくお互いの話が出る」など、公私で仲の良いイメージが定着しているようです。

 3位は「アニマル浜口・浜口京子」親子(25票・6.3%)でした。仲が良いのはもちろんのこと「五輪の時、娘を肩車していた」「子のために涙流して一生懸命」など、“気合いだ!気合いだ!”のお父さんの強烈な個性と娘を想う気持ちの強さが決め手となったようです。

 3組とも、テレビ等で親子出演(共演)の印象が強い親子ですが、「高橋英樹・真麻」親子と「関根勤・麻里」親子は、女性の支持が高いことも特徴的です。

◆「株式会社FJネクスト」

事業内容:不動産の企画開発、売買、仲介/創業:1980年、東証1部上場

 首都圏を中心に「ガーラマンションシリーズ」を展開しています。「都市住空間への挑戦と創造を通して、豊かな社会づくりに貢献していく」を企業理念に、社会の一線で活躍する首都圏の単身者の生活を支えるインフラとして、居住者目線で、デザイン性に優れ、ステイタス感と重厚感を兼ね備え、安全性・快適性を重視したマンション開発を進めています。

自社ブランドマンション供給実績:256棟・17,654戸(2017年6月末時点)

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