ジャパンエナジー、地図情報に連動した販売分析システムを構築
日本オラクル株式会社(本社:千代田区紀尾井町4-1 代表取締役社長:新宅正明)は、株式会社ジャパンエナジー(本社:港区虎ノ門二丁目 代表取締役社長:高萩光紀)が、オラクルを利用して地図情報と全社データウェアハウスを連携させ、地域別営業情報を地図上に展開して視覚的に分析できる新たなシステムを構築したことを発表します。
ジャパンエナジーでは2002年度より、社内の販売系のデータを一元的に管理する全社データウェアハウス「企業DB」を構築してきました。今回、この「企業DB」で管理される、全国約4,200店のサービスステーションの売上データや、約40,000店の競合サービスステーションの価格情報のうち、関東地方と静岡県の1都7県のデータと株式会社サイバーマップ・ジャパン(東京都千代田区神田神保町3-29 代表取締役社長:太田稔)が提供するオンライン地図情報「Mapion」(マピオン)とを連携しました。これにより、「企業DB」のデータを地図上に展開し、サービスステーションの立地条件や競合店舗の分布などを視覚的・直感的に分析することが可能になりました。また、地図上に表示されたサービスステーションのアイコンをクリックすると、以下のような地域別営業情報を表示することができます。
・サービスステーションの属性、基本情報
・サービスステーションの仕入れ情報
・販売子会社のサービスステーションにおける油種別(ハイオク・レギュラー・軽油・灯油)市況価格の5日間推移
・競合サービスステーションの油種別市況価格の5日間推移
本システムは、日本オラクルの「Oracle9i」を技術基盤とした、位置情報や地図データを活用したシステムを構築するソリューション「Oracle Location-Based Services」に基づき導入されています。「Oracle Location-Based Services」で構築するシステムは、コンビニエンスストアなどフランチャイズ形態の業種や、位置情報を業務で活用する物流・運輸などの業種における利用に最適です。システム導入プロジェクトは、日本オラクルの技術コンサルティングのもと、セントラル・コンピュータ・サービス株式会社(本社:東京都江東区亀戸6-41-10、代表取締役社長:山田修身)が行いました。
システムの特徴は、以下の通りです。
利用製品:
データベース 「Oracle9i Database」「Oracle9i Real Application Clusters」
アプリケーションサーバー 「Oracle9i Application Server」
特長:
・「Oracle9i Locator」で地理データをRDBMSで効率的に検索・処理
「Oracle9i Database」の位置情報管理機能「Oracle9i Locator」を利用して、緯度・経度などの地理データを全社データウェアハウスに統合して格納し、RDBMS形式で効率的に検索・管理しています。
・地図データと全社データウェアハウスをJ2EEアプリケーションで連携
オンライン地図データ「Mapion」と全社データウェアハウスの連携部分を、「Oracle9i Application Server」のJ2EE機能で開発・実装しています。
・膨大なオンライン地図データの高速ダウンロード
「Oracle9i Application Server」のJ2EE実行環境を利用してキャッシュ機能を開発・実装しています。これにより、インターネット経由で配信される数百ギガバイト級の地図データをアプリケーションサーバー上にキャッシュして再利用し、高速なダウンロードを可能にしています。
・高い可用性とパフォーマンスの実現
データベース・クラスタ技術「Oracle9i Real Application Clusters」、「Oracle9i Application Server」およびロードバランサ(負荷分散装置)の組合せにより、データベースとアプリケーションサーバーの冗長化を行い、可用性とパフォーマンスを向上させています。
◆「Oracle Location-Based Services」のURL:http://www.oracle.co.jp/lbs/index.html
■本件に関する報道関係お問合せ先:
日本オラクル株式会社 マーケティング本部
コーポレート・コミュニケーションズグループ 広報担当:栃尾/石川
TEL:03-5213-6927/6395 E-Mail:Miki.Tochio@oracle.com / Junko.Ishikawa@oracle.com
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