有老協 登録ホームインタビュー!住み慣れた居室で最後まで暮らす

~クラーチ溝の口(神奈川県川崎市)~

有料老人ホームへの入居を検討されている皆様にあんしんできる住まい選びをしていただくため、全国有料老人ホーム協会(有老協)では【あんしん宣言】の普及に取り組んでいます。今回は、【あんしん宣言】を自主宣言している「クラーチ溝の口」の高橋支配人を取材しました。

クラーチ溝の口 支配人 高橋様
クラーチ溝の口 支配人 高橋様

背景

 今回ご紹介するのは2022年度に【あんしん宣言】された、介護付有料老人ホーム「クラーチ溝の口(神奈川県川崎市)」です。
クラーチ溝の口は、緑豊かな川崎市津田山に、2003年4月にシニア住宅として開設されました。ご入居者に長く住んでいただくために、その当時では珍しかったシアタールーム、カラオケルーム、麻雀ルームなど共用部を充実させ、ご入居者の皆様が生きがいを持ち楽しめる環境を提供しています。その後、特定施設入居者生活介護の指定を受けて、お元気なうちからご入居いただき介護が必要になれば専門のスタッフの支援を利用しながら最後までお住まい頂くことをコンセプトに、ご入居者の皆様が生き生きと過ごせるホームを目指して、日々職員の皆さんが努力されています。
クラーチ溝の口の支配人である高橋さんにホームでの取り組みについてお話を伺いました。

-安心して暮らしていただくために-

事務局:2022年6月に【あんしん宣言】を公表していますが、公表した経緯を教えてください。

高橋(クラーチ溝の口の支配人。以下、高橋):営業担当者から、全国有料老人ホーム協会が入居者の安心と安全を守るために【あんしん宣言】を策定していることを聞きました。1人でも多くの入居検討者様、また将来不安に思われている方たちに、ホーム運営の取り組みを知ってもらい、安心してホームに入居してもらえるよう自主点検をし、公表しました。入居検討者、ご家族がホームを選択するときに、ホームの情報に触れる機会を得られて良かったと思います。

事務局:【あんしん宣言】の項目(ホームの運営理念、情報公開、入居者の権利擁護、職員の業務スキル向上、適正な入居契約の締結)の中で重点を置いた項目はありますか。

高橋:ホームの運営理念です。当ホームは『「あるべき姿を実現し、明日はもっと輝く生活を」 を具現化し、‘高齢者をどうするか’ではなく、‘ 高齢者はどうされたいのか’という視点から一人 ひとりの生き方や、生活を応援して、明るく豊かな 生活の実現に寄与します。 』という運営理念を策定し、入居検討者にはホームページで、入居者には運営懇談会で周知しています。

事務局:ホームの運営理念に基づいた、具体的な取り組みがあればご紹介ください。

高橋:ホームに入居した後、同じ趣味や共通の話題でたくさんの仲間と共に元気に過ごしていただくために、ご入居者がやりたい事のお手伝いを積極的にさせていただいています。
ホーム側が用意した既存のプログラムに取り組んでいただく事もよいことですが、皆様の自主性を重んじ、積極的に活動されることが長続きの秘訣と考えています。
その為に、ご入居者から〇〇をしたい、〇〇のサークルを作って楽しみたいなどの声を具現化しています。ほんの一例ですが、ダンスサークルや剣術教室、読書の会などはご入居者からの声で立ち上がりました。
ホーム職員は、お仲間を募集するポスターを作成したり、活動場所の確保や設営、講師が必要な場合には渉外担当も担います。また、発表の場を設けて日ごろの成果を披露していただく事もあります。
さらに、外部へ発表の場を広げるサークルもあり、オリジナルウエアの作成などのお手伝いをするなど、いつまでも輝いていただくために常に応援させていただいております。

事務局:ホーム職員が、ご入居者お一人おひとりの自主性ややりたい事を大切にし、充実した生活が送れるように取り組んでいることがよく分かりました。

-住み慣れた居室で最後まで過ごす-

事務局:あんしん宣言の最後の項目にある運営上特に力を入れている事項として「お元気なうちからご入居頂き、将来介護が必要になっても居室を移り変わることなくお過ごしいただけます。」とありますが、取り組みの内容についてお聞かせください。

高橋:当ホームでは介護が必要になっても、最初に入居した居室で最後までお過ごしいただけるように取り組んでいます。
ホーム開設当時お元気な状態で入居したご入居者も、19年が経ち現在240名のうち、要支援・要介護の方が110名います。ご入居者の高齢化と状態変化に伴い、看護師も24時間体制にし、これからの看取りのニーズに対応できる体制を敷いています。
また、介護棟等の介護居室にお客様に住み替えていただくのではなく、ご入居者には入居した時から最後まで居室を移り住むことなく入居当初の居室で安心して暮らして頂けるようになっています。
ホームは、居室数246室、フロアは6階まであり、建物幅も100m以上あります。スタッフは、2階のステーションから各居室に移動しサービス提供するため、居室までの移動距離が長く非常に大変ですが、皆さん日々ご入居者のために頑張っています。

事務局:ご入居者が長く住み慣れた居室で最後まで暮らせるのは、ご自宅で暮らすのと同じような感覚で安心できますね。またその陰では、ご入居者の状態変化に対応できるよう、スタッフの皆さんの努力と働きがあることが分かりました。

この続きは下記リンクよりご覧ください。

あんしん宣言

あんしん宣言とは、法令等に基づき6つの項目について、ホームが自ら点検を行うことで、入居者に安心・安全をお届けするものです。
詳細は「https://www.yurokyo.or.jp/anshin.php」をクリックしてください。
※※「クラーチ溝の口」の【あんしん宣言】は「https://user.yurokyo.or.jp/search_details.php?id=184」よりご覧いただけます。

会社概要

■目的:有料老人ホームの入居者の保護と有料老人ホーム事業の発展に努める内閣府認定の公益社団法人
■設立:昭和57年2月/平成3年 改正老人福祉法に規定/平成25年 公益社団法人へ移行
■理事長:中澤俊勝
■所在地:東京都中央区日本橋3-5-14 アイ・アンド・イー日本橋ビル7階
■協会事業:入居者生活保証制度の運営
有料老人ホームの入居、苦情に関する相談事業
契約内容の適正化と入居者の保護
職員の資質向上のための研修事業
調査研究事業
啓発普及事業 等
■URL:https://user.yurokyo.or.jp/

お問い合わせ先

〒103-0027
東京都中央区日本橋3-5-14
アイ・アンド・イー日本橋ビル7F
公益社団法人全国有料老人ホーム協会
電話:03-3548-1077(月~金曜日10時~17時 祝日・年末年始を除く)
※面談によるご相談の場合は、事前にご予約ください。


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