動物からたどる東アジアの美術 東アジアの動物―やきものと漆―

~吉祥の願いとさまざまな動物の姿~

 近鉄グループの文化事業である大和文華館では、2022年7月8日(金)から8月14日(日)まで、展覧会 「東アジアの動物―やきものと漆―」を開催いたします。
 美術の中には、実に多くの動物の姿を見ることができます。龍や鳳凰、魚や鹿、鳥は何のために、どのようにあらわされたのでしょうか? これらの動物には、祥(しょう)瑞(ずい)(良いこと、めでたいことのしるし)とされた想像上の霊獣もいれば、長生きや子孫繁栄、富貴栄華など良い意味を付けてあらわされた動物、実在する身近な動物もいます。角や牙、鱗(うろこ)や翼を持ち、水中を自在に泳ぎ、空を舞う―人とは異なる姿や能力を持つ動物に対して抱く畏(い)敬(けい)や憧憬の念は、これらの動物や創造された生きものへの信仰を生み出し、また身近な愛らしい動物は慈(いつく)しみ、愛(あい)翫(がん)する対象ともなりました。東アジアの美術にあらわされた瑞獣や動物の表現には、人と動物の様々な関係をうかがうことができます。
 この展覧会では、古代から近世にかけて、中国や朝鮮半島、日本など東アジアの陶磁器や漆器を中心に、美術の中にあらわされた動物の表現と、そこに込められた意味について見ていきます。

重要文化財  青磁九龍浄瓶 朝鮮・高麗時代
螺鈿水禽文輪花盆(らでんすいきんもんりんかぼん)   中国・明時代 
重要文化財 沃懸地青貝金貝蒔絵群鹿文笛筒 伝本阿弥光悦作 日本・江戸時代

 展覧会:「東アジアの動物―やきものと漆―」の詳細についてはこちら
https://www.atpress.ne.jp/releases/316744/att_316744_1.pdf

以 上

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