ベトナムハノイにて新たな日本発信拠点　「JPN47＋Sweets」が7月1日よりオープン

これまでにない新しい日本発見をベトナムへ！

2017-07-04 14:00

株式会社インタープレイ(所在地：東京都目黒区、代表取締役：稲村サチコ、以下当社)は、2017年7月1日より、ベトナム　ハノイにおいて、日本47都道府県及び日本の良いものセレクトショップとしてJPN47＋Sweets(ジェーピーエヌフォーティーセブンプラススイーツ)をオープンいたしました。

「JPN47＋Sweets」とは

JPN47＋Sweetsでは、セレクトアイテムの販売に加え、日本の素材を存分に活かしたスイーツも常時販売する他、47都道府県内各地の情報発信、行政・メーカー・産地とのタイアップによるイベントフェアーの開催なども今後は展開する予定です。

当社では、日本全国のメーカー、産地、行政などの海外進出・輸出などの検討をしている方々にベトナムでのマーケティングの場として活用いただけるよう積極的にPRしてまいります。

JPN47＋Sweetsは、単なる物を売るだけの場所ではなく、日本の食材や商品知識を正しくベトナム人やベトナムの飲食店・サプライヤーにも発信できる拠点としてまいります。更には、JPN47＋Sweetsで販売、紹介している商品がベトナム内のどこの飲食店で食べられるのかといった紹介もして行きたいと考えております。

インバウンドの視点では、食材やイベントを通じて日本各地の情報をベトナムのお客様へ提供し、東京・京都・大阪のみならず日本には他にも素晴らしい地域や食が沢山あることを伝え、日本への興味・観光につなげて行きたいと考えております。そして、順次、観光に行くベトナムのお客様向けには日本各地の美味しい食材が食べられるレストランや居酒屋などを紹介・予約できる仕組みも整えてまいります。

ベトナムと日本の本格的なビジネスはまだ沢山の可能性を秘めています。JPN47＋Sweetsを通じて、ベトナムと日本の企業・個人を結び、新たなビジネスモデルの構築や、ネットワーク構築につながって行くよう邁進して参ります。

JPN47＋Sweetsを作った背景とその思い

ここ数年、日本から飲食店などのサービス産業が海外に積極的に進出しています。またそれに伴い全国各地の日本の食材や材料の海外輸出も始まりました。日本のメーカー、産地も今後の国内人口の減少などに伴い、海外マーケットを新たな販売チャネルの一つとして捉え、積極的に海外の展示会への出店や視察、輸出への取り組みをするようになって来ました。

また、各都道府県などの行政機関も地域の事業者支援として海外輸出支援に補助金や助成金を出すなど海外輸出対策予算も組まれるようになりました。

しかしながら、やっと海外への輸出が始まったものの、なかなか長期の取引に結びつかず、スポット取引で終了してしまったというケースも多く存在しています。これには日本の流通とは大きな違いがあることもスポット取引になりがちな原因の一つではないかと当社では分析しています。

商物が分離しているベトナムを含む多くのアジア諸外国では、日本のような提案型卸問屋が少なく、単純に商品を物流するサプライヤー(卸問屋)がほとんどです。そのため、いったん輸出が始まった商品をサプライヤーが既存の取引先に対して、商品提案やメニュー提案、使い方提案などまでしてくれる場合は少なく、多くは商品カタログやリストに掲載される程度となってしまうため、日本から新しく入った商品を初めて見る、使う諸外国のユーザー(バイヤー)が使ってみたいと思うきっかけがないものと判断しています。

また、サプライヤーも買い手(飲食やスーパー・百貨店などのバイヤー)がいてこそ輸入をする場合がほとんどのため、顧客のニーズに応じて輸入したまでといったケースもよく見られました。

このような状況では、せっかく日本で準備をして、ようやく輸出に辿り着いたもののなかなか拡販がされないという状況は免れません。

海外に拠点や担当者を配置できるメーカーであれば、自主的な営業もできますが、魅力的な各地の食材や飲料の多くは中小メーカーや産地事業者です。

今回JPN47＋Sweetsを作ったのは、このような状況下、大小関わらず47都道府県の優れた日本産商品を長期的に情報発信できる仕組みを構築したいと思ったからです。

ここに来れば、商品情報のみならず、ストーリー性や、利用方法、メニュー提案、実際の商品サンプルを見たり食べたりもできる。そんな場に育てて行きたいと思っています。

今後について

JPN47＋Sweetsがきっかけとなり、一つでも多くの日本産商品が海外にて羽ばたく兆しがつかめればと思っております。ここでは、BtoCへの直接的なマーケティング調査や販売はもちろんですが、BtoB取引のきっかけ作りにも結びつくような場所でありたいと思っています。

現地のサプライヤーや飲食店・ホテル・小売業者などとのネットワークを拡大し、各社のニーズにあった商品を日本に向けても発信したいと思っています。

また、47都道府県庁や市町村役場に向けて、ベトナムでの商品展示会や商談会、フェアー開催を実施できる場であることを発信して行きます。各都道府県とタイアップしたイベントなどもこの場所で定期開催して行く予定です。

最終的には日本各地の情報を発信することで、食を通じて日本各地に興味を持ってもらった一般ベトナム人の観光誘致にもつなげたいと考えています。

日本に来た、日本食が好きになった理由はJPN47＋Sweetsで日本の商品を食べた(情報を知った)ことがきっかけだと言っていただけるよう、ローカルの方々とのコミュニケーションを大切に型にはまらず様々なことを発信したいと思っています。JPN47＋Sweetsはモノを売る場ではなく、可能性を販売するそんな場でありたいと思います。