日立のサーバ仮想化機構Virtageがオラクルのデータベース・クラスタリング技術「Oracle Real Application Clusters」の稼働環境として認定

本ニュースリリースは日立製作所と日本オラクルの両社から配信しております。重複して受信される場合がありますが、予めご了承ください。

株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)と日本オラクル株式会社(代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄/以下、日本オラクル)は、このたび、日立の統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」に搭載されているサーバ仮想化機構Virtage(バタージュ)による仮想化環境で、オラクルのデータベース・クラスタリング技術「Oracle Real Application Clusters」のシステム稼働検証を共同で実施しました。本検証に基づき、オラクルは、「Oracle Real Application Clusters」の稼働が可能なハードウェアの論理分割方式(*1)による仮想化環境として、Virtageを認定しました(*2)。

同時に、両社は本認定に基づき、「日立-オラクルVirtageソリューションセンター」(以下、本センター)を本日付けで開設します。両社は、本センターでのシステム検証を通して、Virtageとデータベースソフト「Oracle Database 11g」や「Oracle Real Application Clusters」を組み合わせたデータベースシステムの構築・統合に向けてのコンサルテーションや事前評価などを行います。

*1 CPUやメモリなどのハードウェア・リソースを論理パーティションに区切り、OSに割当てるサーバ仮想化方式
*2 「Oracle Real Application Clusters」対応プラットフォーム一覧: http://www.oracle.com/technetwork/database/enterprise-edition/tech-generic-linux-new-086754.htmlにて公開(英文)

また、オラクルは次期「Oracle Database」製品の開発・テスト環境にVirtageによる仮想化環境を利用しており、両社は、今後も仮想化環境に特有の運用ノウハウの蓄積や製品サポートの拡充を進め、さらに効率的なデータベースシステムを提供していきます。

両社の取り組みに関する詳細は、以下の通りです。
1.Virtageを「Oracle Real Application Clusters」の稼働が可能な仮想化技術として認定
 今回の共同検証を受けて、オラクルは、障害発生時のシステム継続稼働や処理の負荷分散などを実現するデータベース・クラスタリング技術「Oracle Real Application Clusters」の稼働が可能な仮想化環境として、Virtageを認定しました。Virtage独自のハードウェア論理分割方式に基づく高信頼な仮想化方式が評価されたものです。
本認定を受け、ユーザーは両社の技術支援のもと、Virtageによるサーバ仮想化環境に「Oracle Database 11g」と「Oracle Real Application Clusters」を組み合わせたデータベースシステムの利用が可能となります。また、PCサーバの仮想化を利用したプライベートクラウドとしてデータベースシステムの運用が可能となり、マシン設置スペースの削減や運用管理にかかる負担を軽減できます。

2.「日立-オラクルVirtageソリューションセンター」を開設
 日立と日本オラクルは、本センターでのシステム検証を通して、Virtageと「Oracle Database 11g」や「Oracle Real Application Clusters」を組み合わせた高い信頼性、可用性を持つデータベースシステムの構築・統合に向けてのコンサルテーションや事前評価などを行います。
さらに、「Oracle Active Data Guard」などの予備システムの効率的な運用を実現するソフトウェアと「Oracle Database 11g」、Virtageを組み合わせた事業継続計画(BCP)を実現するシステムの提案・構築支援も行います。

■日立サーバ仮想化機構Virtageについて
Virtageは、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」に搭載されている日立独自の仮想化機構です。日立がメインフレーム開発で培ってきた技術を生かし、ハードウェアの論理分割方式による仮想化を実現しています。オーバーヘッドを低減し物理サーバと同等の信頼性を保つことができるため、大規模システムや基幹系データベースシステムにも利用できます。
詳細は、http://www.hitachi.co.jp/virtage/ をご覧ください。

■「Oracle Real Application Clusters」について
「Oracle Real Application Clusters」は、複数サーバを1つのサーバであるかのように動作できるデータベースのクラスタリング技術です。複数サーバの処理能力を結合することにより、システムの拡張性と可用性の向上を支援します。
詳細は、http://www.oracle.com/jp/products/database/options/rac/index.htmlをご覧ください。

■関連情報
統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」
http://www.hitachi.co.jp/bds/

■本件に関するお問い合わせ先
日立-オラクル Virtageソリューションセンター
E-mail:OraVirtage@ml.itg.hitachi.co.jp

■報道機関お問い合わせ先
株式会社日立製作所 情報・通信システム社 広報部 [担当:大井]
〒140-8572 東京都品川区南大井六丁目27番18号 日立大森第二別館
電話:03-5471-8900(ダイヤルイン)
E-mail:koho@itg.hitachi.co.jp
 
日本オラクル株式会社 広報室 小林
〒107-0061 東京都港区北青山2-5-8 オラクル青山センター
電話: 03-6834-4837 
E-mail: pr-room_jp@oracle.com

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