食べることで環境保全!?大分発の陸上畜養ウニ 「豊後の磯守(R)」に無添加塩水パックが登場

磯焼け対策を目的に育てたウニ、初の個人向け販売を「食べチョク」にて開始

ウニノミクス株式会社(以下、ウニノミクス)【所在地:東京都江東区、代表取締役:武田 ブライアン 剛】の関連会社である株式会社大分うにファーム(以下、大分うにファーム)【所在地:大分県国東市、代表取締役:栗林 正秀】は、陸上畜養したウニ「豊後の磯守(R)(ぶんごのいそもり)」を2021年12月10日より無添加塩水パック(塩水ウニ)として産直通販サイト「食べチョク」にて販売を開始しました。

ウニノミクスと大分うにファームが陸上畜養を行う目的は、世界各地で深刻化する海底の砂漠化「磯焼け」の解消にあります。「磯焼け」の原因の1つである、藻場を食い荒らしている身入りの少ないムラサキウニを継続的に漁業者から買い取り、畜養することで身を太らせて商品化させる実証実験を、大分県国東市にて2017年より協働してきました。

今年2021年4月、世界初となる磯焼け対策を目的に陸上でウニ畜養事業を行う大分うにファームの生産現場が完工し、8月より大分県内や首都圏の飲食店向け出荷、台湾輸出を開始しました。そしてこのたび、塩水ウニという形で通販サイトにて直接消費者向けに届けることが可能となりました。( https://www.tabechoku.com/products/125481 )

豊後の磯守(R)無添加塩水パック

一般に商品として流通するウニは、保存料としてミョウバンが使われることが多く、それにより独特の苦味や臭みが生じる場合もあります。今回発売した塩水ウニは、生きたウニをその場で加工し、ミョウバンを使うことなく徹底した温度管理のもとで丁寧にパック詰めを行うため、ウニ本来の味を楽しめることが特長です。

天然物のムラサキウニの旬は夏ですが、この時期に新鮮な塩水ウニがお届けできるのは、ウニノミクス独自の陸上畜養技術があってこその強みです。

商品概要

・商品名  : ムラサキウニ「豊後の磯守(R)」(100g)無添加塩水パック
・価格   : ¥7,980(税込/送料別)
・配送   : 月~金曜日(クール便にてお届け)
・販売ページ: https://www.tabechoku.com/products/125481

ウニの陸上畜養とその背景

畜養前の磯焼けしたウニ
2カ月程度畜養したウニ

ウニノミクスは、ノルウェー食品・漁業・水産養殖研究所(Nofima)にて1990年代より積み上げられたウニの餌についての独占使用権を取得し、欧州の陸上畜養技術と共に、国内外における複数拠点での実証実験を通じてウニ専用の畜養技術を確立しました。磯焼け状態の海で採取した市場価値のないウニを、食用に適した身入りと品質のウニへと2カ月程度で効率的に畜養しています。

餌には、持続可能な方法で収穫された食用昆布の端材を主原料に用いることで、ウニ本来の味を引き立て、ホルモン剤、抗生物質、保存料などを一切使用しない専用飼料を使用しています。

独自の陸上畜養技術および専用飼料により、天然ウニの旬に限らず、高品質なウニを、安定的に通年出荷できるのも特長です。

国産ウニ漁獲量は過去20年で半減し、供給の多くを海外からの輸入品に依存しています。ウニノミクスでは、磯焼けの原因となるウニを地域漁業・水産関係者とともに陸上畜養によって商品化することにより、藻場の回復による海の生態系の回復、CO2吸収量増加による温暖化対策を図るだけでなく、地域経済の活性化、ウニの国内自給率の向上など、多方面での社会貢献を目指しています。

「豊後の磯守(R)」について

豊後の磯守(R)ロゴ

大分うにファーム( https://www.oita-uni-farm.co.jp/ )にて手がける、陸上畜養ウニのブランド。かつてのふるさとのように豊かな漁場を保全するという意味合いを込めて、大分県南部の旧国名である「豊後」を用い、また、現状砂漠化している磯を森のように豊かに再生することを願い、「森」と「守」をかけて「磯守」としました。

会社概要

商号 : ウニノミクス株式会社
代表者: 代表取締役 武田 ブライアン 剛
所在地: 東京都江東区木場2丁目13番6号
設立 : 2017年1月
URL  : https://www.uninomics.co.jp/

大分うにファームの陸上畜養ウニ「豊後の磯守(R)」
豊後の磯守(R)無添加塩水パック
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