「ビル再生100の物語」福井駅前のスナック集積ビルを再生

ビル再生100の物語 第88話

テナワンでは、これまで多くのビルの空室対策や賃貸運営を行ってきました。

それぞれの問題を解決してきたビル再生の事例を「100の物語」としてこれから公開していきます。

福井駅前の古ビル再生物語_1

このシルバーウィークは地元福井へ帰ってました。
何をしてたかっていうと、築40年以上の古ビルを再生させるためです。

以前、地方のビルにはとっても可能性があるって話と、地元福井でソレをやるべく足繁く帰っていることを書きました。

福井を知らない人のためにちょっと予備知識を。
福井市は人口約26万人。これは県庁所在地では全国ワースト4の数です。

しかも福島や福岡とよく間違われ「あれ?福井って金沢だっけ?」とナイスなボケをかましてもらえるカワイソウなところでもあります。

「福井と言えば越前ガニ!東尋坊!曹洞宗の総本山永平寺!!」
と言ってくれるツウな人もいますが、ちなみにこれらはすべて福井市のものではありません(悲
バイパス沿いにできた巨大ショッピングセンターの周りに客を奪われ、その周辺の住宅地開発が進み、典型的なドーナツ化現象で駅前商店街は週末でも寂しい感じになってます。

ウンチクはこの程度にして、そんな福井駅前の古ビル再生に関わることになり、「まずは1階の目立つ場所をカフェに生まれ変わらせようぜ!」ということで、DIYでお店作りをしておりました。

ちなみに、北陸新幹線の開通効果でお隣石川県金沢はすごい人の数です。

「福井にも数年後には開通するんじゃ?」「そうなったら福井も?」

あー、そんなワケはありません。
金沢は元々戦禍も受けず京都と並んで古都の風情を残す街だからであって、今いない観光客が急に来るって思う方が変ですよね。

観光客がどうせ来てないなら地元で楽しく盛り上がんなきゃ。
幸い福井は共働き率日本一。世帯年収も東京を抜いて日本一!これは女性が逞しく稼いでいることの現れです。
しかもお市の方(福井でお亡くなりになりました)の恩恵か、イケてる女子がやたらと多いんです。これはもう、福井が地元で盛り上がるなら、女性を主役にするしかない。
イメージで女子女子言ってる他の街とは違って、分厚いサイフもがっちり握ってますしね(笑。

ということで、地元の有志達と考えました。
渋谷で100人のイベントやってもただの日常風景だけど、福井駅前に(しかも対象のビルは「あのエリアには立ち寄るな」と言われ続けてきたヤバい場末系風俗水商売エリアにあります・・)イケてる女子達が集結したら、これはもう「福井的事件」だ!

この福井的事件をチームメンバーが意図的に演出し運営していく。
舞台装置はシャバいスナックビル。
ちなみにお隣はあの柴田勝家公の居城跡「柴田神社」
(レンアイに効くらしいですよ)。

なんかこう考えるとちょっとワクワクしてきませんか?
でも、「はい、カフェ開店!」でイキナリ稼げるほどアマくないことはわかっています。
しかもこのヤバいエリアで事件を起こすには、まずは明確にココは変わったと思わせなければいけないですよね。

というワケで、「みんなでカフェを作ろうぜ!まずはそのことをイベントにしちゃえ」となった次第です。(つづく)


始めて読まれる方に

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