セブン-イレブン・ジャパン、オラクルのデータベースを全面採用した店舗システムの全国11,454店への展開を完了
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新宅正明、以下 日本オラクル)は、株式会社セブン-イレブン・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 最高執行責任者(COO):山口俊郎、以下 セブン-イレブン)の第6次総合情報システムを「Oracle Database 10g」で刷新し、全国11,454店舗(2006年9月末現在)への展開を完了したことを発表します。
全国各地にあるコンビニエンスストアでは、その立地条件によって売れ筋製品が大きく異なっています。競争激化のコンビニエンス業界において、セブン-イレブンは常に競争優位を保ちつづけるために、個店から全社規模にいたる各々の業務でPDCA(Plan, Do, Check、Action)サイクルを進化させ続けています。セブン-イレブンでは情報活用がまさに基幹業務の一環であり、そのバックエンドシステムには従来の基幹システム同等の安定性と可用性が当然求められています。この度、日本オラクルが培ってきた第4次システムからの本部システムにおける実績と「Oracle Database 10g」の高い処理能力に加え、オラクルの高可用性ソリューションである「Oracle Real Application Clusters」および「Oracle Data Guard」の安定性・高信頼性が評価され第6次総合情報システムに採用されました。
セブン-イレブンでは、従来、店舗ごとに蓄積された販売・発注データをデータセンターに転送し、オラクルのデータベースで構成された統合データウェアハウス内で集中管理されていました。このたび、セブン-イレブンは、15TBにおよぶ「Oracle Database 10g」で統合データウェアハウスを刷新し、新たに各店舗の立地条件、周辺の施設データを加えることで、立地別、施設別の販売動向分析を可能にしました。
また、店舗では、従業員が携帯型の発注端末によって、「Oracle Database 10g」が搭載された店舗内「ストア・コンピュータ」に蓄積されたデータを、無線LANを介して閲覧できます。新システムでは、販売データ、商品情報、天気予報、地域の催事情報を効率よく手元で閲覧することが可能となりました。これにより、天候や地域イベントなどに応じたきめの細かい発注を支援するとともに、「仮説、発注、検証」のPDCAサイクルによる販売モデルをさらに強化しています。
本システムでは「Oracle Database 10g」をデータ基盤に据え、本部システムでは「Oracle Partitioning」の活用による大量データの運用性向上および性能向上をはかっています。更に「Oracle Real Application Clusters」および「Oracle Data Guard」を採用、クラスタリングによる耐障害性の向上に加え、スタンバイ・サイトの構築による災害対策を同時に実現することで、高い信頼性を備えています。
■ Oracle Database 10gについて
「Oracle Database 10g」は小規模サーバーから最大規模のSMPサーバー、クラスタからグリッド・コンピューティングまで、あらゆる環境において効率的に実装できるように設計されています。自動化されたチューニング・管理機能により、作業の効率化とコスト削減を可能にします。ビジネス上の情報からOLAP、XML文書、空間・ 位置情報まで、全ての既存データをネイティブで管理し、オンライン・トランザクション処理、ビジネス・インテリジェンス、データウェアハウス、コンテンツ管理アプリケーションなどでの活用を支援します。
● 日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、米国オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月 28日に東証一部上場。従業員数1,530 名(2006年5月現在)。
■ 本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報部 野見山
Tel: 03-6238-8395 Fax: 03-5213-6990 E-mail: Yuko.Nomiyama@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/
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