東京都世田谷区で無線ブロードバンド「地域BWA」の同意を取得
~地域限定の高速無線回線を防災や減災に活用します~
イッツ・コミュニケーションズ株式会社(本社:東京都世田谷区 社長:嶋田創、以下イッツコム)は、2020年1月7日に、東京都世田谷区(保坂展人区長)における地域BWAシステムの整備とサービスの提供について同区から同意を取得しましたのでご報告いたします。
イッツコムは、関東総合通信局から2016年3月に東京都渋谷区で地域BWA(※)免許を取得して以降、東京都大田区、品川区、神奈川県川崎市(4区)や横浜市(7区)など、東急線沿線を中心に地域BWAの無線局免許エリアを拡大してきました。
今回同意を取得した世田谷区を含め、全ての地域BWA無線局免許取得地域において、各自治体と連携しながら、避難所や緊急医療救護所、コミュニティFM等の非常用回線として活用し、地域にお住まいの皆さまの防災や減災等に役立てていただける情報発信やサービス提供を通して地域貢献に取り組んで参ります。
以上
(※)「地域BWA(Broadband Wireless Access)」とは、2,575~2,595MHzの周波数帯域を活用し、地域の防災活動への活用等、公共の福祉の増進に寄与することを目的とした地域が主体となる無線通信です。2014年10月に総務省の制度改正により、従来のWiMAX方式に加え、WiMAX R2.1 AE方式とAXGP方式が利用可能となり、高速データ通信が可能となりました。
地域BWAの活用例
1.自治体職員や緊急医療救護所向けに地域BWAサービスを提供し、災害時の情報伝達手段を整備。
2.災害時に自治体がコミュニティFM局を通じて情報発信を行う際、通常の通信回線の代替えとして地域BWAサービスを提供。
3.各地区の避難所に地域BWAサービスを整備し、災害時に避難者がインターネット接続できる環境を整備。
地域BWA免許取得エリア(2020年1月時点)
・東京都渋谷区(2016年3月)
・神奈川県川崎市(2016年8月)
・東京都大田区(2016年10月)
・神奈川県横浜市(2016年11月)
・東京都品川区(2017年3月)
・東京都世田谷区(2020年1月同意取得)
なお、イッツコムサービスの提供エリアをはじめ、東急線沿線を中心に地域BWA提供エリアの順次拡大を検討しております。