GoTo東京解禁も、宿泊業は「選別の時代」へ ~新ホテルブランド「okcs」8月史上最高売上の流れ継続~
株式会社温故知新(所在地:東京都新宿区新宿、代表取締役:松山 知樹)が運営するホテルブランドokcs(オックス)は、全4施設において8月売上が史上最高を達成いたしました。しかし、各調査結果よると宿泊業界全体では減少傾向であったことから、お客様が宿泊施設を選別している時代になったのではと考えています。
GoToトラベルキャンペーンの効果にはムラがある
日経新聞による観光事業者アンケート調査によると、今夏の利用客は例年と比べ9割が「減少」、6割が「5割以上減」、「増加」は79事業者中1事業者のみ、との結果でした。
また、ビッグデータとAIによる料金トレンド調査によると、GoTo開始以降も予約が伸びず平均25%宿泊料金を下げて販売していた(*)という厳しい現状でした。
GoToトラベル開始以降、業界全体として持ち直し傾向にあるものの、実際の効果にはかなりムラがあることが見て取れます。
運営全施設が史上最高の売上を記録
そのような状況下、株式会社温故知新が運営するホテルブランドokcs(オックス)の全4施設において、8月売上が史上最高を達成しました。また、9月18日のGoTo東京解禁日には、1日あたりの予約数が新記録となりました。
この結果を受け、代表松山は以下の見解を示しました。
「4,5月は開店休業状態でしたので、その後の急回復には少々驚きました。これにはGOTOの影響もありますが、全ての宿がその恩恵を受けていないことから分かるように、私達がコロナ自粛期間中にも努力してきた「未来に泊まれる宿泊券」「おうちでリトリート」「インルームダイニング対応」などの施策が功を奏した結果だと考えております。
コロナ以降、3密回避の自然にふれる旅や、プライベート空間やパーソナルサービスによる安心な旅を選ぶ人が明確に増えています。
その結果、旅行のついでに泊まるホテルではなく、私達が以前から提案しているような、“目的地になる宿=デスティネーション”が選ばれるようになったように感じます。
この傾向は今後もしばらく続くだろうと予想しています。」
2020年6月1日時点と比較した平均宿泊料金推移
7月の宿泊料金が、平均約25%料金下落
*引用元:株式会社atta
https://newscast.jp/news/627738
株式会社温故知新とは
「地域の多様性の継承発展、そして豊かな未来の実現」をコンセプトとしホテル、旅館の運営・プロデュース・コンサルティング企業として2011年2月に創業。「宿を磨き続ける集団」をミッションに、宿は地域の魅力を発見するショーケース、時には地域のシンボルと捉え、人と人を繋げることで地域の活性化に貢献しています。創業10年目となる2020年2月には、自社が運営するデスティネーションホテルブランド「okcs(オックス)」が誕生。クリエイティビティとユニークな発想と温故知新の精神で、地域の魅力となる光を見つけ、確かな形にして国内外の皆様にお届けします。
写真上左から
瀬戸内リトリート青凪 (愛媛県松山市)
壱岐リトリート海里村上 (長崎県壱岐市)
箱根リトリート fore & villa 1/f (神奈川県足柄下郡箱根町)
受賞歴等
2015年12月に初の総合プロデュースプロジェクトとして開業した、建築家安藤忠雄が設計するスモールラグジュアリーホテル「瀬戸内リトリート青凪」は、高い評価を受け、2018年にミシュランガイド最高評価である5レッドパビリオンを獲得、外資系ではない国内系ホテルとして日本初の栄誉となり、翌年には国際ホテルアワードの三冠も。2019年には「壱岐リトリート 海里村上」も離島初の5パビリオンを獲得、現在では運営する4施設が「デザインホテルズ」に加盟しています。
会社概要
社名 : 株式会社温故知新
代表 : 代表取締役 松山 知樹
本社所在地: 東京都新宿区新宿5-15-14 INBOUND LEAGUE 502号室
URL : https://okcs.co.jp/company/
設立年 : 2011年2月1日
資本金 : 4,575万円
従業員数 : 120人
代表 プロフィール
東京大学大学院卒業後、ボストン・コンサルティング・グループ入社。
ドリームインキュベータを経て、星野リゾート入社し、旅館再生事業の総責任者、取締役就任。
2011年2月 株式会社温故知新を創業。