スターアライアンス、小学校で“スターアライアンスについて”と “CAの仕事”を教える特別授業を開催

2019-02-01 09:30

航空会社28社が加盟する世界的な航空会社連合のスターアライアンスは、2018年12月11日(火)にむさしの学園小学校(所在地：東京都府中市)で、出張授業を開催しました。

スターアライアンスは、これまでも日本でさまざまな宣伝活動や社会貢献活動を行ってきました。今回はその一環としてお子様にも航空業界をよりよく知ってもらう機会を設けることで、航空会社や航空会社での仕事に興味を持ってもらいたいと考え、実施いたしました。

当日、授業には同小3年生の34名の生徒たちが参加しました。授業の前半では、ターキッシュエアラインズにて法人営業を担当している桶舎大介氏が登壇し、スターアライアンスについて生徒たちに分かりやすく説明しました。授業の冒頭では、ターキッシュエアラインズの本社があるトルコの言葉であいさつをし、どこの国の言葉か分かるかを質問したり、スターアライアンスに加盟している航空会社の中に知っている名前はあるかを問いかけたりと、コミュニケーションをとりながら進めていきました。生徒たちは口々に答えながら、知っている国や身近な航空会社を思い出していた様子でした。

授業の後半では、ANAでキャビンアテンダント(以下、CA)として国内線と国際線の乗務を経験し、現在はCAを続けながらも国際線の宣伝業務とスターアライアンスの事務局業務を中心に行っている荒牧あかね氏が登壇。CAの仕事のイメージ写真を何枚も紹介しながら、CAの仕事内容や仕事の楽しさ、CAにはどうしたらなれるのかなどを話しました。途中、荒牧氏が飛行機内でのアナウンスを実演すると、生徒たちからは感嘆の声が。また、CAは入社後に約2か月訓練所へ通って勉強をすることや、ANAのCAはとても人数が多いため毎日初めて会う仲間とチームを組んで仕事をすることを話すと、今度はどよめきが起こっていました。荒牧氏は、CAの仕事としてお客様にサービスをすることのほかに、お客様の安全を守るという目に見えないけれど大切な仕事もあることを紹介。そのうえで「CAの仕事をしていると、いろいろな世界に行けて、いろいろな人と出会うことができて、楽しいことがたくさんあります。男の人もCAになれるので、ぜひ夢を持ってもらえたらうれしい」と語りかけ、生徒たちはその話に目を輝かせながら聞き入り、メモを取っていました。

授業の最後に行われた質疑応答では、途切れることなく次から次へと手が挙がりました。「日本に航空会社はいくつあるの？」といった航空会社に関する質問やCAに関する質問が挙がったのはもちろんでしたが、最も多かったのは飛行機に関する質問です。「飛行機が低空飛行することはあるの？」「あそこについている翼はどういう役割をしているの？」といったことや、なかには飛行機の揚力についての専門的な質問までもが飛び出し、飛行機への関心の高さがうかがえました。

スターアライアンスから提案を受けて授業を開催した同小の教諭は、開催を決めた理由について「3年生には働く人について学ぶ単元があり、その一つの題材になるということと、生活にも密着しているので良い経験になるという思いから、ぜひお願いしたいと思った」と話し、実際に行われた授業の様子を見て「子どもたちは、飛行機のことは知っていても内情までは知らない。それが、次に飛行機に乗るときにこの話を思い出して知見を広げる良いきっかけになったと思う。質疑応答では、普段の授業ではなかなか手を挙げない子も積極的に挙げていた」と、満足した様子でした。

また、桶舎氏は「小学生のみなさんに飛行機の話をする機会はあまりないので、とても新鮮だった。生徒のみなさんの質問は、興味がなければ聞かないだろうと思うことばかりで、とても嬉しかった」と述べ、荒牧氏も「とても新鮮で良い経験になった。皆さんが海外を身近に感じており非常に嬉しく思った。是非、未来のあるお子様たちに将来スターアライアンスを利用して世界へ羽ばたいていって欲しい」と語り、手応えを感じているようでした。

今回の授業には、ほかの授業との兼ね合いで参加はできなかったものの、他学年の生徒や先生も興味を示していたとの話もうかがいました。スターアライアンスとしては、飛行機や海外に対する子どもたちの関心の高さを実感できたことから、今後も社会貢献の活動の一環として続けていきたいと考えています。