読売新聞、オラクルのアプリケーションサーバーを利用して携帯電話用ニュース配信システムを強化

日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町4-1 代表取締役社長:新宅正明)は、読売新聞東京本社(本社:東京都千代田区大手町1-7-1 代表取締役社長:内山斉)が携帯電話向けオンライン・ニュースサイト「読売・報知・巨人」を支える基盤に、オラクルのアプリケーションサーバー「Oracle9i Application Server」を採用し、システムのパフォーマンス・可用性を向上し、TCO(総所有コスト)を削減したことを発表します。

読売新聞東京本社が提供する「読売・報知・巨人」では、1999年1月より携帯電話のユーザー向けにニュース、スポーツ情報、天気情報などのコンテンツを配信しています。同サイトでは、巨人戦のテレビ放映終了直後等にアクセスが集中し、ピーク時には1時間あたり250万アクセス、1秒間に700アクセスにものぼります。従前、通常は9台のWebサーバー(HTTPサーバー)でシステムを運用していましたが、ピーク時には新たに7台のサーバーを追加して計16台で処理を行っていました。このため、より少ないサーバー台数でより高速なコンテンツ配信が可能なシステムに移行することにより、アクセス集中時にも高いサービスレベルを提供しつつ、運用・管理のコストを削減することを目指していました。

読売新聞東京本社は、新しいシステムの基盤として、日本オラクルの「Oracle9i Application Server」を採用しました。Webキャッシュ機能「Oracle9i Application Server Web Cache」による9割のコンテンツのキャッシュ化と、高速かつ軽量なJ2EEエンジン「Oracle9i Application Server Containers for J2EE (OC4J)」を利用してレスポンスとコンテンツ更新の速度を向上し、Webアプリケーションサーバーを計7台(キャッシュサーバー3台、J2EEサーバー4台)まで削減しました。サーバー台数の削減により、ハードウェアのコストを削減すると同時に、システムの運用・管
理に要する手間とコストを低減することができました。

読売新聞東京本社では今後もオラクル製品を利用して、パフォーマンスの向上とTCO削減を推進する予定です。

システムの特徴は、以下の通りです。
利用製品:
「Oracle9i Database」「Oracle9i Application Server」

特長:
・ Edge Side Includesによるコンテンツ単位のキャッシュ化
「Oracle9i Application Server Web Cache」のサポートする標準準拠の技術「Edge Side Includes」(ESI)を活用し、常時更新されるバナー広告以外の全てのコンテンツをキャッシュ化しています。「ESI」により、キャッシュする単位をページ内のコンテンツごとに細かく指定しています。このため、コンテンツ全体の9割をキャッシュ化し、レスポンスタイムを向上しています。

・ キャッシュサーバーのクラスタ化によるメリット
3台のキャッシュサーバーをクラスタ化し、多数のインスタンスを単一の論理的なキャッシュとして動作させています。キャッシュ化した動的コンテンツに対する更新処理をクラスタ内で伝播することにより、コンテンツの更新を迅速化し、エンドユーザーに対して常に最新の情報を表示しています。更に、複数インスタンス間でキャッシュコンテンツの共有ができるため拡張性を高めることができ、一貫した管理を行うことができるため運用作業を軽減できる点もクラスタ化のメリットとして挙げられます。

■ 本件に関する報道関係お問い合わせ先:
日本オラクル株式会社 マーケティング本部
コーポレート・コミュニケーションズグループ 広報担当:栃尾 
TEL:03-5213-6927 E-mail: Miki.Tochio@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/

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