「こんなの初めて!」「また作ってみたい!」/料理を通して異文化理解深める/岡山理科大学で国際料理教室
留学生と一緒に料理を作りながら異文化理解を深めてもらおうと、岡山理科大学(岡山市北区理大町)は2018年10月20日、岡山キャンパス・A1号館9階調理室で、「国際料理教室」を開催しました。スリランカとネパールの留学生12人をはじめ、理大生・教職員、地元の親子連れの皆さんら計約50人が参加し、国を越えて友好のひと時を過ごしました。
教室ではまず、スリランカ人の留学生別科生、ニューマールさんと理学部生物化学科3年、向井達洋さんの2人が「スリランカとネパールにいるような気分で料理を楽しみましょう」と元気に挨拶。参加者は早速6つのグループに分かれて、留学生の指導を受けながら調理に挑戦しました。
料理は3品で、スリランカでは正月などの行事に欠かせない伝統料理「シニサンバル(タマネギと砂糖のカレー)」と、「キリバット(ココナッツミルク・ライス)」、それとネパールの国民食「モモ(蒸しギョーザ)」です。
「このスパイスは何という名前?」「シニサンバルってどういう意味?」「どんな時にこの料理を食べますか?」。普段目にすることのないスパイスや食材に、日本人参加者からは質問が相次ぎました。1時間半ほどで出来上がると、参加者からは「スパイスのいいにおい!」「やったー、出来た!」と歓声が上がり、全員で試食。「ちょっとピリッと辛いけど、とってもおいしい」などと口々に感想を話していました。
会場では、留学生たちが自国を紹介するパネルを用意して、文化や挨拶について説明したり、参加者の名前を現地語で書いたりするなど、和やかに交流する場面があちこちで見られました。
最後に、ネパールで写真を撮る時に発する「ポーズ!」という掛け声で、全員が記念撮影。3時間という短い時間でしたが、調理室を出るときには、お互いにハイタッチを交わして、会場を後にしました。
参加者は、「見たこともないスパイスにワクワクした。また作ってみたい」「少し緊張もありましたが、子供たちが留学生との交流と初めて見る食材を使った調理とおいしい料理を、どれも精いっぱい楽しんでいたので、参加できてよかったです」と笑顔で話してくれました。
また、調理のサポートに入った教育学部初等教育学科2年、材木奈美さんは「参加者と留学生との交流が出来る、いい場になったと思います。なかなかできない体験に関わることができてよかったです」と話しています。
留学生からは「自分たちの国の料理をおいしそうに食べてくれたのがとても嬉しかった、またやりたいです」との声が聞かれました。
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岡山理科大学は、グローバル人材育成事業(グローバル探求講座)の一環として、在籍する留学生・学生等と地域が交流することで、文化や宗教、習慣に対して相互に理解を深めることを目指して活動しています。
【岡山理科大学について】
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1964年、西日本初の理学部単科大学として応用数学科、化学科の2学科で開学。 2018年には愛媛県今治市に第2キャンパスを設け、西日本の私学で初の獣医学部を開設。7学部21学科1コースとなりました。「好奇心全開、探究心無限大」をキャッチフレーズに多彩な研究に取り組んでいます。
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