千葉科学大学 看護学部の講師と学生が香取市・小見川高で手話の出張講義/災害時の聴覚障害者支援について生徒たちに手ほどき

2019-02-19 16:00

千葉科学大学(千葉県銚子市潮見町)看護学部の講師と学生が2019年1月30日、千葉県立小見川高校(香取市小見川)で福祉コースの2年生40人を対象に「聴覚障害者の特性や手話などのコミュニケーション」について出張講義を行いました。災害時に避難所で、生徒たちが聴覚障害者を支援できるようにすることが狙いです。

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高校から依頼を受けた看護学部の大塚朱美講師と学生10人が訪問しました。大塚講師は、災害時の聴覚障害者について、(1)警報や無線が聞こえない(2)避難所に逃げてもコミュニケーションが取れず孤独に陥る―などと説明。「正面でゆっくり話したり筆談を活用して、支援してほしい」と訴えました。

グループに分かれての手話演習では、生徒たちは耳栓を着けた状態で手を動かして会話を練習しました。避難所で低体温症などの健康障害が起きていることを想定し、特に「手足が冷たくありませんか」「毛布にくるまって暖かくしてください」などの手話に取り組みました。受講した諏訪あいなさん(17)は「一つでも多くの手話を知っていた方が今後役立つ。教えてもらえて良かった」と話しました。

千葉科学大学は、大学のことを知っていただくと同時に、社会貢献の一環として高校生向け出張講義を行っています。受講により高校生たちは、大学での学び方や将来のビジョンをつかみ、希望する進路の選択に役立てています。出張講義のテーマは大学HPで公開しており、気軽にご相談・お申し込みください。

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2004年4月設立。危機管理の素養を持ち、より幅広い分野で社会貢献できるスペシャリストの養成を目指す大学。建学理念は「ひとりひとりの若人が持つ能力を 最大限に引き出し 技術者として 社会人として 社会に貢献できる人材を養成する」です。

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手話を学ぶ小見川高生徒と千葉科学大学の大塚講師ら
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