【名城大学】理系でも留学には行くべき!目の当たりにして見つけた自分の目指すもの

Studying abroad (even science) is worth it! By observing with my own eyes, I found what I was looking for.

理工学部 建築学科3年 柳澤千尋(やなぎさわちひろ)

建築学科で都市計画などを学ぶ柳澤千尋さん。大学のプログラムを活用して毎年、海外研修に参加しています。3年生の時には交換留学生として約半年間、スペインのジャウメ1世大学に通いました。理系学生が海外で学ぶことの意義とは? 柳澤さんに話を伺いました。

交換留学は「大学生の間にやりたいことリスト」の一つ

高校生のときに1年弱、ドイツに留学した経験があります。建築に興味があってヨーロッパの建築物を実際に見てみたいと思ったのです。その経験を経て、大学では建築学科に入りました。

大学に入る際は、4年間を充実したものにしたいと考えて「大学生の間にやりたいことリスト」を作成しました。そのリストにあげた一つが交換留学に行くこと。3年生のうちに行きたいと思っていたので、1、2年生で単位を取れるだけ取って準備しました。

また、大学に入学する前から、名城大学にたくさんの留学プログラムがあることは調べていたので、1年生の春休みに海外英語研修でオーストラリアへ、2年生の秋には異文化を体験するグローバルキックオフプログラムで韓国へ行きました。高校生のときのドイツ留学が楽しく刺激的だったので、大学4年間でたくさん海外経験をしようと決めていたのです。

3年生の交換留学先に選んだのはスペイン。バレンシア州カステリョンにあるジャウメ1世大学が交換留学の協定校に新たに加わったということで、国際化推進センターの方におすすめしてもらい決めました。理系科目の単位が取れること、ヨーロッパの建築や都市に興味があることが決め手でした。建築学科の学生が交換留学に行くケースは前例があまりなく、留学を決めるまでは担任の先生やゼミの先生にたくさん相談にのっていただきました。3年生後期の必修科目を4年生に回していただいたり、リモートでゼミに参加できるよう配慮していただいたり、先生方の助けもあって留学が実現しました。

スペインの都市をめぐり、建築や都市計画について知見を深める

1年生で行った海外英語研修や2年生のグローバルキックオフプログラムは他の名城生と一緒に行動することも多く、日本語を話すこともありました。でも今回の留学では、一緒に行った名城生のメンバーとは履修科目が違ったので、行動もバラバラ。シェアハウスで一緒になったのはルーマニア、ドイツ、イタリアから来ている子たちで、出身地も言語も異なり、日本語はまったく通じない環境でした。

大学の授業はほとんどがスペイン語ですが、私はスペイン語を学んだことがなかったので、英語でドイツ語を学ぶという観光学科の授業をとりました。英語はある程度理解できるし、ドイツ語なら留学経験を生かせばなんとかなると思ったのです。でも、いざ授業が始まってみると先生が話すのはスペイン語で、英語で授業をしてくれることはありませんでした。最初は戸惑いましたが、それならドイツ語でコミュニケーションをとればいいと開き直って、積極的に参加するようにしたら先生やクラスメイトと仲良くなることができました。

留学期間は年末年始をまたいでいたので、家族が日本からスペインに遊びに来てくれました。年越しの瞬間は、街中でカウンドダウンをしたり、打ち上げ花火が上がったりと、カステリョンはお祭りのように盛り上がっていて、みんなで賑やかに年越しできたことはいい思い出です。

家族と一緒にバルセロナやバレンシア、ビルバオなど、いろいろな街へ遊びに行きました。バルセロナではガウディ建築をたくさん見て、来年メインタワーが完成予定のサグラダファミリアも見学しました。サグラダファミリアの内部はステンドグラスがとてもきれいで、100年以上前から工事が続いているというスケールの大きさに圧倒されました。

バレンシアは、以前は川の氾濫による水害が多く、運河を造って水の流れを移設し、川だった場所は埋め立てて公園にして近未来的な建築物が立ち並ぶ芸術科学都市として整備されています。ビルバオは、造船業で栄えた港湾の街ですが、今はアートで都市再生を図っていてユニークな建築物が立ち並び、川沿いがきれいに整備されていて、街歩きが楽しかったです。ゼミの授業にリモートで参加した際は、スペインの都市をめぐり、歴史や建築物、都市計画について調べたことをまとめてプレゼンテーションしました。

バルセロナでは、サグラダファミリアの内部に入ることができました
バレンシアでも街中のオープンカフェが賑わっていました

トラブル続出! なんとかたどり着いたノルウェーへの一人旅

滞在中はトラブルもありました。一番ピンチだったのは、ノルウェーへの一人旅。名城大学に留学生として来ていたノルウェーの友人に会いに行こうとバルセロナからオランダ経由でノルウェーに向かう予定でした。バルセロナから出る飛行機が朝早かったので空港で夜を明かしたのですが、ついつい寝てしまって……。目を覚ますと横に置いていたリュックがなくなっていたのです。探していたら私のリュックを持っている人がいて、「目を離したらだめだよ」という感じでリュックを返してくれました。貴重品は肌身離さず持っていたので取られなかったのですが、リュックのポケットやポーチは全部開いていて、モバイルバッテリーがなくなっていたので、リュックを持っていた人が物色したのではないかと思います。

さらに、バルセロナから乗った飛行機が遅延して、経由地のオランダで乗り継ぎ便に間に合わなくなってしまいました。振替便に乗りたいと伝えたのですが、メールが届くから待っての一点張りで、空港で8時間も待たされました。さすがに遅すぎると思って確認したところ、「まだメールが届いてないの? 今日はもう無理だから、ホテルを自分で取ってまた明日来て」と言われてしまいました。素直に待っているだけではなく、自分から動いて意思を伝えないといけなかったと勉強になった出来事でした。翌日の朝、振替便でノルウェーにたどり着き、友人に会えたときは思わず泣きそうになりました(笑)。

探究心をかき立ててくれる留学が人生のターニングポイントに

これまでを振り返ってみると、留学は自分にとってターニングポイントだったと感じています。第一のターニングポイントは高校生のとき。ドイツに行ったことで建築や都市への興味が大きくなって、建築学科に入るきっかけとなりました。

そして、第二のターニングポイントはスペイン留学です。いろいろな都市をめぐってみて、将来は街の魅力づくりに携わる仕事がしたいという目標ができました。スペインでは人が集まる文化を大切にしていて、街を歩いていると通り沿いのオープンカフェが朝から夜まで賑わっていたり、公園や川沿いがきれいに整備され、散歩をしたりベンチでくつろいだりしている人がたくさんいました。名古屋は街に人が集う場が少なくて、管理の問題でベンチなどもあまり置くことができないという話を聞きます。いろいろな問題はあると思いますが、工夫をしてもっと人が集うことができる楽しい街をつくれないだろうかと考えるようになりました。外に出たからこそ気づくことができた視点ではないかと思います。自分のやりたいことが見えてきたので、残りの学生生活は、将来を見据えながら学修や就職活動にいっそう力を入れていきたいと思っています。

奇抜なデザインの建築が多いバレンシアの街並み
ビルバオの川沿いには、寝転んでくつろげるベンチが設置されています   ビルバオにはバルもたくさん立ち並んでいました
ビルバオにはバルもたくさん立ち並んでいました
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