これまでにない、サスティナブルな生地を用いた福井発のアパレルブランドが誕生　オンラインで4月22日に発売

～原糸メーカーと2年を掛けて開発した糸を使用して織り上げた生地を使用～

2021-04-27 11:00

株式会社東郷商店(本社：福井市城東、代表取締役社長：竹澤文孝)は、これまでファッション分野での製品化が困難とされてきたリサイクルポリエステル生地を用いたアパレルブランドSAISAを立ち上げ、EC販売を2021年4月22日(木)から開始致しました。

「SAISA ONLINE STORE」
https://saisa.shop/

サスティナブルなブランドを立ち上げた背景

当社は創業32年、Factory in Fukui Japanにこだわり、12名の仲間と一緒に海外・国内のトップブランドに生地を生産販売して参りました。

大好きだった身近な存在の海が、とある重油流出事故で一変し、とても悔しい思いをしました。

その時に参加したボランティア活動をきっかけに“少しでもきれいな海をいつまでも残したい”という思いが芽生え、環境への意識を強くもつようになりました。

さらに2年ほど前の世界的な環境意識の高まり、そしてこれまでにない環境配慮型の素材との出会い。

これらをきっかけに生地、染料、装飾品、梱包資材など細部に渡り、環境に配慮した素材の使用を心がけました。
又、社をあげてSDGsに沿った取り組みも強化しております。

当社の目指すものは「Create ＆ Challenge」。
帝人フロンティア株式会社(以下、帝人フロンティア)と共に約2年の開発期間を経て、これまでにないオリジナルのリサイクルポリエステル糸が完成。
この糸の完成により、私たちはサスティナブルでありながら上質な風合の服をオールシーズンでお届けすることが可能になりました。

そして、この服をデザインしてくれたのがこの素材に共感頂いた福井在住のデザイナーヴィルジニー氏です。彼女とのコラボレーションが実現し、洗練された商品をお届けできるようになりました。
※ヴィルジニー氏のご実績・・・過去にKENZOやLOUIS VUITTONのデザイナーを務める

当社が取り扱う環境配慮型の生地とは

リサイクルポリエステル糸を使用した生地は既にスポーツ衣料分野では使用されてきたものの、ことファッション衣料分野では、風合の問題から使用は困難とされてきましたが、今回従来のリサイクルポリエステル生地では考えられない天然素材のようなナチュラルな風合を表現することができました。

糸の開発

Point1
帝人フロンティアには、ウール調混繊糸の開発を依頼。
私たちは、ピーチ調のタッチによる滑らかでやわらかい風合の織物開発を実現しました。

Point2
今回東レ株式会社(以下、東レ)には、春夏用の糸の提供を依頼。
シルクや麻のような自然な質感の織物開発を実現しました。

主にペットボトルを原料とし、東レ・帝人フロンティアなど名だたるメーカーの最先端技術により生まれた再生糸。
これまで困難とされてきた高品質で信頼性に優れる細く美しいリサイクルポリエステル糸を使用した生地の開発に成功しました。
この素材が持つ風合のバリエーションと、世界で活躍してきたデザイナーヴィルジニー氏のデザインとのコラボレーションから生まれた、こだわりの婦人衣料を自信をもってmade in FUKUIでお届けします。