フードロス事業を行うエクネス株式会社の福利厚生 日本初!「エシカル手当」を導入 服の生産にかかる環境負荷の認知拡大を目指す
古着購入や服の修繕代金などに毎月5,000円まで手当支給
福井県鯖江市でフードロス事業を行うエクネス株式会社は、社員・パートの福利厚生として「エシカル手当」を導入しました。古着の購入費や服の修繕費などに対して、毎月5,000円まで支給するというものです。この制度により、「できるだけ服を長く、大事に着る」という意識を高め、服の生産にかかる環境負荷の認知拡大を目指しています。
高まるサステナブルファッションへの関心
総務省の家計調査によると衣服1枚当たりの価格は年々下がり、現在は1990年頃の半分ほどとなっています。一方で国内の供給数は増加、大量生産・大量消費が拡大している傾向で、衣服のライフサイクルの短期化により、衣服の製造や廃棄処理による環境負荷は極めて大きいと言われています。
近年、こういったファッション産業の課題が急速に意識され、アパレル事業者もさまざまな取り組みを始めています。また、2020年度に環境省が行った「ファッションと環境に関する調査業務」の消費者アンケート調査によると、約6割がサステナブルファッションに関心を持っている、または具体的な取り組みを行っていると回答していて、関心が高まっています。
環境省HPより
日本初!「エシカル手当」を導入
フードロス事業を行い環境問題に向き合う当社では、持続可能なファッションへの取り組みを応援するため、日本で初めて(※当社調べ)の「エシカル手当」を導入しました。古着や、会社が指定したエシカルなブランドの服の購入費、服のクリーニング代や修繕費として、毎月5,000円まで会社が支給するというものです。ファッションの環境問題について子どもにも伝えていきたいとの思いから、本人の服だけでなく、家族の服の購入費用も支給対象としています。
●古着の購入費
古着店のレシートやフリマアプリの購入履歴画面の提出で、毎月5,000円まで手当を支給。
●会社が認定したエシカルなブランドの購入費
古着だけではなく、環境負荷低減に取り組む認定ブランドの新品の購入費用も支給対象。
●クリーニング、リペア代金
できるだけ服を大事に、長く着るためのクリーニングやリペアの費用に対しても手当を支給。
エシカル手当の詳細: https://www.exness.co.jp/ethical-allowance
社内ナンバーワンのおしゃれ社員がエシカル手当5,000円で古着フルコーデ!
塚崎 康太(25) 代筆事業 機器整備・研究開発担当
以前はファッションによる環境負荷を考えることなく新品の安い服を購入していましたが、「エシカル手当」ができたことで、意識が変わりました。今では新品よりもかっこよく着られる古着が大好きになり、よく古着屋を巡っています。時間がたつほどかっこいい風合いになるアメカジの古着でコーディネートしてみました。
今後はエシカル手当を活用してクリーニングやリペアも行い、服を長く大切に着ていきたいです。
シャツ …2,500円
パンツ …1,500円
スニーカー…1,000円
total 5,000円
エクネス株式会社について
当社では環境問題などの社会の課題解決につながることを行いたいという思いから、規格外野菜の救出プロジェクト「ロスヘル」を2022年4月から始めています。傷があったり大きさがバラバラだったりと、「規格」に適合できず破棄されてしまう野菜を農家や食品メーカーから買い取り、消費者に定期便として提供することで、食品ロスから生じる温室効果ガスの削減に取り組んでいます。
今回、ファッション産業の環境課題に対しても何か出来ることがないかと考え、福利厚生として「エシカル手当」を導入することになりました。これをきっかけに服の生産にかかる環境負荷の認知を拡大できればと考えています。
ロスヘルホームページ: https://losshelp.jp/
今後について
今後は環境に関心を持つ他の企業もぜひ「エシカル手当」を導入していただきたいと考えています。来月以降は「エシカル手当」を導入する賛同企業を募集し、団体としても活動する計画です。私たち会社一つの力は小さなものですが、さまざまな企業と連携して一人一人の行動を変えることで、地球温暖化を止めるために環境負荷が少ない社会を連携して作っていきたいと考えています。これからも当社では環境に配慮したさまざまな取り組みを進めてまいります。
会社概要
名称 : エクネス株式会社
所在地 : 〒916-0037 福井県鯖江市上河端町36-4-3 2階
代表者 : 代表取締役CEO 平井 康之
事業内容: 手紙代筆サービス事業、オプティカル事業
フードロス事業、コンサルティング事業
URL : https://www.exness.co.jp/