「わくわく歯医者さんになっちゃお!」ぶち元気がいいね!フェスタで子どもたちに歯科イベントを開催!
山口県周南市は、市民の元気を応援する体験型の健康イベントとして「ぶち元気がいいね!フェスタ」を、2022年10月10日(月)に津田恒実メモリアルスタジアム(山口県周南市)で開催しました。
「ぶち元気がいいね!フェスタ」とは、ぶち元気がいいね!フェスタ実行委員会が主催して健康づくりに関する様々なブースを出展するイベントです。
※「ぶち」は山口弁で「すごい」などを表すものです。
わくわく歯医者さんになっちゃお!
イベントでは市内のコンビナート企業である(株)トクヤマや(株)トクヤマデンタル、徳山歯科医師会、周南市で初のコラボが実現しました。4者が連携し「化学」の視点から「歯の健康」について考えるブースが登場。
当日は徳山歯科医師会の歯科医師(河村歯科医院 河村誠先生、遠石ファミリー歯科 小林直樹先生、佐波歯科医院 佐波義明先生、ふくや歯科医院 福谷能史先生)にもご協力をいただきました。「わくわく歯医者さんになっちゃお!」のテーマで「何の歯か分かるかな?」の展示コーナーと「もとの歯にもどせるかな?」「歯の材料で作っちゃお!」の化学実験をふまえた歯科治療体験など3つのコーナーを展開しました。
何の歯かわかるかな?
2種類の歯の標本、何の動物かわかりますか?
おなじみの動物も骨の標本だけでは正解が分からない人がほとんどでした。草食動物と雑食、肉食動物は歯の形が全く異なります。主に草をすりつぶしながら食べる草食動物は臼歯が大きく発達しています。一方で雑食や肉食動物は犬歯や裂肉歯が発達しており臼歯は草食動物ほど大きくありません。
もとの歯に戻せるかな?
穴の開いた人工歯を歯科治療で使用するプラスチックで埋める、むし歯の治療体験です。徳山歯科医師会の歯科医師から説明を受けながら子どもたちは一生懸命に作業をしていました。
このプラスチックは特殊な光を当てると固まるようになっています。体験をしながら子どもたちは治療のことだけでなく、むし歯予防の大切さも学ぶことができました。
実際の治療で使う道具を手に取って、自分たちが歯医者さんになりきるという経験は初めてという子どもたちがほとんど。手に触れて使ってみることでより歯医者さんを身近に感じることができました。
歯の材料で作っちゃお!
歯科治療で使用するプラスチックを混ぜて好きな形の型に注ぎ、固めてマグネットをつくる体験です。小さな子どもでも簡単にできるように2種類の材料を混ぜて注ぐだけという単純な作業。色はピンクと白の2色で、歯ぐきのピンクと歯の白です。
光を当てて固めるのではなく、混ぜて液状になったプラスチック材料をしばらく置くだけです。5分ほど放置すると固まるので、型枠からはがし両面テープでマグネットを貼ったら完成です。
型の形は花びらや、猫、肉球、星、ハート等様々。子どもたちは頭を悩ませながら自分の好みの形を選んでいました。
プラスチックが固まるまでの5分間で「正しいおやつを選んでみよう」というクイズをしました。むし歯になりやすいお菓子と「補食」として良いおやつの違いは難しく、親子そろって頭を悩ませていました。歯の治療やむし歯予防について子どもたちだけでなく、保護者にも広く知ってもらう機会になりました。
ぶち元気がいいね!フェスタ実行委員会について
周南市内の徳山医師会、徳山薬剤師会、山口県栄養士会周南専門部会、周南市母子保健推進協議会、周南市食生活改善推進協議会、山口県言語聴覚士会、周南歯科技工士会、周南市老人クラブ連合会、山口県理学療法士会、山口県作業療法士会、周南市で組織。