米国市場におけるラベルの需要、2015年に200億米ドルに達する
株式会社グローバル インフォメーションは、ザ・フリードニア・グループが発行した報告書「Labels to 2015 (2015年までのラベル市場)」の販売を開始しました。
米国のラベル出荷は2015年に200億米ドルに達すると予測されています。感圧ラベル部門が市場を独占し続け、全体の70%以上を占めると見込まれます。今後も安定した拡大を見せますが、伸縮、熱収縮およびインモールドタイプなど他のラベルとの競争にも直面するでしょう。これらのなかで、熱収縮ラベルが2015年まで最も急速な成長をすると予測されています。容器形状にフィットしたラベルが可能であるため、360度にわたる画像が可能となり、店舗の込み合った商品棚のなかでも、ひときわ消費者の目を引くことが出来るからです。米国、クリーブランドに拠点のある調査会社、フリードニア・グループの当報告書「2015年までのラベル市場」では、この他、ラベル市場における、様々な動向を考察しています。
当分の間、紙がラベル産業において、依然として圧倒的な主要な素材ではありますが、次第にそのシェアをプラスチックに奪われ、2015年にはプラスチックがラベル出荷の25%以上を占めると予測されています。
プラスチックは、その紙より優れた性能やプラスチック容器の増加に伴い、ラベルの材料として需要が拡大しています。さらに、プラスチックは感圧、熱収縮、伸縮、インモールドおよび熱転写といった様々なタイプのラベルに多く使用されており、これらはそれぞれ安定的に成長すると推定されています。
プラスチックラベル樹脂のなかでも、ポリプロピレンとポリ塩化ビニルが広く用いられていますが、ポリ塩化ビニルは、環境および健康上のリスクから、今後、他のプラスチック素材にその座を奪われることになるでしょう。特に、環境に優しい素材を市場が好んでいるために、少しずつではありますが、ポリ乳酸がそのシェアを伸ばすと予測されています。
2015年までのラベル市場
Labels to 2015
http://www.gii.co.jp/report/fd210179-labels-2015.html
出版日 2011年09月
発行: ザ・フリードニア・グループ
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