アイエスエフネット、エンジニアの働き方改革推進に、統合検証環境をOracle Cloudへ全面移行

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、執行役社長 最高経営責任者:フランク・オーバーマイヤー)は本日、株式会社アイエスエフネット(本社:東京都港区赤坂、代表取締役:渡邉 幸義)が、全国にいる約1,800人の同社のエンジニアが利用する統合検証環境のインフラ基盤として「Oracle Cloud Infrastructure」を採用したと発表しました。このインフラ基盤には、「Oracle Cloud Infrastructure」で提供されるAMD EPYC(TM) プロセッサーベースの「Compute Standard E2」インスタンスのベアメタルを利用しています。

アイエスエフネットは2000年に創業した、日本全国19拠点に展開するITインフラ企業です。ネットワークやサーバーの設計・構築をはじめ、クラウド移行、仮想化、セキュリティなど、ネットワーク・システムに関わる幅広いソリューションを提供しています。

社外で勤務するエンジニア職が多い同社は、働き方改革を推進していく中で、場所を選ばない働き方の実現を模索していました。そのために、社外からでもよりセキュアな環境で検証作業を行え、より多くのエンジニアが同時に個別に検証できる環境構築を必要としていました。そこで、統合検証環境のサーバー基盤の老朽化に伴い、システム移行の検討を開始しました。移行するシステムが自社向けに最適化した要件のシステムであったため、KVM*ベースのアプリケーションを含む既存のIT資産を活かしたまま移行可能であることが必須条件となっていました。また、セキュリティ強化のためVDI**導入を検討していましたが、既存のサーバーではリソースが不足しており、VDI導入にも適したインフラ基盤を求めていました。

  • KVM: Kernel-based Virtual Machine:カーネルベースの仮想マシン
    ** VDI: Virtual Desktop Infrastructure: 仮想デスクトップ

アイエスエフネットでは、当初オンプレミスへの移行を検討していましたが、ベアメタル占有環境であれば、ハイパーバイザーやOSにかかわらず、既存のIT資産をクラウドに移行できることを知り、クラウドへの移行も選択肢としました。スペックや導入、運用コストおよび運用工数と多角的に主要なクラウドベンダーを評価比較した上で、「Oracle Cloud」への全面的な移行を決定し、2019年3月より稼働を開始しました。
「Oracle Cloud」の採用ポイントは以下のとおりです。
●ベアメタル専有環境のメリット:ハイパーバイザーなしで一貫したパフォーマンスを提供し、KVMベースのアプリケーションの移行が可能に。ベアメタル・インスタンスの分離および専用アクセスで、高いセキュリティも実現
●高いコスト・メリット:要件を満たすクラウド・サービス比で約70%の費用で利用可能
●優れたパフォーマンス:他社クラウドと比較し、約2倍のメモリ、約3倍のVCPUにより、増加するトランザクションにも対応可能

*アイエスエフネット調べ
アイエスエフネットでは、統合検証環境の移行を終え、現在「Oracle Cloud Infrastructure」上でのVDI導入の検討を進めています。

株式会社アイエスエフネット 人財統括本部 本部長 田中哲彦 氏のコメント:
特に、他社クラウドよりもスペックの高いクラウドを物理的に他テナントと分離できることに魅力を感じました。それは、クラウドでは、他社の影響を受けて性能やセキュリティに影響が出ると思っていたからです。当社のエンジニアは、全国の支店にも在籍し、お客様先に常駐して業務を行っているため、よりセキュアでより高い性能が出せるクラウドを希望していましたが、「Oracle Cloud Infrastructure」のベアメタルを採用することで、その両方の要望を実現できました。

参考リンク
・アイエスエフネット
https://www.isfnet.co.jp/index.html
・Oracle Cloud
https://www.oracle.com/jp/cloud/index.html

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