ジェンダー平等実現等を目指す製品開発への注目が高まっています

フェムテック・吸水性ショーツの品質評価はニッセンケンまで

 2021年3月に世界経済フォーラム(World Economic Forum:WEF)が公表した「The Global Gender Gap Report 2021」では、世界各国の男女格差を測るとされるジェンダーギャップ指数が発表され、調査した全156カ国中、日本は120位という先進国の中でもかなり低い順位だったことが明らかになりました。持続可能な開発目標/SDGsでも「5. ジェンダー平等を実現しよう」と掲げられていますが、現在日本においては抱えている課題等に対し、社会的認識が未だ十分に進んでいない現実があるようです。

 ジェンダー平等の実現のためには男女双方の理解が不可欠である一方、例えば、女性の社会進出に深く関わる健康上の課題はこれまでどのように扱われてきたのでしょうか。月経(生理)や妊娠、更年期障害などは多くの女性がそれぞれ個人差はありながらも、ライフステージの経過とともに迎えます。こうした女性特有の健康に関連する話題は、前時代的な考えから”けがれ”という印象を持たれたり、女性自身の恥じらいなどから、あまり表面化されることがなかったと言われています。しかしながら、そうした結果が、女性の社会進出の妨げともなっていたのではないでしょうか。

ライフステージの各段階によって変化する女性特有の健康に関する課題の例

フェムテックが導く持続可能な未来

 FemTech:フェムテックとは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)を掛け合わせた造語であり、女性特有の健康などに関する問題を、テクノロジーで解決、提案する製品やサービスのことを指しています。フェムテックに関する市場は欧米では早くから注目されており、扱う製品等の種類も幅広くあることから、今後も市場規模は成長していくと予想されています。
 日本においては、先頃、自民党・フェムテック振興議員連盟(会長・野田聖子衆議院議員)が、「フェムテック関連製品の普及に向けた政策の推進に関する提言」を取りまとめ政府に提出しました。現在フェムテック製品は、医薬品医療機器法上の「医療機器」「医薬部外品」としての位置付けが明確でないため、その効能・効果を示すことができません。同議連は、フェムテック商品の法的位置づけの明確化を視野に活動しており、その動向が注目されます。

フェムテック市場と製品例

 フェムテック市場における製品やサービスは、いくつかの種類に分類することができ、右図はその概要を示しています。女性の身体的・精神的健康や先に述べた年齢と共に変化する悩みに特化したものなどに分類されていることがわかります。
 

 次に、フェムテックが解決しうる事例として、例えば下記のようなことが言えます。
 例)吸水性ショーツの着用により、生理時のより確かな快適性が得られ長時間の会議や旅行への参加も容易に
  例)アロマオイルを使用した製品は、香りの効能により妊娠時や更年期の悩み・症状等を和らげる

 このように、フェムテックは製品ジャンルや目的も多岐に渡るため、様々なアプローチや効果の測定等が考えられます。ニッセンケンは、これまで培ってきた評価方法や安全性に関する知識等を結集し、フェムテック製品の開発や品質向上を目指す企業様のサポートとなるよう、提案していきます。


吸水性ショーツに関するご相談をお受けしています

 月経(生理)は、多くの女性が平均約40年もの間定期的に迎えるとされ、女性にとっては人生の大半に自然に起こることでありながら、場合によってはさまざまなことへの機会損失の原因となりえます。また、そのための関連費用や、使い捨て用品に対する懸念といった意識も消費者間において高まっているとされ、現在フェムテック市場の中でも特に多くの製品開発がされている分野と言えます。
 本分野において、日本国内でも話題性の高い「吸水性ショーツ」に関し、ニッセンケンでは評価試験の実績もあります。製品開発をご検討の際は、ぜひニッセンケンまでご相談ください。

「吸水性ショーツ」に関わる機能性評価試験(一例)
 吸水性評価 対象生地に対し、吸水性評価を行います。具体的な条件等をご相談の上、実施いたします。
 そのほか、耐洗濯性や抗菌性、繊維製品の安全性を証明するエコテックス®スタンダード100認証も行っています。

吸水性ショーツの評価試験に関するご質問・ご相談先

お気軽にお問い合わせください
一般財団法人
ニッセンケン品質評価センター
東京事業所
Tel: 03-5809-1360
E-mail: tokyo-reception@nissenken.or.jp

本リリースに関するお問い合わせ先

一般財団法人
ニッセンケン品質評価センター
事業推進室 マーケティンググループ
E-mail: pr-contact@nissenken.or.jp
URL: https://nissenken.or.jp/


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