「あなたの鉄工所が、溶接DIYで生まれ変わる」　人手不足に悩む中小零細鉄工所に専門特化した経営革新支援事業を12月25日から受付開始

アイアンプラネット基地オーナー(BASE-OWNER)制度のご紹介

2018-12-25 12:00

工場・プラントの改修工事業を行う株式会社長田(おさだ)工業所(所在地：福井県坂井市、代表取締役：小林輝之)は、自社がこれまでに行ってきた「溶接体験事業による経営革新」の取り組みを体系化し、全国の人手不足に悩む中小零細鉄工所に向け、有料の経営革新支援事業を開始します。

背景・・・人手不足

人口減少、少子高齢化の影響により、企業の新規人材の採用がより一層困難になってきました。大手の企業ですら就職希望者が定員を満たない現状で、ましてや小規模企業への若手人材採用は絶望的と言われています。

「こんな小さな鉄工所に若い人が就職したいと来るはずがない。」
「息子にこの鉄工所を継がせようか、悩んでいる。」
「もっと鉄工所経営が儲かる仕事なら、もっと給料が出せるなら、もっと休みを増やしてあげられるなら、若い人も入ってくるのに。」

あれがないから、これがないから、と若手の採用や事業継承をあきらめていませんか。

今現在ある工場や職人、技術といった有形無形の資産を充分に使って、どこにでもあるような鉄工所を、魅力ある企業として2年間で200件以上もメディアに登場させ、採用活動を全くしていないのに創業26年で初めて新卒採用を果たした鉄工所があります。

目的・・・企業価値の向上

「溶接体験事業で鉄工所の企業価値を上げ、若手人材採用を果たしたい」
若手を採用しようにも、来るかわからない人材のために採用費用を使い、1から教えるくらいなら、中途採用で経験者を採用するほうがよいかもしれないが、経験者であればあるほど高い給料は必要ですし、プライドも高いものです。そもそも若手人材が入ってこないような企業に、良い中途採用の人材も入ってこないものです。

中途採用も大事ですが、今後事業を継続していくなら、若手人材の採用は必須です。しかし、若手人材には見向きもされないのはなぜか。その若手人材が入ってこない理由を多くの特に鉄工所経営者は知りません。

その一番大きな理由は、御社は「知られていないから」です。

「溶接のテーマパーク　アイアンプラネット」という溶接体験事業を、本業の邪魔にならない程度に運営し続けていれば「あの鉄工所の中ではこんな素晴らしいものを作っているんだ」「あの会社は小さいけれど社会貢献している」といった周囲からの企業価値が上がり、採用活動をしないでも新卒、中途採用のチャンスが拡がります。

アイアンプラネットとは

福井県坂井市にある創業26年の株式会社長田(おさだ)工業所は、当時従業員8名で、職人の高齢化、若手人手不足に悩んでいました。その状況を打破するためにまずは溶接の楽しさを知ってもらおうと、工場の一角を改装して、一般の方にも溶接を楽しんでいただけるスペース「溶接のテーマパーク　アイアンプラネット」を考えました。

果たして世の中の方々に、「溶接をしたい！」というニーズがあるのだろうかと思い、まずはネット上で資金調達ができる「クラウドファンディング」で「このようなスペースを作りたいです、なのでこれだけ資金を寄付して下さい！」と呼びかけたところ、全国87名の方に58万円もの支援金をいただきました。その結果を受けて工場の一部を改装し、市長をお呼びしてのオープンセレモニーを経て、2015年6月にオープンすることができました。

体験メニューはアイアンオブジェつくり2,500円、アイアンネームプレートつくり2,000円から、アイアンスツール(イス)つくり7,000円など。レンタルスペース1時間1,000円に、職人サポート15分1,000円といったフリーのご利用もできます。

アイアンプラネットとは、自社溶接工場を「鉄の惑星」ととらえ、溶接体験や金属と触れ合うワークショップなどで冒険するようなイメージのテーマパーク的なスペースです。

住所　　：〒919-0404　福井県坂井市春江町西長田41-1-1
営業時間： (本業を優先して)平日16:00～18:00、土曜13:00～18:00、日祝日定休
　　　　　 ※完全予約制
URL　　： http://iron-planet.net/

これだけ本業優先で、あえてハードル高く設定した営業形態でしたが、1年間で100名のご来社があるほか、オープンから2年間で200件以上のメディアの取材がありました。

そのメディアを見て、会社近くの高校生の息子を持つお母さんが、高校の先生に「あの会社は採用活動をしていないのか、一度職業体験させてほしい」と要望があったことをきっかけに、創業26年で初めて新卒採用をさせていただくことになります。

その後、紹介されて、もしくは経験者自ら中途採用してほしいと相談が相次ぎ、8名だった従業員が3年間で15名と増え、現在では事業自体が追いつかずにお断りしている状況です。

「溶接のテーマパーク　アイアンプラネット」で「開いた工場」というイメージが付き、自然と企業価値が上がったことで、当初の目的である、職人の高齢化、若手人手不足といった課題の解決をすることができました。

アイアンプラネット基地オーナー(BASE-OWNER)制度とは

市の人口9万人の地方でも、このようなブランドイメージを持って運営してきた結果、職人の高齢化、若手人材の不足という状況が3年間で若手比率が上がり、現在は技術の伝承が進んでいる状況になりました。

このノウハウを体系化し、同じような悩みをお抱えの鉄工所・製造業の経営者さまに実践していただきたい、理想とする経営に近づけていただきたい、事業継承を考えていきたいなど、そのためのご支援をさせていただきたく思います。

そこで、アイアンプラネット基地オーナーに手を上げていただくことで、下記の内容をご提供させていただきます。

・溶接体験事業のオープンまでの訪問指導、マニュアルをご提供します。
・運営方法、指導方法、広報を含めた集客ノウハウをご提供します。
・メディアに多数取り上げられている「アイアンプラネット」のネーミングライツ使用権をご提供します。(「アイアンプラネット〈地域名〉」など)
・同じようにアイアンプラネットのロゴ使用権をご提供します。
・アイアンプラネットサイトに基地情報をご掲載いたします。

また、基本的にはその地域に1箇所のみ限定とさせていただいています。
2年め以降は提携維持費(登録料)をお支払いいただければ、引き続き定期的な交流、ご指導をさせていただきます。

アイアンプラネット基地オーナー制度の今後の展開

アイアンプラネットは、その基地オーナーが増え、溶接の社会的な地位向上を目指すお仲間が増えれば増えるほど、そのメリットは広がっていきます。

今後、アイアンプラネットの地域オーナーが5社になりましたら、溶接イベント出張カーを整備し、各地域で使用できるようにします。

その後、アイアンプラネットの地域オーナーが10社になりましたら、アイアンプラネットの溶接イベントの全国大会を実施します。

全国大会を実施することで、より大きなメディアへの波及効果が見込めます。

全国の溶接協会に加盟しておられる事業所さまが大体2万社。その中で同じ志を持つアイアンプラネットが47社(2万社の0.25％)に増えましたら、今度は世界大会を目指します。

向上心あふれ、同じ理想を持つ仲間が全国で頑張って、切磋琢磨し、時には協力しあえる絆が広がっていきます。

このような夢を叶えるには、まずは全国でアイアン(鉄の)プラネット(惑星)が1箇所でも増えていかなければなりません。

溶接やものづくりの社会的な地位向上という理念を目指して、われわれの惑星のお仲間になってみませんか。

このような経営者様におすすめします

・30～40代の、今後どう事業計画を立てていこうか迷っている若手経営者さま
・数年後には事業継承・代替わりをする予定で、社内での立場を向上させたいと考える2代目経営者候補さま
・代替わりを考えているが、後継者に自信を持たせたい、自分の色を持たせたいと考えている経営者さま
・「将来、お父さんの仕事に就きたい」と言わせたい、小さな息子を持つ経営者さま
・地元の同業者の集まりから、今後は全国に視野を広げていこうとする経営者さま