オラクル・コーポレーション、ロゼッタネットの相互運用プログラムを主導し、企業間取引のコラボレーションを推進
2002年10月1日 米国カリフォルニア州レッドウッドショアズ発:
世界最大の企業向けソフトウェア会社であるオラクル・コーポレーション(NASDAQ:ORCL)は、「ロゼッタネット相互運用プログラム(RosettaNet’s Interoperability Program)」を主導し、サプライチェーン全体に渡るロゼッタネット標準規格の採用および早期導入を支援することを発表します。オラクルはリーダーとして、企業間接続を実現するための、標準テクノロジの構築における20年のノウハウと経験を活かし、本規格の導入に要する時間、費用、リソースなどのコストを削減します。
オラクルは、「ロゼッタネット相互運用プログラム」でのリーダーシップを通じて、製造業の顧客が導入ソフトウェアの違いに関わらず取引企業と相互接続し、企業の垣根を越えてEビジネスを標準化することに貢献します。より多くの企業がロゼッタネットを導入することで、商取引ネットワークはより柔軟になり、調達・購買業務のスピードは向上し、新しいビジネスの機会が発生します。
「ロゼッタネットの相互接続を、より速く、より少ないコストで実現していくことは、高度にIT化されたサプライチェーンで構成された、広範なロゼッタネットの商取引ネットワークの実現へとつながるでしょう。オラクルは、ロゼッタネット標準規格に準拠したソリューション・プロバイダー間の相互接続性を向上させることで、同標準規格を導入する顧客やパートナーが要する時間と費用を削減します。」オラクル・コーポレーションのプロダクト・インダストリセールス部門のハイテクビジネスソリューション担当バイス・プレジデント、ジョナサン・ウームリガー(Jonathan Oomrigar)は以上のように話しています。
「ロゼッタネット相互運用プログラム」は、ソリューション・プロバイダーへ相互運用可能なソフトウェアのソリューションを提供し、サプライヤ、パートナー、顧客がロゼッタネットの接続ゲートウェイを導入する際にかかるコストと手間を軽減します。「ロゼッタネット相互接続プログラム」は、新しい取引パートナーとの接続や、既存の取引パートナー間で「パートナー・インターフェース・プロセス®(PIP®)を新規追加する際にかかるコストを削減することを通じて、ロゼッタネットの採用を支援します。
「Oralcle9i Application Server」と「Oracle E-Business Suite」は、ロゼッタネット標準規格を完全にサポートし、サプライヤ、顧客、パートナー間のシームレスな協業を可能にしています。ロゼッタネットのパートナーとして、オラクルは引き続き、XML準拠の標準規格のサポートおよび、ロゼッタネットが推進する企業間コミュニケーションの自動化およびグローバル化を支援していきます。
「ロゼッタネット相互運用プログラム」でのリーダーシップに加えて、オラクルは、業界をリードする企業向けアプリケーションおよびミドルウェアのデベロッパー、システムインテグレーター、コンサルタント、Eサービス・プロバイダー等で構成された「ロゼッタネットソリューションプロバイダ委員会(RosettaNet’s Solution Provider Board)」に参加しています。2001年に設立された本委員会は、ロゼッタネットの主要なプログラムの支援や、関連する業界イニシアチブが実践する開発戦略・導入戦略の支援を主な活動内容としています。
ロゼッタネットとは
コンピュータ産業及び電子部品産業サプライチェーンの自動化を実現する、非営利の国際コンソーシアムです。企業間取引において、ビジネスプロセスやシステムに共通するインターフェース(パートナー・インターフェース・プロセス®(PIP®))を作成することで各社間のビジネス上の情報交換を容易にし、調達や販売コストの削減を目的としています。使用プロトコルとしてXMLを採用しています。
日本オラクルは、ロゼッタネットの提携機関「ロゼッタネットジャパン」にパートナー会員として参加しており、日本における、グローバルなサプライチェーンの構築活動に賛同しています。
※本報道参考資料の日本における対応は未定です。あらかじめご了承ください。
■ 本件に関する報道関係お問合せ先:
日本オラクル株式会社 マーケティング本部 広報:栃尾
TEL:03-5213-6927 E-Mail :Miki.Tochio@oracle.com
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