マヤ人の世界観と縄文人の世界観は共通している?! 文筆家の譽田亜紀子さん解説 国際文化学園の美容考古学研究所で6/28(水)開催
学校法人国際文化学園の美容考古学研究所では、土偶、埴輪のヘアメイクから縄文、弥生、古墳時代の美容を研究、歴史的遺物から当時の髪型や化粧を類推して再現することを主とする活動の一環として、毎月末の最終水曜日に定例サロンを無料開催しています。
今月は、第1回目の開催より当サロンのアドバイザーを務めていただいている文筆家の譽田亜紀子(こんだ・あきこ)さんのトーク回を2023年6月28日(水)に開催いたします。
今月のテーマ「縄文とマヤ」
テーマは「縄文とマヤ」です。マヤ文明とは、紀元前1000年頃から16世紀頃まで、現在のメキシコのユカタン半島から、ベリーズ、グアテマラ、ホンジュラスといった国々のあたりで栄えた古代文明の一つです。日本の暦では、縄文時代後期から室町時代までに相当します。古代のマヤの人たちは、文字や暦、天文学などを高度に発達させて、独自の文明を築きました。
譽田さんは縄文時代に興味を持つずっと前、小学生時代からマヤ文明に興味があったそうです。当時は「マヤ人はとにかくすごい!」というぐらいの思いだったそうですが、以降もずっと興味の対象ではあったとのこと。時を経て大人になった譽田さんは、縄文時代にハマり、いろいろ学び知っていくなかで、「おや?マヤ人の世界観と縄文人の世界観には共通しているものがあるんじゃないか?」と思うに至ったそうです。譽田さんはそれからマヤについて勉強を始め調べていくうち、「縄文時代とマヤ文明には共通している点と、異なる点があることがわかった」「縄文時代を見てきたからこそ見えるマヤの世界があると感じています」と語ります。
美容考古学研究所は、古代の美容を研究テーマにし、サロンを開催していますが、ヘアスタイルとともに「色」にもこだわってきました。過去に開催したサロンでは「赤」についても考察してきました。縄文時代の土偶や土器からは、赤がほどこされた遺物がかなり発掘されております。有名な遮光器土偶などもそうで、一見真っ黒に見えるものも、実はその上が真っ赤に塗られていたことが分かっています。マヤ文明もまた「赤」が装飾品や壁画などに使われています。
古来伝わる「赤」には何の意味があったのでしょうか。縄文とマヤの共通点とは?
新書に『知られざるマヤ文明ライフ』(誠文堂新光社刊)の発売も控えている譽田さんに、たっぷりとお話しいただきます。
今月のサロンについて
今月のサロンは、6月28日(水)16:30より国際文化学園美容考古学研究所(渋谷区神泉町1-4 国際文化理容美容専門学校渋谷校 6号館B棟4F)にて開催いたします。どなた様も無料でご参加いただけますので、お気軽にご参加ください。
プロフィール
譽田亜紀子(こんだ・あきこ)
文筆家。岐阜県生まれ。京都女子大学卒業。奈良県橿原市の観音寺本馬遺跡の土偶との出会いをきっかけに、各地の博物館、遺跡を訪ね歩き、土偶、そして縄文時代の研究を重ねている。現在は、テレビ、ラジオ、トークイベントなどを通して、土偶や縄文時代の魅力を発信する活動も行っている。東京新聞・中日新聞に「譽田亜紀子の古代のぞき見」、雑誌『ひととき』に「こんだあきこのドキドキ遺跡旅」を連載中。『知られざる縄文ライフ』『知られざる弥生ライフ』『知られざる古墳ライフ』(すべて誠文堂新光社)のほか、『はじめての土偶』(世界文化社)、『ときめく縄文図鑑』(山と渓谷社)、『土偶界へようこそ』(山川出版社)、『「縄文」のヒミツ』(小学館)、『かわいい古代』(光村推古書院)など著書多数。新刊『知られざるマヤ文明ライフ』(2023年7月、誠文堂新光社)を控えている。
2023年7月12日発売
『知られざるマヤ文明ライフ:え? マヤのピラミッドは真っ赤だったんですか!?』
誠文堂新光社
譽田亜紀子/著
寺崎秀一郎/監修
スソアキコ/イラスト
開催日時
第23回 美容考古学勉強会
日時:2023年6月28日(水)16:30~
会場:国際文化学園美容考古学研究所 ※会場が変更になる場合もございます
(渋谷区神泉町1-4 国際文化理容美容専門学校渋谷校 6号館B棟4F)
費用:無料
▼参加希望の方はこちらより▼
国際文化学園 美容考古学研究所
主任研究員 篠原博昭
TEL : 03-6416-5348
Mail : shinohara@kokusaibunka.ac.jp
Facebook: https://www.facebook.com/kokusaidogu