３日間で一万“いいね”！予想の10倍の売れ行き！ライブチケットを保存し記録できるノート「レポチケ」がライブ女子に人気

2019-03-20 10:00

カレンダーやグッズの制作・販売を行う株式会社ハゴロモ（東京都千代田区、代表＝橘壮太郎）が、ライブやコンサートのチケットを保存して思い出を書き込めるノート「レポチケ」を発売したところ、売れ行きが当初の予想の10倍、ライブ女子に人気を集めています。

ライブ市場は10年で3倍に拡大、背景にはアイドルの細分化が

音楽CDが売れなくなった今、対照的にライブビジネスは好調です。2006年には興行本数は約1.4万、入場者数は約2,000万人、市場規模は約900億円でした。それが2015年にはそれぞれ、約3万興行（約2倍）、4,800万人（2.4倍）、約3,200億円（3.5倍）と、10年で市場は2〜3倍に拡大しています。（※コンサートプロモーターズ協会調べ）

その背景にはライブの多様化、特にアイドルが細分化されたことで様々な形態の公演が増えたことがあります。単に王道アイドル以外に地下アイドルやご当地アイドルが出てきただけではなく、アイドル的な声優のライブ、ヘビーメタルやハードロックなどの音楽ジャンルを取り込んだアイドルもいれば、キャビンアテンダントなど職業設定型のグループ、魔法や海賊をテーマにしたグループなど様々です。

男性の２倍！ライブで非日常体験を楽しむライブ女子

アイドルのライブに通うのは男性だけではありません。男性のグループに女性ファンが集まるだけではなく、ここ数年は女性アイドルにも女性ファンが増えています。女性アイドルのライブでは、「女性専用エリア」があるのは今や一般的で、「女性限定ライブ」が開催されることもあります。

実際の調査によると、一年以内にライブコンサートに行った人の割合は女性の方が高く、特に日本人アーティストのライブコンサートにおいては、男性が10.3％に対し、女性が22.1％と約2倍となっています。（※2016年ビデオリサーチ調べ）女性の方がライブで非日常的な体験を楽しんでいるのです。

大好きな推しとの思い出を残したい！ライブ女子の願望が実現！

そんなライブ女子の困りごとは、すでに開催されたライブチケットの保管方法。ライブ女子の多くはチケットを捨てずに取っておいて、中にはチケットの分厚い束をSNSで披露する女子もいます。自らもライブ女子である、株式会社ハゴロモの社員はチケットを綺麗に保存できて、ライブの思い出も書き残せる画期的なノート「レポチケ」を開発しました。チケットより一回り大きいサイズのノートは、見開き上面の透明ポケットにチケットを入れて保存、下面にはライブでの記憶を書き残せます。20公演分を収納、記録が可能です。開発者は自身もチケットは必ず取っておくが、後でそれを見てもどんな席でどんなことがあったかを忘れてしまっている、チケットをただ収納するだけでなく、ライブでの曲順や推し（一推しのメンバー）の髪型や手を振ってくれたことなどを書き込んで、思い出を忘れないように書き残したかったとのこと。

開発当初、社内ではSNSが普及している今、こんなアナログな商品が必要なのか？と言われていました。最初の発売は昨年11月、販路は都内数カ所のCDショップのみ、3ヶ月位で2,000冊の出荷を予想していましたが、その予想を覆して３ヶ月足らずで15,000冊の出荷、今は品切れ状態で現在製造しているノートは全て出荷先からの予約が入っています。