TOAの新研究開発拠点「ナレッジスクエア」、 竣工式典を12月10日(木)に挙行 ~人々がつながり、新しい価値を創り出す「共創」の場に~
TOA株式会社(本社:神戸市、社長:竹内 一弘)は、再開発を進めてきた新研究開発拠点「ナレッジスクエア」(兵庫県宝塚市)にて2020年12月10日(木)に竣工式典を開催し、当日をもってグランドオープンしました。
「ナレッジスクエア」は、TOAの研究開発拠点である「宝塚事業場」(兵庫県宝塚市)の再開発に伴う新しいビジネス拠点の総称です。この度、当社の開発者だけでなく、ユーザーや取引先、協力会社、大学や研究所などの専門機関など、多種多様な人々や情報が集い、新しい価値を共に創り出す「共創」の場として生まれ変わりました。
新設した研究開発棟ココラボでは、当社の未来につながる技術開発と、専門性の高い様々な企業との協業によって実現した「TOAミライソリューション」も展開しています。
TOAは今後もさまざまな協業・共創を通じて、当社の強みである「音の報せる力」を研き続けます。そして、これまでにない新たなソリューションを生み出し、安全・安心で住みよい暮らしができる社会の実現に貢献いたします。
●ナレッジスクエア特設サイト
(11月30日 告知サイト公開 → 12月25日 本サイトへ切替予定)
https://www.toa.co.jp/knowledgesquare/
※その他再開発計画の概要は、2018年2月14日公開のニュースリリースをご参照ください。
https://www.toa.co.jp/news/2018/180214.htm
※異業種との協業により実現したソリューションについては、2020年4月1日公開のニュースリリースをご参照ください。
https://www.toa.co.jp/news/2020/200401.htm
ナレッジスクエア 概要
再開発コンセプト
「知が生まれ、知が巡り、知が活きる」
社内・社外の人や情報が集まり、つながり合うことで、共に価値を創りだす「共創」の場所。
拠点名称 「ナレッジスクエア」について
「ナレッジ(Knowledge)=知」、「スクエア(Square)=広場・人や情報が交わる場所」を組み合わせた語。知を持った人が集まり、交わって発信していく場所にしたいという思いを込めました。建物だけでなく、庭園など広がりを持った場所であることも表現しています。
ナレッジスクエアの各施設
本館
ナレッジスクエアの入口。管理機能、エンジニアリング機能を担う他、歴史展示スペースもございます。
ココラボ
R&Dフロア、各種試験室がある、研究開発・ものづくりの拠点となる新設された施設。名称には顧客やパートナーと共に価値を創造する(Collaboration,Co-Creation,Communication)という意味が込められています。
オトラボ
音に特化した研究開発を行う施設。無響室など、TOAの音を生み出す機能を持ちます。
タカラボ
新設された文書保管庫。ナレッジスクエアで生み出される知(=宝)を集約する機能を持ちます。
ナレッジスクエアガーデン
建物西側に新たに整備された緑地帯および庭園施設。ヒートアイランド対策、CO2削減に貢献するほか、従業員のリフレッシュエリアとしても活用されます。
TOAミライソリューションについて
目的
『ナレッジスクエア』全体で、TOAの未来、未来の社会を演出し、ビジネス創造の新たな拠点としてTOAグループの成長を牽引する。
各ソリューションについて
(1)おもてなしエントランス
場所 :ココラボ1階 エントランス
協業先:大光電機様
NECソリューションイノベータ様
HOYA ReadSpeaker様
音・映像・光による演出でお客様一人ひとりに合わせた、パーソナルなおもてなしを行います。お客様の通行に合わせた「音」と「光」の通路演出や、AIを用いたキャラクターによるTOAのご紹介などを体感いただけます。
(2)世界がつながる窓
場所 :ココラボ3階 イベントスペース
協業先:東和エンジニアリング様
イベントスペースのモニターを、世界各国のTOAのパートナーがつながる窓と捉え、世界各国のリアルタイム状況配信や双方向コミュニケーションを実現します。ナレッジスクエアと世界中のパートナーとの間で、「知」を共有し合う場となります。
(3)スマートオフィスセキュリティ
場所 :ココラボ2階~4階
協業先:NECソリューションイノベータ様
壁や扉によるセキュリティではなく、開けた環境でのオフィスセキュリティを追及します。撮影した映像やセンサーで、人と、その人のセキュリティレベルを認識。エリアごとの設定に合わせて、スピーカーやサイネージによる注意喚起や周囲への対応を呼びかけます。
(4)人にやさしい避難誘導
場所 :ココラボ5階 来客エリア
協業先:能美防災様
HOYA ReadSpeaker様
火災発生時の避難誘導において、火災報知設備との連動、現場状況のリアルタイム把握や注意喚起、日常で使用している設備の活用など、避難する人にも、避難させる人にもやさしいシステムを目指します。今後の避難誘導の姿を体感いただけます。
(5)ストレスフリー会議室
場所 :ココラボ5階 プレゼンテーションルーム
協業先:アドバンスト・メディア様
フェアリーデバイセズ様
会議室内に設備を設置しておくだけで、話している方を特定、リアルタイムで翻訳し、議事録を自動作成します。字幕表示を行えば、バリアフリー対応も可能です。ストレスフリーの会議のあり方を実現します。
(6)スマートサウンド講演会場
場所:ココラボ5階 カフェテリア
マイクやスピーカーの位置を気にせず、自由に動き回りながら講演することができます。リアルタイムで会場の音量・音質を自動調整し、オペレーター無しでも最適な音空間を演出できる、そんな夢の講演会場を目指します。
●TOA株式会社について
1934年創業、本社は兵庫県神戸市。業務用音響機器と業務用映像機器の専門メーカー。交通施設・商業施設の案内放送やBGM、火災時の避難誘導放送、大規模スポーツ施設用音響システム、防犯カメラや録画機器などを製造・販売。
特に昨今は、減災・防災分野にも注力。従来の2倍以上の距離まで明瞭な音声を届ける「防災用スピーカー」は、津波や大雨による水害の警報用途として日本全国の多くの自治体で導入いただいています。
他にも、より多くの方へ、正確に情報を届けるためのソリューションを展開。駅や空港スタッフが簡単な操作で多言語放送ができる「多言語放送サービス」や、放送設備とデジタルサイネージを連動させて、音声放送による聴覚情報と画像・文字表示による視覚情報を同時に発信する「避難誘導システム」など、音と映像の技術を駆使し、社会の安全・安心に貢献する製品・サービスを提供しています。
URL: https://www.toa.co.jp/
会社概要
設立 :1949年4月20日(創業:1934年9月1日)
資本金 :52億79百万円
従業員数 :3,312名(連結) 820名(単体)
代表者 :代表取締役社長 竹内 一弘
本社所在地:兵庫県神戸市中央区港島中町七丁目2番1号
事業内容 :・拡声放送機器、通信機器、その他情報伝達機械器具の製造販売
・音響機器、映像機器、その他電子・電気機械器具の製造販売
・上記機器の賃貸ならびに工事の設計施工
・音響・映像に関するソフトウェアの企画・制作ならびに販売
・電気通信を利用した各種サービスの提供
・電気通信事業
・ホール・スタジオの賃貸経営ならびに
音楽等のイベント・催し物の企画運営