AI技術×骨格分析で急病人発生などトイレ内の異常をすばやく検知 トイレ内異常検知システム「Xeye」12月20日より販売開始 ~約7カ月の試験導入で異常の検知率が94.4%まで向上~
三協エアテック株式会社(代表取締役:加来 裕生、本社:大阪市北区)は、AI技術を使った骨格分析によりトイレ内の異常を検知するシステム「Xeye(エックスアイ)」について、試験導入を経て12月20日より販売を開始いたします。
「トイレ内異常検知システムXeye」はAI技術を使った骨格分析により、トイレ内の急病人や迷惑行為をリアルタイムで検知し、専用端末上にアラート通知するシステムです。トイレという非常にプライベートな空間であるため、今まで対策が困難とされていた急病人の早期発見が可能となり、また、長時間滞在などの迷惑行為の抑止も期待できます。
◆試験導入の結果について
2023年の5月よりカンボウプラス株式会社 福井工場、株式会社マタハリー PIA川崎ダイス店のトイレにXeyeの試作機を設置し、製品の精度の確認・検証、AI技術の向上を目的とした試験運用を行ってまいりました。試験開始時と比べ、急病人発生の検知率は94.4%まで向上、また、急病人発生・要注意行動の両パターンで誤検知率が顕著に減少しました。
●急病人発生の発報件数の結果
急病人が発生した場合を想定し下記9パターンの姿勢で4回ずつ倒れ、計36パターンのうち何件正しく「急病人発生」が発報するかを検証。
▼壁にもたれる(奥の壁、右の壁、左の壁にもたれる3パターン)
▼倒れる(肩や足の位置、向きが違う4パターン)
▼うずくまる(頭の位置が違う2パターン)
●急病人発生・要注意行動の誤検知の結果
Xeyeを設置した個室トイレ4か所の使用回数を計500回/日と推定し、ひと月30日の誤検知率を計算。
これらの結果により、AI技術による骨格分析の精度が向上したと考えられ製品を販売する運びとなりました。
また、試験導入にご協力いただいたカンボウプラス株式会社 福井工場、株式会社マタハリー PIA川崎ダイス店ともに、従業員・顧客の高齢化に伴う急病人発生のリスクに備え、正式にXeyeを導入していただくことが決定しております。
大型商業施設、交通機関、アミューズメント施設、オフィスビルなど不特定多数の方が利用し、巡回警備が必要なトイレをはじめ、老人介護施設やサービス付き高齢者住宅など急病人発生のリスクがより高い施設などに向けて、販売していく予定です。
今後は、機能追加だけでなく、現行製品を応用する形で多目的トイレや介護施設などのお風呂場に向けた新たな製品の開発を進めてまいります。
◆トイレ内異常検知システム「Xeye(エックスアイ)」製品概要・特長
製品詳細ページURL: https://www.sat.co.jp/product/other/xeye/
― プライバシー保護
骨格データのみによる行動分析なので、個人を特定することなく、プライバシーが完全に保護されます。
― 救命救急に貢献や迷惑行為・犯罪の防止
個室内での異常事態を即座に検知し、急病人発生時の迅速な対応が可能、迷惑行為の抑止も期待できます。
― 人手不足の解消など「省力化」に貢献
商業施設やオフィスビルなどの巡回警備の頻度を減らすことで、人手不足を解消し省力化に貢献します。
本体
型式 :SAT-XE02TT
サイズ(mm) :Φ170×140※天井開口部Φ150
質量(g) :580 ※ACアダプタ含まず
消費電力(W):13.2
入力電圧 :DC12V(ACアダプタ:ac100-240V 50-60Hz)
※天井裏に接続、PoE対応も可能
オプション :パトライト(R)、インカム(無線機)、遠隔メール通知、接点出力、
パソコンによる一括確認
※「パトライト(R)」は株式会社パトライトの登録商標です
Xeye製品紹介動画: https://youtu.be/ylmGPJtEBE0?si=TiIPUhstCAe4_1-5
会社概要 <製造・販売元>
会社名 : 三協エアテック株式会社
代表取締役: 加来 裕生
所在地 : 〒530-0012 大阪市北区芝田2丁目5番6号
TEL : 06-6374-6140
FAX : 06-6374-6150
設立 : 1993年6月1日
資本金 : 6,900万円
事業内容 : 環境関連機器の開発、製造、販売企業
サイト : https://www.sat.co.jp/