日本オラクル、政府・公共機関のクラウド環境構築を支援する取り組みを発表

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役 社長 兼 CEO:杉原 博茂)は、政府・公共機関のクラウド環境構築を支援するソリューションを発表します。

2020年に向けた日本政府のIT施策の指針である「世界最先端IT国家創造宣言」では、信頼性の高い膨大な公共データを公開して新産業やサービスの創出を促す成長戦略の推進や、データの利活用による防災・減災、および治安維持により安心・安全な国家の実現が掲げられています。このたび、日本オラクルが展開するガバメント・クラウド向けソリューションは、このような政府や公共機関によるITへの取り組みを支援するものです。

オラクルのガバメント・クラウド向けソリューションは、以下の3つのソリューションを中核に展開します。
1. DBaaS*ソリューション:
「データベース・クラウド・プラットフォーム」
- オラクルのハードウェア、ソフトウェアとネットワーク関連製品を統合し、効率性かつ柔軟性の高い、低コストのマルチテナント型プライベート・クラウド基盤を提供します。政府・公共機関におけるITリソースの統合・集約化、効率的配分や質の向上、およびITガバナンス基盤の確立などのニーズに応えることが可能です。主に高速データベースマシン「Oracle Exadata」とオラクルの最新データベース「Oracle Database 12c」により実現します。「Oracle Database 12c」の「Oracle Multitenant」を活用することで、複数のデータベース・システムを集約し、さまざまなアプリケーションからアクセス可能にするDBaaS環境を構築することができます。
「クラウド・ライフサイクル管理」
- クラウド環境におけるセルフサービス型の高速なプロビジョニング、システムの包括的な自動運用管理、従量制課金管理などによってクラウド環境における運用管理の利便性と総所有コストの削減を実現します。オラクルのクラウド環境のための統合運用管理ツール「Oracle Enterprise Manager 12c」の「Cloud Management Pack」を活用します。
*DBaaS(Database as a Service):データベースを統合し、さまざまなアプリケーションからアクセスして必要なデータを必要なとき必要なだけ利用可能にするデータベース管理の仕組み


2. ビックデータ・ソリューション:
公共機関に蓄積され、利活用されていない膨大な「データ」を統合、集約するための基盤として「Oracle Big Data Appliance」、有用な事実、ルールや傾向を見つけ出すための分析基盤を「Oracle Advanced Analytics」により提供します。定型、非定形などのデータの種類に依存せず、また、検索、探索、関連性分析などのさまざまな分析機能を一括で提供可能です。また、「Oracle Spatial and Graph」によってデータ公開の方式も、CSV、XMLに加えて、世界標準規格(*W3C等)のRDF形式にも対応しています。これにより、世界各国の研究機関や企業による日本の政府・公共機関の情報の円滑な利用を促し、オープンデータの有効活用を実現します。
*RDF (Resource Description Framework):Web上にあるさまざまなリソースを記述する方法における世界の標準的な枠組み
**W3C (The World Wide Web Consortium):ウェブで利用される技術の標準化をすすめる国際的な非営利団体

  1. セキュリティ・ソリューション:
    複数省庁がシステムを共有して活用するクラウド基盤の構築においては、各省庁からアクセス可能なデータの分離を確実に行うことが求められます。これには管理者権限の適切かつ厳格な定義、分解や制限、ユーザーのアクセス権限の定義や制限を設定、管理することが必要です。欧米における政府、公共機関における厳しい基準(TCSEC等)で認証を取得済みのオラクルのセキュリティ製品を提供します。データ保護のための「Oracle Advanced Security」、ラベルベースのアクセス制御を行うための「Oracle Label Security」、管理者アクセス権限制御のための「Oracle Database Vault」、ネットワーク・トラフィックの監視と監査データの解析によりデータを保護する「Oracle Audit Vault and Database Firewall」により実現します。
    *TCSEC(Trusted Computer System Evaluation Criteria):米国国防省のコンピュータセキュリティに関する規格

●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.comをご覧ください。

■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 石川
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

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