【新刊情報】『自分の見た目が許せない人への処方箋 こころの病「身体醜形症」の治し方』(小学館)4月5日発売

~ マスク着用の義務化がなくなり、「顔」を出す今、自分の「見た目」でつらすぎる人生を送るすべての人の悩みを解決する本を、精神美容形成外科学の創始者である中嶋 英雄医師が出版~

マスク着用の義務化がなくなり、喜びの声が上がる一方、顔を出すことに不安を感じる人もいます。SNSの普及で、自撮りや画像加工などが当たり前になり、かつてないほど人の「顔」への注目度、自意識が高まって来ている現代。最近もハリウッド女優が自身の身体が加工された画像がSNSで拡散され、「身体醜形症」を発症したと発表してニュースになりました。
「身体醜形症」とは自分の「顔」や「見た目」に過剰なコンプレックスを抱く心の病のこと。何時間も鏡で自分の顔をチェックしたり、人の目が気になって外出できなくなったり、美容整形を繰り返すうちに整形依存になるケースもあります。
2023年4月5日に発売される『自分の見た目が許せない人への処方箋 こころの病「身体醜形症」の治し方』(小学館)著者の中嶋 英雄さんは、大学病院で永年形成外科医として最先端を走りながらも、その後精神科医に転じ、形成外科、精神科の両方に通じる日本で唯一の医師です。
中嶋さんは形成外科医として、美容整形を希望する患者さんと接していく過程で、「見た目」の悩みの根底には、見た目へのコンプレックスだけではなく、「自己肯定感が持てずポジティブに前に進めない」こころの状態に問題があることに気がつきました。たとえ形成手術や美容整形をしても患者さんが「術後の自分」を受け入れることができず、手術を何度も繰り返す手術依存(美容整形依存)に陥ってしまうケースを度々見てきたからです。
本書では、「顔」や「見た目」の悩みに苦しんでいる人たちの苦しみの原因を解き明かし、その上で、「見た目」の悩みを根本的に解決するためには、最終的には患者さんが「ありのままの自分」を受け入れることができる「こころの免疫力」をつけることが必要であることを伝えています。そして、読者が「こころの免疫力」レジリエンスをつけるため、自分でできる様々なケア方法をご紹介しています。
あなたの「見た目」の悩みはきっと本書で解決するはずです。

■「見た目」「容姿」のコンプレックスから美容整形に関心を持つ年代の低年齢化

医療脱毛専門院リゼクリニックが2022年に小学生・中学生の子どもをもつ親510名を対象に行った【小・中学生の親に聞く/自分の子どもの「外見(容姿)の悩みや美容・脱毛」に関する調査】では、自身の子どもから直接「容姿(外見)の悩みを相談されたことがある」と回答した親は、小学生の親が6割(58.4%)、中学生の親になると7割(73.7%)と、美容意識の高まりの低年齢化がうかがえます。
(参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000072.000020081.html

株式会社クロス・マーケティングが2022年8月、全国15~69歳の女性1,375名を対象に行った「美容に関する調査(2022年)」によると、“コンプレックスをなくすために、美容整形することは良いと思う”かの意識について、肯定派は55%と半数を超え、10代では74%を占めています。“美容整形に関心がある”と回答した10代は42%、20~30代は35%と関心の高さがうかがえます。
(参考:https://www.cross-m.co.jp/report/fashion/20220901beauty/

しかし、美容整形だけでは「見た目」の悩みは解決できません。美容整形に関心がある人こそ、美容整形の扉を叩く前に、ぜひ一度、本書をご一読いただきたいのです。
手術結果に折り合える力、すなわちレジリエンス「抗ストレス力、こころの免疫力」が備わった状態で、それでも美容整形が必要だと考えるのであれば、その時には美容整形を利用するのも有効な解決方法の一つになりうると中嶋先生は指摘し、信頼できる美容外科医の見極め方も紹介しています。

■身体醜形症とは

「身体醜形症」は「見た目」を気にする病気ですが、本質はこころの病です。何か特別な気質、感覚を持った人だけがかかる病気ではなく、誰にでも起こりうる精神疾患です。特にSNSが普及し、ルッキズム(外見に基づく差別)やエイジズム(年齢に基づく差別)、さらにはセクシズム(性差別)というプレッシャーがのしかかる現代社会においては、誰もが身体醜形症にかかる可能性があると著者の中嶋さんは指摘しています。
自分の顔が嫌いでたまらない。顔や見た目が気になって仕方がなくて、一日に何回となく何時間も鏡を見つづけてしまう。どうにかして今の自分の見た目を変えたい、そうすればすべてうまく行くと思う。でも、どうしたらいいかわからない──。そうした悩みを抱えて美容整形を受け、さらに苦しみをつのらせてしまう人、日常生活が送れなくなって引きこもってしまう人、また不安障害やパニック障害になったり、リストカットや摂食障害へと悪化してしまったり、解決の糸口を見つけようと思ってもどうにもならない──そうした患者さんが中嶋医師の元を訪れます。
客観的に見て、その方たちが醜いわけではなく、「自分の見た目が許せない」という気持ちにとらわれてしまう──その苦しみが「身体醜形症」という病なのです。

【目次】
はじめに その苦しみは「身体醜形症」かもしれない
序 章 「自分が醜い」という気持ちから逃れられない人へ
第1章 本当に醜いわけではない──身体醜形症にまつわる誤解
第2章 身体醜形症になりやすい人には6つのタイプがある
第3章 身体醜形症を克服する──あるがままの自分を好きになる処方箋
第4章 それでも整形するのはNGですか?──身体醜形症と美容整形
おわりに

【書誌情報】
・タイトル:『自分の見た目が許せない人への処方箋 こころの病「身体醜形症」の治し方 』
・著者:中嶋英雄
・出版社:小学館
・発売日:4月5日
・定価:1760円(税込)
・判型:四六判 256ページ 

【著者プロフィール】中嶋 英雄(なかじま ひでお)
精神科医、形成外科医。1973年慶応義塾大学医学部卒業、同年同大学形成外科学入室。
1975~1979年藤田保健衛生大学で消化器外科,小児外科、脳神経外科、整形外科の研修を受ける。1980~1981年フランスDr.Tessierのもとに留学。1983年慶応義塾大学医学部形成外科学専任講師。1988年~2010年同助教授、准教授。2010年同退職し精神科に転科し群馬会郡馬病院勤務。2014年社団共立歯科クリニークデュボワ内に美容整心メンタル科設立、2019年遠隔診療専門部門として美容整心メンタルクリニック設立。主として身体醜形症、不安症など神経症やパーソナリティ症、美容整形依存などを診ている。
所属学会は日本精神神経科学会、日本形成外科学会、同理事、評議員歴任。日本頭蓋顎顔面外科学会、同理事、評議員歴任.日本頭蓋底学会設立委員、名誉会員。日本脳神経学会、日本解剖学会会員など。
受賞歴は1980年慶応義塾大学医学部三四会賞(最優秀博士論文賞)、1985年第1回日本コンピュータグラフィック学会論文コンテストグランプリ、1995年第11回国際形成外科学会最優秀論文賞、2008年日本矯正歯科学会最優秀論文賞、1996~2012年日本形成外科学会の学術奨励賞、最優秀論文賞を計5回受賞。
著書に『ほんとうに美しくなるための医学』(アートデイズ)
https://www.biyouseisin.com


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