京王百貨店、“おこもり”でおもちゃの売れ筋に変化　洗える布製のベビーグッズなどが人気

2020-03-24 11:00

株式会社京王百貨店(本社：東京都新宿区、代表取締役社長：駒田一郎)新宿店では、2月以降、乳幼児向けの家ナカで遊ぶおもちゃが売れています。一斉休校に呼応して休園となった幼稚園もあり、小さなお子様と家で過ごす時間が増えているようです。特に小さな乳児がいる世帯は外出を控える傾向が顕著で、50～60歳代の祖父母世代の方が「孫が家でも楽しく過ごせるように」と、プレゼントにベビー用品を購入していくケースが多く見られます。

乳児向け

洗えて安心！布製のベビーグッズシリーズを強化(新宿店7階「ボーネルンド」)

世界の知育玩具などを幅広くそろえる「ボーネルンド」では、ベビー用品の店頭売上シェアが前年に比べ10％以上伸長。同ブランド公式オンラインショップでも売上が前年比＋26％と好調です(集計期間：3月1日～3月15日)。特に、洗って清潔さを保てる布製グッズへの関心が高まっており、プレゼントにもしやすいと祖父母世代の購入も目立ちます。店頭では約20アイテムの取り扱いを増やし、提案を強化しています。

●アニマル・トレイン　税込9,680円　※対象年齢：6カ月～
ドイツ・シギキッド社製。布でできた電車に3匹の動物のぬいぐるみを乗せて引っ張るおもちゃで、布製の部分は手洗い可能です。

●おしゃぶりタオル(パンダ／リトル・ラマ)　各税込4,840円　※対象年齢：0カ月～
玩具業界で長年の経験を持つ3人の女性が、オーガニックコットンなどの素材にこだわって作るドイツのベビー用品ブランド「キカドゥ」。洗濯機洗いで手軽にお手入れできるおしゃぶり用のタオルなどがプレゼントに人気です。

幼児向け

「ねんど」の売上が伸長(新宿店7階「おもちゃプラザ」)

子供向けのねんどは、従来の単色でずっしりとした質感のものから、カラフルで軽く、かつ乾きにくい素材に進化。素材も米や小麦由来と、親が子供に安心して使わせられるものが増えています。手先や多くの色を使うことで、楽しみながら創造力や集中力を養えると人気のアイテムですが、特に2月中旬ごろから売上が伸長しています。
そのほかにも、ボードゲームやゲーム機、ぬり絵などを探すお客様の声も増えています。

●カラフルねんどお米はじめてみようセット　税込1,650円　※対象年齢：3歳～
米からできた4色のねんどと、エビフライやハンバーグを作る型やしぼり器などの道具が入った基本のセット。そのほかに、すでにキットを持っている方や長期休みに備えて替えの「12色ねんど」などをまとめて購入する方も増えています。