培地のリーディングカンパニー「Irvine Scientific Sales Company」「アイエスジャパン」の買収完了に関するお知らせ

富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、細胞培養に必要な培地のリーディングカンパニーであるIrvine Scientific Sales Company, Inc.(アーバイン サイエンティフィック セールス カンパニー、以下 ISUS社)および株式会社アイエスジャパン(以下 ISJ社)の買収手続きを、6月1日(米国時間)に完了したことをお知らせいたします。なお、ISUS社およびISJ社の全株式取得に要した資金総額は、約800百万米ドルです。

◆詳細はWebページをご覧下さい。
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_1298.html?link=atp

富士フイルムは、ヘルスケア領域の成長戦略を推進しています。中でも、バイオ医薬品の開発・製造受託や再生医療などの分野に積極的に経営資源を投入し、事業拡大を進めています。これまでに、FUJIFILM Diosynth Biotechnologies(以下 FDB社)における抗体医薬品向けの生産設備増強、世界トップのiPS細胞関連技術・ノウハウを持つFUJIFILM Cellular Dynamics(以下 FCDI社)の完全子会社化を行うとともに、総合試薬メーカーの富士フイルム和光純薬を買収し、培地事業にも参入しました。今回、ISUS社・ISJ社の買収により、バイオ医薬品から体外受精・細胞治療の領域にわたり培地の幅広い製品ラインアップを保有することができます。また、これまで構築してきた強固な販売ネットワークによる国内でのさらなる拡販のみならず、海外販売の強化も図ることができます。

さらに、写真フィルムで培った高度な化学合成力・設計力、グループ会社のジャパン・ティッシュ・エンジニリアングやFCDI社、FDB社が持つ、細胞の作製・培養技術などを活かして、競争力の高い培地の開発を加速させ、培地事業のさらなる成長を実現していきます。この他、富士フイルムグループのバイオ医療関連技術・製品と、ISUS社・ISJ社の培地技術・製品などを組み合わせて、バイオ医薬品の開発・製造受託事業や試薬ビジネスの拡大、再生医療分野の研究開発の加速に繋げていきます。

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