2025年夏就航 新造客船「飛鳥III」 1月18日に建造ドックを離れ、進水へ
郵船クルーズ株式会社(本社:横浜市、代表取締役社長:遠藤 弘之)は、2025年1月18日(現地時間)にドイツ・パペンブルグのマイヤー造船所にて、2025年夏に就航する「飛鳥III」が建造ドック(船渠(せんきょ))を離れ進水することを発表します。
「飛鳥III」は、2025年1月18日午前10時(現地時間)頃に、ドイツ・パペンブルグのマイヤー造船所の建造ドックを離れ、進水を開始する見込みです。進水に先立ちマイヤー造船所の職人たちが仕上げ作業を行った後、ドックへの注水が行われ、52,200GTの真っ白な「飛鳥III」が2隻のタグボートによって建造ドックから隣接する艤装(ぎそう)岸壁へと移動します。また、今回の進水工程中に「二引」を冠したファンネル(煙突)が取り付けられます。
なお、天候等の諸条件により、上記のスケジュールに変更が生じる可能性があります。
約16カ月前の2023年9月にマイヤー造船所で船の鋼材が切断されてから「飛鳥III」は順調に建造が進んできました。この進水は、船舶建造における重要なマイルストーンであり、プロジェクトが最終段階に進んだことを意味します。
「飛鳥III」は海上試運転に先立ち、早春にエムス川河口に向け約32キロメートルを航行する計画です。
2025年夏には営業航海を開始し、いよいよ「飛鳥II」との2隻運航がスタートします。
「飛鳥III」概要
飛鳥クルーズの3番目の船となる「飛鳥III」は、「つなぐ、ちから。」をコンセプトに、飛鳥クルーズが日本において培ってきたクルーズ文化、和のおもてなしを継承しながらも、多彩なダイニング、エンターテイメントやウェルネスなど心身を満たすプログラムを備え、より自由により豊かに、新たな時代のクルーズの価値を創造します。また日本が誇る著名なアーティストによる美術品、工芸作品の数々を船内至る所に展示することも特長です。加えて、日本のクルーズ船で初めてLNGを含む3種類の燃料に対応するエンジンならびに陸上電力受電装置を採用、環境負荷を低減させます。2025年夏の就航後は横浜港を母港に、「飛鳥II」と共に飛鳥クルーズでしか得られない最幸の時間を創出し、日本のクルーズ文化の発展を目指します。
船舶概要(2025年1月現在)
船籍 :日本
船籍港(母港):横浜港
総トン数 :52,200トン
全長 :230m 全幅:29.8m 喫水:6.7m
乗客数 :約740名
乗組員数 :約470名
客室数 :385室(全室海側バルコニー付き)
就航までのスケジュール
2025年春に竣工、ドイツから日本へ回航
2025年夏頃就航予定
「飛鳥III」の最新情報は「A-TIMES」として下記特集サイトにて紹介しています。
https://asukaluxury.asukacruise.co.jp/
飛鳥クルーズは、日本のお客様のライフスタイルや嗜好に合わせたクルーズを提供。現在日本籍最大の客船「飛鳥II」で、約100日間の世界一周クルーズやアジア・オセアニア方面の海外ロングクルーズ、日本の夏祭りを巡るクルーズ等多岐にわたる航路を展開、2025年夏に新造客船「飛鳥III」の就航を迎えます。
“本物との出会いと感動を伝える”ことをブランドコンセプトに、飛鳥クルーズでしか得られない最幸の時間を創出し、日本のクルーズ文化の発展を目指しています。