【名城大学】「Book-aid」が陸前高田市の復興支援で古本や物産品を販売

収益は津波からの避難の目安となる桜の植樹活動に生かす

古本や陸前高田市の物産品を販売した学生たち

東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市の復興支援に取り組んでいる学生団体「Book-aid」が6月7日、天白キャンパスの共通講義棟北で、学内などで回収した古本と陸前高田市から仕入れた物産品を販売しました。

「もっと活動を知ってもらい、広めていければ」とメンバー

「Book-aid」は陸前高田市の図書館再建を支援しようと、経済学部の渋井康弘教授のゼミ生有志で2016年に結成され、回収した古本を買い取り・販売会社に買い取ってもらった金額を陸前高田市に寄付するなどして支援を続けてきました。

図書館再建にめどがついたことから、2023年度からは「Book-aid」に参加していた経済学部OBがメンバーという縁で、津波からの避難の目安になる桜を植樹する活動を行っている陸前高田市の認定特定非営利活動法人「桜ライン311」への支援に転換し、今回の古本と物産品の収益は「桜ライン311」に寄付することにしています。

この日はメンバー約15人が参加し、昼休みの時間を利用して、学内に設置した回収箱などに集まって仕分けした古本約50冊(1冊100円)と、陸前高田市の特産品のリンゴジュースやマスカットサイダー、おやつおんぶなどをテーブルの上に並べて販売しました。

メンバーが「復興支援に協力をお願いします」「よかったら見ていってください」などと呼び掛けると、学生や教職員が本や物産品を手に取って品定めをして購入していました。メンバーは「この活動をもっと知ってもらって、広めていくことができれば」と期待していました。

手に取って品定め
購入で復興支援に協力
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