日本のモバイルセキュリティ市場規模は750億円規模に - Signals and Systems Telecom
株式会社グローバル インフォメーションは、市場調査会社Signals and Systems Telecomが発行した報告書「The Mobile Device & Network Security Bible: 2013 - 2020 (モバイルデバイスおよびネットワークセキュリティ調査レポート)」の販売を開始しました。
同レポートによると、モバイルデバイスとネットワークのセキュリティに関わるインフラ、ソフトウェアおよびサービスに対する世界全体の投資額が、2013年末までに90億米ドルに達すると予測されています。日本は最も高い成長を遂げる主要国の一つです。2013年末には日本市場は、7億6100万米ドル(750 億円)規模に達すると見られ、これはアジア太平洋地域におけるモバイルセキュリティへの投資額全体の30%に当たります。日本市場は、2015年までに10億米ドルの規模を超えると予測されます。
世界のモバイルネットワークは、年間50エクサバイトを上回るトラフィックを生み出しています。トラフィックがこのような膨大な量に上ってきたことと、AndroidのようなオープンソースのOSの採用が広まってきたこととが相まって、新たなセキュリティ脅威の可能性が開かれることとなりました。モバイルを対象としたマルウェア、SMSスパム、サイバーアタック、また、不正な盗聴・傍受などが全世界の企業や一般消費者、モバイルネットワーク事業者にとって深刻な問題となっています。
このような状況から、今度は企業やモバイルネットワーク事業者の双方が統合化セキュリティ機器やコンテンツセキュリティゲートウェイに対して大きな投資を行うようになっており、さらにはモバイル・セキュリティ・アズ・ア・サービス(SEaaS)などといった新興サブマーケットに門戸が開かれることとなりました。
デバイス側について見ると、スマートフォンやタブレットにアンチマルウェアやアンチウィルスのソフトウェアをインストールすることが当然と言える要件へと急速になりつつあります。さらにモバイルデバイスのメーカーでも、モバイルペイメントのようなセキュリティに気を遣うべき利用形態が広まってきたことから、指紋センサーなどの最新のバイオメトリックス機能を自社製のスマートフォンやタブレットに組み込むようになっています。
同レポートによると、モバイルデバイスおよびネットワークのセキュリティに対する投資額は、モバイル関連エコシステムの好況に促されて2013年だけを見ても約90億米ドルに上る見込みです。この市場は、さらに今後7年間にわたって約21%のCAGRで拡大を続けるものと予測されています。日本はこのような高成長を遂げる主要国に属します。
市場調査レポート: モバイルデバイスおよびネットワークセキュリティ調査レポート
The Mobile Device & Network Security Bible: 2013 - 2020
http://www.gii.co.jp/report/sns279476-mobile-device-network-security-bible.html
出版日: 2013年09月03日
発行: Signals and Systems Telecom
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