オラクル、モバイル開発やデータ統合を容易にする新しい自律型クラウド・サービスを提供開始

オラクルは本日、自律機能を備えた次世代の「Oracle Cloud Platform(https://cloud.oracle.com/ja_JP/paas)」サービスとして、「Oracle Mobile Cloud Enterprise」、「Oracle Data Integration Platform Cloud」、「Oracle API Platform Cloud」の提供開始を発表しました。これらのプラットフォーム・サービスは、高度な人工知能(AI)と機械学習により、主要タスクを自動化し、組織のコスト削減、リスク軽減、イノベーションの加速、予測的インサイトの獲得を支援します。

企業がダイナミックなビジネス環境を維持しながらイノベーションを継続するために、新規アプリケーション構築および最も厳しいワークロード実行のためのセキュアで包括的な統合型クラウド・サービスが求められています。オラクルのクラウド・サービスは、チューニング、パッチ適用、バックアップ、アップグレードなどの主要なオペレーション機能を自動化し、組織がより多くの時間を戦略的な事業活動に集中できるようにし、高いパフォーマンスおよび可用性、高度なセキュリティ機能を提供します。

Oracle Cloud Platform製品開発担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるアミット・ザベリー(Amit Zavery)は、次のように述べています。「当社のクラウド・ポートフォリオ全体にAIと機械学習の機能を組み込むことは、お客様にとって非常に大きな価値があります。当社の自律型エンタープライズのビジョンはお客様に受け入れられてきました。オラクルの自律型プラットフォーム・サービスを利用すれば、組織はAIを活用してコストの削減、イノベーションの加速、そしてビジネス変革を実現することができます」。

オラクルは昨年、自律型エンタープライズのビジョンを示し、世界初の自律型データベースを発表、その後、自律機能をクラウド・プラットフォーム・ポートフォリオ全体に拡張することを発表しました。そして、自律型プラットフォーム・サービス(「Oracle Autonomous Data Warehouse Cloud」、「Oracle Analytics Cloud」、「Oracle Integration Cloud」、「Oracle Visual Builder」)の提供により、そのビジョンを実現してきました。本日、自律型プラットフォーム・サービス・ポートフォリオの拡充を発表することで、オラクルはその勢いをさらに拡大していきます。オラクルは、ブロックチェーン、セキュリティ、管理、およびOLTPおよびNoSQLのデータベース・ワークロードへの自律機能を2018年中にリリースする予定です。

ムチュア・マドリード・オープンは「Oracle Cloud Platform」を利用してMatchBotを開発
ムチュア・マドリード・オープンは、テニス・ファンとのコミュニケーション向上のためにAI搭載チャットボットを導入した初めてのATP World Tour Masters 1000およびPremier WTAトーナメントとなりました。「Oracle Cloud Platform」を利用して実装された「MatchBot」というチャットボットは、AIを利用して自然な会話を維持し、イベント、選手、試合結果に関する情報や、ホスピタリティ・サービスの詳細、グッズ売り場の割引情報、チケット販売、アクセス、駐車場などの情報をファンに提供しました。

ムチュア・マドリード・オープンのプレジデント兼CEOであるジェラルド・ツォバニアン(Gerard Tsobanian)氏は、次のように述べています。「我々は、ムチュア・マドリード・オープンを21世紀のトーナメントにしたいと考えていました。MatchBotの開発により、テクノロジーとイノベーションの最前線に立つことができました。この新しいテクノロジーを利用することで、ビジターはトーナメントについて知りたいと思う情報を、楽しく、シンプルかつ迅速な方法で届けることができ、ビジターに驚くようなエクスペリエンスを提供することができました」。

AIが組み込まれた新しい「Oracle Cloud Platform」サービス
オラクルは、プラットフォーム・クラウド・サービスの最新セットに自律型機能を組み込み、組織がチャットボットや音声機能を使って新しい革新的ユーザー・エクスペリエンスを容易に開発できるようにし、ビジネス・ユーザーがインテリジェントなデータ統合タスクを実行したり、強力なAPI設計/管理を通じてビジネス・ロジックおよびデータを公開したりできるようにします。

Oracle Mobile Cloud Enterprise
「Oracle Mobile Cloud Enterprise」は、あらゆるバックエンド・システムをセキュアかつスケーラブルな方法で接続、拡張するモバイル・アプリやAIベースのチャットボットを開発、提供、分析および管理を行う包括的かつオープンな、実績あるエンタープライズ・プラットフォームを提供します。
・自己学習型チャットボットが対話や好みを観察し、頻繁に実行されるアクションを自動化。
・会話の自動学習により、訓練されたAIアルゴリズムを通じたオンラインチャット等のオペレーター(人間)対応へのシームレスなハンドオフを含め、スマートボットの機械学習の精度を高く維持。
・Q and A型チャットボットで実現する自動生成機能により、機械学習を活用し、非構造化データから多用な知識を抽出。

Oracle Data Integration Platform Cloud
「Oracle Data Integration Platform Cloud」は、機械学習とAIの組み合わせにより、あらゆる場所からデータのストリーム処理、移行、変換、エンリッチメント、ガバナンスを可能にする機能を提供します。これらの機能により、組織は全てのデータへのアクセスが可能となり、データから価値を迅速に引き出すことができ、より迅速かつ優れた判断を下せるようになります。
・データのストリーム処理またはバッチ処理を提供するワンクリックの自己定義タスクにより、ビッグデータ・レイクとデータ・ウェアハウスの作成をシンプルかつ自動化。それによりビッグデータ・プロジェクトの標準化と効率を向上。
・「Oracle Autonomous Data Warehouse Cloud」への迅速なデータ・デリバリーのための自己最適化されたデータ・パイプラインを提供。
・SaaS、オンプレミスおよびハイブリッド・ビジネス・アプリケーション間でのシステム誘導によるデータ共有を通じて、信頼性に優れた制御されたクラウドベースのアナリティクスを実現。
・機械が支援するデータ・キュレーションによりセルフサービスのデータ準備を迅速化し、データ・パイプライン作成時の手動作業を排除。

Oracle API Platform Cloud
「Oracle API Platform Cloud」は、「Oracle Cloud」、オンプレミスおよび他社クラウド環境にまたがり、APIゲートウェイのハイブリッド展開を可能にし、APIファーストのアジャイルな設計と開発をサポートします。最新のセキュリティ・プロトコルを採用しながら、APIライフサイクルのあらゆる側面を対象とするKPIに関するインサイトを提供します。
・使用率パターンについて継続的に学習し、計画、割り当て制限、構成を推奨。
・その他のポリシー使用および構成に基づいて、予測アルゴリズムを使ってポリシーおよびポリシー構成をAPI管理者に推奨。

Oracle Developer Cloud
全ての「Oracle Cloud」のサービスに含まれる「Oracle Developer Cloud」は、ソフトウェアの開発および配信サイクルを自動化し、チームによるアジャイル開発プロセスの管理を支援する包括的な開発プラットフォームです。使いやすいWebインターフェースや広く利用されている開発ツールとの統合により、より優れたアプリケーションをより迅速に提供できるようにします。
・複数の開発言語やMaven、Ant、Gradle、npm、Grunt、Gulp、Bowerなどの広く利用されているさまざまなフレームワークに対応する環境向けの自動化を支援。
・JUnitやSeleniumなどの広く利用されているテスト・フレームワークによって自動化をテストし、ロジックとUIの両方のテストの自動化を可能に。
・Docker、Kubernetes、Terraformのコマンドライン・インターフェイスを介した環境プロビジョニングの自動化。
・視覚的パイプライン・フローによる継続的インテグレーションの自動化。パイプライン実行のライブ監視やジョブ実行履歴の構築を中央で一元管理。

オラクルについて
Oracle Cloudは、ERP、HCM、Customer Experience(CX)を網羅した広範なSaaSアプリケーションに加え、業界最高水準のデータベースを含むPlatform as a Service(PaaS)、Infrastructure as a Service(IaaS)を米州、欧州、アジア全体にわたるデータセンターから提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関する詳細な情報については、www.oracle.comをご覧ください。

【本件に関するお問い合わせ先】
日本オラクル株式会社 広報室 石山
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

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