オフショアオペレーション&メンテナンスへの支出額は、2016年まで年平均8%で拡大する見通し
株式会社グローバル インフォメーションは、ダグラス・ウエストウッドが発行した報告書「The World Offshore Operations & Maintenance Market Forecast 2012-2016 (世界のオフショアO&M(オペレーション&メンテナンス)市場:市場予測(2012-2016年))」の販売を開始しました。
今後5年間で、世界のオフショアO&M(オペレーション&メンテナンス)への支出額は3,350億米ドルを超える規模になると、ダグラス・ウエストウッドは当報告書で予測しています。
当報告書の執筆者であるJenny Harbour によれば、「オフショアオペレーションとメンテナンスサービスの需要は、この5年間に年平均成長率6.3%で推移し、2011年には525億米ドルの規模に達しました。 同市場は2008年-2009年における世界経済の低迷の影響から回復し、今後の5年間は、年平均8%で成長すると予想されます。 石油価格の高騰、オフショア開発活動の高まり、機器やサービスのインフレ傾向の広がりが、この成長を支える見通しです。」
O&M市場は、設備投資を必要とする市場部門よりも、景気低迷の影響を受けにくいと考えられています。
世界のオフショア掘削活動が、2008年から2009年の間におよそ14%下降するなかで、オフショア生産(オペレーション活動全体をけん引する主要因)は、1%の成長となりました。
そして、機器やサービスの価格の下落にもかかわらず、世界のオフショアO&M市場は同じ期間にわずか0.04%下降したにすぎません。
生産サービスがO&M市場の支出額の大半を占めており、2007年から2011年の間に、生産関連サービスは、世界のO&M需要の44%となりました。
こうしたサービスはオフショア施設の生産レベルと直接的に関係しています。 石油・ガス貯留層が成熟化し、生産の維持にさらなる努力が必要となるために、生産関連サービスは強化されます。
必然的なオフショアガス・油田の成熟化によって、生産サービス部門は年平均7.4%で成長する見通しです。オペレーターは油井圧の低下や含水率の上昇の対応に取り組んでいます。
「2007年から2011年まで、世界需要の40%は西欧および北米が占めてきました。UK等を除いて、こうした地域は成長するものの、世界需要におけるシェアは2012年から2016年では34%に下降すると予想されます。 中東におけるオフショア生産の増加、そしてアフリカやラテンアメリカといった未成熟地域での深海開発への動きが背景となっています。」と、ダグラス・ウエストウッドのリサーチマネージャーであるRod Westwoodは述べています。
市場調査レポート: 世界のオフショアO&M(オペレーション&メンテナンス)市場:市場予測(2012-2016年)
The World Offshore Operations & Maintenance Market Forecast 2012-2016
http://www.gii.co.jp/report/dw234459-world-offshore-operations-maintenance-market.html
出版日 2012年03月
発行: Douglas-Westwood
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