ハネウェルの医療用繊維 「SPECTRA(R) MG BIO 医療用繊維」 青色バージョンを発表、手術時の視認性を向上
～手術の正確性と安全性の向上に貢献するハネウェルの新しい着色繊維技術～
[東京] 2022年5月26日 -- ハネウェル(Nasdaq:HON)は、当社の医療用繊維「Spectra(R) MG BIO 医療用繊維」ラインに新しく、青色バージョンを追加することを発表します。複数の針付縫合糸を用いる複雑な手術で糸の色分けによる視認性を高め、また明確な色の識別ができることで、手術の正確性と効率性、ならびに患者の安全性と快適性の向上に貢献します。
ハネウェル、Spectra MG BIO 医療用繊維担当ビジネスリーダーのアビー・ポールは「青色のSpectra MG BIO医療用繊維は、医療機器メーカーにおける整形外科向け機器の開発や手術法の改良を可能にし、これらの革新によって、さらに優れた医療の提供に貢献します。患者と医療従事者の双方をより良く守る外科的処置を可能にするこの技術は、世界中の整形外科用途において非常に重要なもので、ハネウェルはこの分野で新たな標準をリードしています」とコメントしました。
超軽量かつ超高強度で、従来のポリエチレン繊維に比べて非常に優れた耐薬品性、耐疲労性および耐摩耗性を有すSpectra MG BIO医療用繊維は、低侵襲手術に最も適したソリューションです。Spectra MG BIO医療用繊維技術は今年初めに、医療機器産業において最も厳格な品質マネジメントシステム規格であるISO 13485 認証を取得しました。
生体適合材料であるSpectra MG BIO医療用繊維ラインの色付きバージョンを用いることで、医療機器のさらなる小型化、強度の向上や、軽量化を可能にします。整形外科分野においては、ロボット手術での手術時間短縮や体内で危険な細菌などの発生を知らせるスマートインプラント(植込み型医療機器)などの、矯正的手術向けの既存機器や新しい用途で、新たな利点を付加します。
成長を続ける世界の整形外科向け医療機器市場の規模は、2024年には43億1千万ドル*に至ると見込まれており、当社の新しい技術もその成長に寄与してまいります。ハネウェルは、医療機器メーカーと協働し、材料を直接提供する体制で医療機器メーカーの用途に特化したサポートを提供しており、Spectra MG BIO医療用繊維色付きバージョンを用いた機器のさらなる改良をお手伝いしてまいります。
新しいSpectra MG BIO医療用繊維 色付きバージョンの世界販売開始は、本年第三四半期(7～9月)中を予定。米国、欧州、インド、アジアパシフィックやラテンアメリカなどの整形外科分野向け医療機器市場に展開してまいります。特に中国では、市場初の色付き繊維として中国国家薬品監督管理局(NMPA)から迅速に使用承認を受けたことから、新たな市場機会となります。
Spectra MG BIO医療用繊維について詳しくは、当社ウェブサイト(英語)をご覧ください。
https://lifesciences.honeywell.com/us/en/applications/medical-devices
